ヘッドフォン選びの指標 [オーディオ]
俺的ヘッドフォン・イヤホングレード指標
ゼンハイザーの開放型やShureのカナルは値段ごとのグレードが明確に有りわかりやすい。
逆にラインアップとして出してみましたなんていうような会社は値段があがると音質が下がるような場合すらありうる。
なので、コスパがすごく気になる人は、ゼンハイザー、Shureの値付けと音のグレードの違いを一度は聞いてみて、それと比較することでコスパがいいか悪いかを判断できると思う。
が、これだけメーカーが有るというのは好き嫌いはあると思うので、この基準を踏まえた上で好きなモデルを買えば満足度が高いと思う。
■価格帯による傾向
価格ごとの基準で書いているが、最近は消費税、アベノミクスによる円安の影響で若干ずれていると思う。
・1Kクラス
ノイズが多く、レンジも狭い
一昔前の携帯電話の音声のように、音が変わってしまい、元の音がわからないレベルのものが多い
ただ鳴っているだけという印象
・5K以下
ノイズが多い
音にも歪みが多い
高音や低音が全くでない
自分としてはもう買うことはないグレードではあるが、これより安いと本当にすぐぶっ壊れるし、音がそもそも正しくないと思うので最低ラインとしての価値はある。
カナル型で高音や低音が出ないのは2ドライバであるためのことが多い。
PC直挿し、一昔前のポータブル機器など、元々の音質が悪い場合はこれぐらいで十分
HD4xx系あたりになるだろうか。この辺りの低価格レンジはオーディオテクニカは優秀だと思う。
・8K
割引などでよくあるタイプ
5Kのものに比べると色付けが多いタイプが多い(低音ブーストとか)
質的には5Kと変わらない割にノイズが多い
コスパモデルがたまにあるが、逆に外れモデルも多い。それは5Kモデルに無理して色を付けた結果、ノイズや歪みが逆に増えているモデルも少なからずある。そのため、何も知らない人が奮発して失敗しやすい価格帯でもあると思う。
カナルの場合、2ドライバ構成のままウーファーだけ出力を上げるなんてことが多く質が悪い。
・12K~15K
普通に売られている12Kクラスだとまだ荒はあるがたまに2万クラスがここまで落ちることがある
外見が悪いとかモデルチェンジなどの理由で投げ売りだが、そういうときが一番うまい
IE-30、Shure SRH840を買った時ははまさにこのレンジ
またこれ以上の価格のラインアップを出さないメーカーも多いので種類が豊富だが、そういうメーカーは音質と価格のグレードがはっきりしていないので、単に割高なだけであることが多い。
開放型ヘッドフォンではこの価格帯がピンキリで迷う。
========= ここから下はオーディオヲタ==============
基本的にここから下の価格帯では、再生機など周りの環境も整えないと意味が無い場合が多い
・18K~22K
ノイズ、歪み率がかなり抑えられている
高音、中音、低音は必要十分
ただ、上位の3万クラスとの差別化のため、やはり少しだけ難がある(極低音や高音のどちらかを割り切っている場合が大半)
金持ちはこの価格のものを買うなら3万のモデルを買ったほうが満足度は確実に高い
ゲーム、音楽なんにでも使うなんて人は多分ここが上限だろう。
これ以上の価格帯は周り(再生機など)の環境のほうが重要になる。
HD598はアンプ無しでも低音がかなり出るので、ゲームなどでも迫力が出るし、フルオケ的なクラシックなんかでも迫力が出るので割りとオススメ。ここからバランスを変えるのは割りと至難な気はする。
澪フォンことK701
低音はすっぱり割り切ることで解像度がが向上している。が、まったく出ないわけではない。
ゲームをやらない、ドンシャリの曲を聞かないなど、迫力を必要としない、音楽重視、最近で言えばボカロメインならここらへんはベストチョイスではないだろうか。
低音そんなに欲しくないって人にも合う。価格もよい。
・30K~
大抵のメーカーイチオシのグレード
キャラ付けもしつつ、ネガも潰すというオーディオメーカーの力量が出る。
ただ、HD650に限っては規格外の300Ωなのでアンプ必須。
