写真のヒストグラムがおかしいので調査したメモ [デジカメ]
白飛びするから補正してくれと頼まれたのでLightroomでヒストグラム見てみたのだが、白い方では飛んでいるように見えない写真があった。
白飛びするときはセンサーのダイナミックレンジを超えている場合なので、一番右側のMAX値に張り付いている部分が多いのが普通。ところが、感覚的に245ぐらいのところで数値が止まっている。しかし、画像を見てみると確かに白飛びしている。
撮影は7Dを使ったとのことで、普通に考えたらこれは7Dのバグにしか思えないので色々試してみた。
・ファームウェアが2.0.0だったので2.0.3にアップデート
・レンズがSigmaだったので、Canon EF 40 にしてみたけど、駄目
・オプティカルホワイトバランス?だかなんだかをOFFにしても駄目
・露出補正をしても駄目
しかも、手振れ写真とったりするとなぜか階調がちゃんと出てくる謎。
ファームにかなり癖があると思うのだが、似たような話をぐぐっても全く出てこないので、別のモデル・メーカーのも含めて調べようと思い、アップロードサイトを見てみたところ、割りと似たような問題はあるようだ。
http://sokuup.net/
このサイトのアップロードされている画像をいくつか見てみた。
なおこのページのヒストグラムはぶっ壊れているのでChromeのヒストグラム拡張で確認した。
これなんかがそうで、太陽光下では右側の山は白のはずなのだが、一番右にきていない。
レタッチする場合は、白が白として表現されていると味がないので、あえてこのようにする場合があるのだが、自分が見た画像では撮って出しの状態でこうなっている。これは白飛びを意地でもさせないようになっているのだろうか。
その割に黒は完全に潰れていて、左側には盛大に山がある。
一方で、同じ太陽光下でも、こういう写真だったら白の部分が若干飛んでいるだけで、写真としては自然に見える。これが自分が思う太陽光下での自然な撮って出し(に見える)画像。
思うに、7Dの売りである高速度撮影を行うために、ファームウェアの処理が簡易的であるか、Canonらしくセンサーを使いまわしした結果、ダイナミックレンジがおかしくなる場合があり、それをごまかすために高域をカットしているのではないだろうか。
これはKissDigitalXらしいが、やはり高域カットされている。全体的に暗いのでレタッチしたのかもしれない。
この30Dは正常
5D mark II
いじられているように思えるが、かなり高度に補正されているように見える。30万超えるモデルのなせる技か?
7D 軽微ではあるが、やっぱり高域がカットされている。
Nikon D600 まさに同じ現象。レタッチしていないのにこうなっているのであれば、センサーでは飛んだ画像をファームウェアで補正しているためと思われる。
というわけで、7Dだけではなく、一般的にある現象のようだ。サンプルはNikonのミドルレンジだけだが。
個人的に設定で高域が完全に飛んでしまうような写真は補正がしづらいので好きではないが、このようになってしまうのは撮影時の設定があっていないためと思われる。ただ、AWBで撮影しているのであればこのような補正はメーカーにはやってほしくないのだが、EOS 7DではAWBの弱め方がわからなかった。マニュアルにするとよいのだろうか・・・
白飛びするときはセンサーのダイナミックレンジを超えている場合なので、一番右側のMAX値に張り付いている部分が多いのが普通。ところが、感覚的に245ぐらいのところで数値が止まっている。しかし、画像を見てみると確かに白飛びしている。
撮影は7Dを使ったとのことで、普通に考えたらこれは7Dのバグにしか思えないので色々試してみた。
・ファームウェアが2.0.0だったので2.0.3にアップデート
・レンズがSigmaだったので、Canon EF 40 にしてみたけど、駄目
・オプティカルホワイトバランス?だかなんだかをOFFにしても駄目
・露出補正をしても駄目
しかも、手振れ写真とったりするとなぜか階調がちゃんと出てくる謎。
ファームにかなり癖があると思うのだが、似たような話をぐぐっても全く出てこないので、別のモデル・メーカーのも含めて調べようと思い、アップロードサイトを見てみたところ、割りと似たような問題はあるようだ。
http://sokuup.net/
このサイトのアップロードされている画像をいくつか見てみた。
なおこのページのヒストグラムはぶっ壊れているのでChromeのヒストグラム拡張で確認した。
これなんかがそうで、太陽光下では右側の山は白のはずなのだが、一番右にきていない。
レタッチする場合は、白が白として表現されていると味がないので、あえてこのようにする場合があるのだが、自分が見た画像では撮って出しの状態でこうなっている。これは白飛びを意地でもさせないようになっているのだろうか。
その割に黒は完全に潰れていて、左側には盛大に山がある。
一方で、同じ太陽光下でも、こういう写真だったら白の部分が若干飛んでいるだけで、写真としては自然に見える。これが自分が思う太陽光下での自然な撮って出し(に見える)画像。
思うに、7Dの売りである高速度撮影を行うために、ファームウェアの処理が簡易的であるか、Canonらしくセンサーを使いまわしした結果、ダイナミックレンジがおかしくなる場合があり、それをごまかすために高域をカットしているのではないだろうか。
これはKissDigitalXらしいが、やはり高域カットされている。全体的に暗いのでレタッチしたのかもしれない。
この30Dは正常
5D mark II
いじられているように思えるが、かなり高度に補正されているように見える。30万超えるモデルのなせる技か?
7D 軽微ではあるが、やっぱり高域がカットされている。
Nikon D600 まさに同じ現象。レタッチしていないのにこうなっているのであれば、センサーでは飛んだ画像をファームウェアで補正しているためと思われる。
というわけで、7Dだけではなく、一般的にある現象のようだ。サンプルはNikonのミドルレンジだけだが。
個人的に設定で高域が完全に飛んでしまうような写真は補正がしづらいので好きではないが、このようになってしまうのは撮影時の設定があっていないためと思われる。ただ、AWBで撮影しているのであればこのような補正はメーカーにはやってほしくないのだが、EOS 7DではAWBの弱め方がわからなかった。マニュアルにするとよいのだろうか・・・
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