エイリアン ブルーレイBOX(4枚組) 購入 [ブルーレイ]
【FOX HERO COLLECTION】エイリアン ブルーレイBOX(4枚組)(初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
- メディア: Blu-ray
思わず購入。散々洋画劇場で見た記憶もあるが、今見るといろいろ発見があって面白い。やっと全部見終わったので感想。
■エイリアン1
最近CG満載のド派手アクション映画ばかり見てたのでかなりおとなしめに感じた。
映像は昔のスタンダードであるいわゆる特撮なので見せ方に工夫がある。特にエイリアンの全身像はなかなか出てこないように撮影されていて趣深い。ただ、今時の合成技術を見てると物足りないなぁと。あとキャラクターも中途半端にテンプレ化してるようにも感じる。
SF的には、宇宙に出れるのにコンピューターとのインターフェイスが緑の文字画面というのに時代を感じる。
■エイリアン2
シリーズで一番おもしろいのはこれではなかろうか。いま見ても特に言うことなし。
■エイリアン3
マガジンか何かでオチを先に知ってしまったので見る気もしなかったので未見だった。
ここらへんから合成処理が入るようになるのだが、どう見ても合成なので萎える。ストーリーも救いがなく、2の感動はなんだったのかと微妙な気分になった。
■エイリアン4
なぜか腐敗した軍事政権になっている設定になっていたが、その当時のアメリカの風潮を反映したものなんだろうか。ストーリーも最初から最後までグロで救いがないw。はるか昔、日曜洋画劇場か何かで見たときはグロい印象しかなかったものだが、今見ると心情がよく分かる映画でもあった。
あとしゃべって字幕も出ているのに声が出ていないことが度々あった。マスタリングミスではなかろうか。
絵的には今見てみると合成技術が甘いのもあって描写が甘いかななんて思う部分も結構あるものだが、最近のアメリカの映画が、「アメリカマンセー、アメリカ軍マンセー」が多く、国が悪くないという思想がある上に作品を構築しているので、エイリアンシリーズの「国や企業は信用ならないうえにクズしかいない」というのは新鮮な気分だった。
エイリアンをテレビで見てた当時は子供だったので心理描写とかがまったく気にせずに楽しんで見てたもんだが、今見てみると生死を前にした時の決断という答えのない選択肢を常にぶつけてくるので見終わった後もやもやする。
エイリアンを懐かしんで見るなら、2>1ぐらいでやめておくのがいいと思う。3,4はよほどのエイリアン好き以外にはオススメできない。
あと全部完全版というかスペシャル・エディションで視聴したが、再生すると冒頭で監督の一言が再生されるのはいかがなものか。再販商売だから何か少しでもっていう配慮だろうか。
コメント 0