というか、この価格帯以上のものを使う場合は周りも揃えないと真価を発揮できない事が多いので、一気にコスパが悪くなる。
一聴してこれ買っときゃしばらく他のものいらないんじゃねーのとは思う。環境さえあれば。
・50K
木を使うだとか、もう音質とはあまり関係ないところで勝負している(気がする)
■キーワード
・密閉 (音質減)
上のほうではあえて書かなかったが、密閉モデルと開放モデルがある
何も知らない人からすると、ヘッドフォンなんだから密閉のほうがいいんじゃないの?なんて思うだろうが、音質を追求するヘッドフォンが開放型になるのは、外の音を聞きたくないからではない。スピーカーの音を出している振動板は前方向(耳側)だけではなく後にも音を出す。開放型の場合は問題ないが、密閉型のように後ろ(耳と反対側)で音が反響して跳ね返ってくると音が篭って聞こえる。
が、外の音が気になる人はやむなくこれを選択する人もいるだろう。たまに外でこれを使っている人がいるが、それならカナルでいいんじゃとは思う。
密閉だから悪いというわけでは必ずしも無く、外部の音を聞きたくないプロが使うモニター用は密閉型だったりする。プロがスタジオで使う場合、他の人も同じように視聴しているので開放型で音駄々漏れとかやったら顰蹙を買うのでやむなしという面があるのだろうか。ただ、モニター型はフラットでソースの確認に必要十分なモデルなのでオーディオ的に面白いかどうかというとまた別の話。
SONYのド定番モデル
・カナル +10K
高い耳栓。密閉よりも遮音性は高いが、音質面だけでみると値段も1万増し(2万のカナルが開放では1万クラス)という感じがする。サイズ的な制約により、最高の音質を求めることが難しいため、必然的に割高になる。
オーディオヲタ的には、高音、中音、低音をそれぞれのドライバがうけもつ3ドライバ式が最低ラインではないか。しかし3ドライバは最低3万。音質だけで考えると2万出せば満足できるヘッドフォンに比べると+1万ぐらい高くなる。
・ノイズキャンセリング+10K +20K
音質的にはノイズキャンセリングOFFの状態で3万モデルだったら2万の無しモデルと同等と判断するべき
また、ノイズキャンセリングが有効の時に音が歪んだり、ホワイトノイズが増えるというネガもある。
明らかにうるさい環境(サーバールーム、電車、飛行機など)で使用するならわかるが、普段の常用につかうのは正直不向きだし、カナルでいいんじゃと思う。うるさい環境で会話をしたい人向け?
改めて視聴してきたが、正直2万円分ぐらい価格に上乗せされていると思う。音質求めるなら買ってはいけない。特殊環境な人向け。なのにこれでハイレゾ対応とかいっちゃうソニーははっきり言って詐欺。
・DAC
DACと書くと専用の機械のように思われるが、ポータブル機器、ゲーム機、PCなど、デジタル音源をイヤホン、スピーカーで聞く場合にはすべてDACを通している。ただ、内臓のDACの品質がものによってまちまちである。
PCの場合、デジタルデータがアナログ化される際にDACの変換精度やノイズの影響を強く受ける。
昨今では低価格USB-DACが幅広く発売されているので、PCにおいては1万円以下のものを選ぶというのはよい選択
PCのプアな出力に3万のヘッドフォンは宝の持ち腐れで、2万のヘッドフォン+USB-DAC1万のほうが音質的には段違いに違う(はず)
ただ、DACについてはかなりコスパに差があり、物量とテクノロジーをどうコストに反映させるかというのは、モデルによってかなり違う。コスパ追求するなら中華DACを中心に選ぶべきだが、一昔前は中華=粗悪設計であり、ノイズ、歪みがひどかった。今はむしろ中華のほうがコスパは間違いなくいいと思う。
・アンプ
低音に関してはアンプのパワーがものという。低音に物足りない場合、DACのパワーだけでは低音が出てこない場合がある。が、純粋にアナログアンプとしてみると、間違いなくホワイトノイズが乗るので、単体で買うのであれば、高いDACを買ったほうが良い場合が多いと思う。
イコライザ使えば?という話も多少はあるが、厳密にはめんどくさい話なので割愛。
