史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち 感想 [本]
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (SUN MAGAZINE MOOK)
- 作者: 飲茶
- 出版社/メーカー: マガジン・マガジン
- 発売日: 2012/03/14
- メディア: 単行本
やっと読み終わったので感想。
高いのもさることながら、厚かったので読むのに時間がかかった。といっても文字も大きいし、読みやすいので気合を入れて一気に読み終わった。読むのが早い人なら1日だと思う。今回は前回ほど刃牙度は高くない。
内容は前著が西洋哲学、今回が東洋哲学でインドおよび中国での仏教の教え、哲学を書いてある。どうも東洋哲学というのが胡散臭いなぁと思っていたのもこの本で納得した。いや、納得というか前々から感じてはいたが、それを文章にしてもらった感じ。
2000年以上前の人たちがどういうことを考えていたからこういう教えが根付いたというような、原因や背景がわかりやすくかかれている。
ただ、1つだけ納得しなかったのは、科学も思い込みであるということ。まあ、確かに「マトリックス」のような考えが東洋哲学の根底にあるのだが、そのような世界では科学も思い込みの1つにすぎないといえる。しかし、純粋理系な自分にとってはどうしてもその部分は納得できないので、死ぬまで解脱することはないだろう。
よく、「科学も宗教だ」という人がいるが、東洋哲学は胡蝶の夢やマトリックスのように考えるので、この本を読めば確かにそのように感じるのもわかる。しかし、2chとかでいうような自分が理解出来ないから宗教と言ってしまうのとはわけが違うと思う。理解っていうのも東洋哲学は否定するのだが。
結局のところ東洋哲学全般に言えることは、無とか無常観みたいなものがあるので、理解したところで何の足しにもならないなーということw。東洋哲学とはわけが違う。さらになんで現代の仏教があまり理解されないのかというのもさらっと書いてある。
次はイスラム編らしい?ので次も楽しみにしたい。
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