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BS世界のドキュメンタリー「三つ星シェフが挑む料理改革」 [テレビ]

「イギリスの料理がまずい」といいきるイギリス人シェフ(ヘストン・ブルメンタール)が改善するシリーズ
Heston's Mission Impossible (Renegade Pictures イギリス 2011年)

・機内食編
 まずい理由は再加熱のしすぎ
 出荷時にはまともな料理になっている
 しかし、飛行機に持ち込んでからオーブンで再加熱が行われるが、オーブンの設定は超高温しかないため、パサパサになってしまう。

 飛行機内で料理をすればいいのではないか
  場所が狭すぎて料理はできない
 たくさんの味を用意するために種類を増やすことも難しい
  決められた時間内に多くの客に出さないといけない
 
 飛行機内で感じる味覚の違い
 気圧が低い
 乾燥している 空港では58%だが、空の上にいくと20.8%。サハラ砂漠でも26%
 飛行機内では味覚が落ちる

 低圧実験室では、塩味や甘みは半分の感覚だったが、旨みについては地上とあまり変わらなかった

 対策として塩を倍使うようにするというのもあるが、健康志向に合わない
 そこでメニューは旨みを増やす方向にする

 チーズ、ノリなどを含んだシェパーズパイを作る。
 地上で食べたときはいろいろな味がしてうるさいのが不安
 飛行機内の場合だと、
  加熱は15分行うのみでよい
  うるさいと思われていた味も飛行機内で味覚が落ちているとちょうどいい


・小児病棟編

 予算は4ポンドなので?まずい
  つめたい、あじがしない
 入院患者の親は結局外でご飯を買ってきて与えたりしている

 理事の主張
  9割は自前で作っている。
  好みは人それぞれ

 ヘストンの主張
  ポテトワッフルにパスタ、豆の煮込みを添えたものが9割自前というのはありえない

 病院の調理室で作っているのは、栄養のバランスもいい料理を作っていた。
 しかし、それは職員のメニューだった(笑)
 子供の調理している人は二人だけで、揚げ物など手間のかからないものが多い。
 
 調理師たちは言われていることをやっているだけだと主張
  波の音が入ったカセットテープの音を聴かせるだけで健康だった時を思い出して目を輝かせる子供がいる。
  何かしらのきっかけが必要

 果物をベースにサンドイッチを作ってみる
  それだけでも子供たちはいつものメニューと違い真っ当なサンドイッチが出てきて目を輝かせる

 調理師たちに理事会へプレゼンをしてもらう


ちょっと書ききれなかったが基本的な部分

・両方共感情を大切にしているということ
 大人だろうが子供だろうが、料理を食べるときに感情に訴えられることが必要であるとヘストンは考えている
・番組が終わった後も意識して作っている
 実際に改善になっているかはわからないが、単にヘストンが改善するのではなく、相手を納得させてしかもその人にもできるメニューを考える。日本のバラエティーの何とか大作戦とかみたいに一過性(番組を作っているときだけ)のものではないということを番組内でアピールしているのもよい。そもそもタレントが出てきてしゃべる時間がないから情報量が違う。

ちょっと前にイギリスの旅行会社に社長自らが潜入捜査するやつがあったが、ちゃんと当たり前の感情を表現している所もよいところ。
久々に面白いドキュメンタリーだった。

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