視聴した時に同価格帯のSONYのPHA-1とTEACのHA-P50で比較したが、誰がどう聞いてもHA-P50しか無いと思うがどうだろうか。あくまでもアナログアンプの比較なのでDACまで含めるとキャラが変わるかもしれないが・・・。PHA2はいいと思ったが、アナログアンプ部分の音質だけで考えれば3機種の中ではTEACが候補だった。
・国内正規品
ろくに不良品対応もしない代理店という上前をはねるだけの簡単なお仕事。
3年前は輸入品のほうが絶対良かった。今は円安で旨味がない。オーディオは海外メーカーのほうが多いので、円安はオーディオ的にはマイナス。
ぶっちゃけ輸入ヘッドフォン買うならサウンドハウスで買うべき
http://www.soundhouse.co.jp/
ゼンハイザーのケーブル、イヤーパッドやスピーカーケーブルの購入など本当にお世話になっている。
・ソニー
大企業であるソニーは右手と左手で同じジャンルのものを開発する。元々のオーディオやっているところ(右手)が出していたモデルは着実で、値段もそれなり、ソニーが好きなら間違いなく買いだろう。が、ここ最近とくにハイレゾを売りにしているモデルははっきり言って割高。1万円ぐらいの音質を2~3万でかわされている感がある。何も知らない人に請求力はあると思うが、こういうその場しのぎで客を食い物にする姿勢こそ、オーディオ業界が長年やってきた欺瞞だと思う。嘘がバレた時にそのメーカーは嫌いになる。
ソニーのオーディオのラインアップ見る限り、ソニー内部でもまじめにやっている人が割りを食っているように思える。
■悪い例
・HD650をPCに直挿し
PCの出力は5KのUSB-DACの足元にも及ばない。PCの出力に値段をつけるとすれば1K。
1Kの出力に30Kのヘッドフォンというのは大変バランスが悪い。
5K~10KのUSB-DACを使うと、20Kクラスまでは聴覚上変化がない。
何らかの理由で直挿ししかできないのであれば、ヘッドフォンは5Kクラスで足りる。
・おにゃのこの声ばかり聞くのにソニーのXBモデルを買う
知り合いの知り合いのミスチョイス
ソニーで目についたものを買ったようだが、ここ2,3年ぐらいXBモデル推しをしていて、手に届くところにXBモデルがある。XBモデルはExtra Bassモデルで要は低音マシマシモデルなので、ドンシャリ音楽聞く場合以外にはまったく向かない。
・迫力が欲しいのにK701を買う
ズンチャカしないのでK701のほうが高尚と思われるだろうが、ズンチャカしてたほうが楽しい場合もあるし、そういうほうが好きな人もいる。自分はそういうタイプなので、K701はいいとは思うが購入まではいたらなかった。
ヘッドフォンの場合複数持っててもあまり場所を取らないので、オーディオオタクではキャラの違うヘッドフォンを複数持ってて気分で変えるという人も割りと見かけるので、こだわりだしたら複数持ちというのは自分の基準を確認する意味ではありだと思う。
ゼンハイザーの開放型やShureのカナルは値段ごとのグレードが明確に有りわかりやすい。
逆にラインアップとして出してみましたなんていうような会社は値段があがると音質が下がるような場合すらありうる。
なので、コスパがすごく気になる人は、ゼンハイザー、Shureの値付けと音のグレードの違いを一度は聞いてみて、それと比較することでコスパがいいか悪いかを判断できると思う。
が、これだけメーカーが有るというのは好き嫌いはあると思うので、この基準を踏まえた上で好きなモデルを買えば満足度が高いと思う。
■価格帯による傾向
価格ごとの基準で書いているが、最近は消費税、アベノミクスによる円安の影響で若干ずれていると思う。
・1Kクラス
ノイズが多く、レンジも狭い
一昔前の携帯電話の音声のように、音が変わってしまい、元の音がわからないレベルのものが多い
ただ鳴っているだけという印象
・5K以下
ノイズが多い
音にも歪みが多い
高音や低音が全くでない
自分としてはもう買うことはないグレードではあるが、これより安いと本当にすぐぶっ壊れるし、音がそもそも正しくないと思うので最低ラインとしての価値はある。
カナル型で高音や低音が出ないのは2ドライバであるためのことが多い。
PC直挿し、一昔前のポータブル機器など、元々の音質が悪い場合はこれぐらいで十分
HD4xx系あたりになるだろうか。この辺りの低価格レンジはオーディオテクニカは優秀だと思う。
・8K
割引などでよくあるタイプ
5Kのものに比べると色付けが多いタイプが多い(低音ブーストとか)
質的には5Kと変わらない割にノイズが多い
コスパモデルがたまにあるが、逆に外れモデルも多い。それは5Kモデルに無理して色を付けた結果、ノイズや歪みが逆に増えているモデルも少なからずある。そのため、何も知らない人が奮発して失敗しやすい価格帯でもあると思う。
カナルの場合、2ドライバ構成のままウーファーだけ出力を上げるなんてことが多く質が悪い。
・12K~15K
普通に売られている12Kクラスだとまだ荒はあるがたまに2万クラスがここまで落ちることがある
外見が悪いとかモデルチェンジなどの理由で投げ売りだが、そういうときが一番うまい
IE-30、Shure SRH840を買った時ははまさにこのレンジ
またこれ以上の価格のラインアップを出さないメーカーも多いので種類が豊富だが、そういうメーカーは音質と価格のグレードがはっきりしていないので、単に割高なだけであることが多い。
開放型ヘッドフォンではこの価格帯がピンキリで迷う。
【国内正規品】 ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD518
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- メディア: エレクトロニクス
========= ここから下はオーディオヲタ==============
基本的にここから下の価格帯では、再生機など周りの環境も整えないと意味が無い場合が多い
・18K~22K
ノイズ、歪み率がかなり抑えられている
高音、中音、低音は必要十分
ただ、上位の3万クラスとの差別化のため、やはり少しだけ難がある(極低音や高音のどちらかを割り切っている場合が大半)
金持ちはこの価格のものを買うなら3万のモデルを買ったほうが満足度は確実に高い
ゲーム、音楽なんにでも使うなんて人は多分ここが上限だろう。
これ以上の価格帯は周り(再生機など)の環境のほうが重要になる。
HD598はアンプ無しでも低音がかなり出るので、ゲームなどでも迫力が出るし、フルオケ的なクラシックなんかでも迫力が出るので割りとオススメ。ここからバランスを変えるのは割りと至難な気はする。
【国内正規品】 ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD598
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- メディア: エレクトロニクス
澪フォンことK701
低音はすっぱり割り切ることで解像度がが向上している。が、まったく出ないわけではない。
ゲームをやらない、ドンシャリの曲を聞かないなど、迫力を必要としない、音楽重視、最近で言えばボカロメインならここらへんはベストチョイスではないだろうか。
低音そんなに欲しくないって人にも合う。価格もよい。
AKG 2011年版 K701 リファレンスヘッドホン オーストリア製 並行輸入品
- 出版社/メーカー: AKG
- メディア: エレクトロニクス
・30K~
大抵のメーカーイチオシのグレード
キャラ付けもしつつ、ネガも潰すというオーディオメーカーの力量が出る。
ただ、HD650に限っては規格外の300Ωなのでアンプ必須。
というか、この価格帯以上のものを使う場合は周りも揃えないと真価を発揮できない事が多いので、一気にコスパが悪くなる。
【国内正規品】 ゼンハイザー ダイナミックオープンエアヘッドホン ハイグレードモデル HD650
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- メディア: エレクトロニクス
一聴してこれ買っときゃしばらく他のものいらないんじゃねーのとは思う。環境さえあれば。
・50K
木を使うだとか、もう音質とはあまり関係ないところで勝負している(気がする)
ゼンハイザー Sennheiser HD800 ダイナミック・オープン型ヘッドフォン 並行輸入品
- 出版社/メーカー: Sennheiser
- メディア: エレクトロニクス
■キーワード
・密閉 (音質減)
上のほうではあえて書かなかったが、密閉モデルと開放モデルがある
何も知らない人からすると、ヘッドフォンなんだから密閉のほうがいいんじゃないの?なんて思うだろうが、音質を追求するヘッドフォンが開放型になるのは、外の音を聞きたくないからではない。スピーカーの音を出している振動板は前方向(耳側)だけではなく後にも音を出す。開放型の場合は問題ないが、密閉型のように後ろ(耳と反対側)で音が反響して跳ね返ってくると音が篭って聞こえる。
が、外の音が気になる人はやむなくこれを選択する人もいるだろう。たまに外でこれを使っている人がいるが、それならカナルでいいんじゃとは思う。
密閉だから悪いというわけでは必ずしも無く、外部の音を聞きたくないプロが使うモニター用は密閉型だったりする。プロがスタジオで使う場合、他の人も同じように視聴しているので開放型で音駄々漏れとかやったら顰蹙を買うのでやむなしという面があるのだろうか。ただ、モニター型はフラットでソースの確認に必要十分なモデルなのでオーディオ的に面白いかどうかというとまた別の話。
SONYのド定番モデル
SONY MONITOR HEADPHONES MDR-CD900ST
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: エレクトロニクス
・カナル +10K
高い耳栓。密閉よりも遮音性は高いが、音質面だけでみると値段も1万増し(2万のカナルが開放では1万クラス)という感じがする。サイズ的な制約により、最高の音質を求めることが難しいため、必然的に割高になる。
オーディオヲタ的には、高音、中音、低音をそれぞれのドライバがうけもつ3ドライバ式が最低ラインではないか。しかし3ドライバは最低3万。音質だけで考えると2万出せば満足できるヘッドフォンに比べると+1万ぐらい高くなる。
Ultimate Ears TripleFi 10 Noise-Isolating Earphones 並行輸入品
- 出版社/メーカー: Ultimate Ears
- メディア: エレクトロニクス
・ノイズキャンセリング
音質的にはノイズキャンセリングOFFの状態で3万モデルだったら2万の無しモデルと同等と判断するべき
また、ノイズキャンセリングが有効の時に音が歪んだり、ホワイトノイズが増えるというネガもある。
明らかにうるさい環境(サーバールーム、電車、飛行機など)で使用するならわかるが、普段の常用につかうのは正直不向きだし、カナルでいいんじゃと思う。うるさい環境で会話をしたい人向け?
改めて視聴してきたが、正直2万円分ぐらい価格に上乗せされていると思う。音質求めるなら買ってはいけない。特殊環境な人向け。なのにこれでハイレゾ対応とかいっちゃうソニーははっきり言って詐欺。
・DAC
DACと書くと専用の機械のように思われるが、ポータブル機器、ゲーム機、PCなど、デジタル音源をイヤホン、スピーカーで聞く場合にはすべてDACを通している。ただ、内臓のDACの品質がものによってまちまちである。
PCの場合、デジタルデータがアナログ化される際にDACの変換精度やノイズの影響を強く受ける。
昨今では低価格USB-DACが幅広く発売されているので、PCにおいては1万円以下のものを選ぶというのはよい選択
PCのプアな出力に3万のヘッドフォンは宝の持ち腐れで、2万のヘッドフォン+USB-DAC1万のほうが音質的には段違いに違う(はず)
ただ、DACについてはかなりコスパに差があり、物量とテクノロジーをどうコストに反映させるかというのは、モデルによってかなり違う。コスパ追求するなら中華DACを中心に選ぶべきだが、一昔前は中華=粗悪設計であり、ノイズ、歪みがひどかった。今はむしろ中華のほうがコスパは間違いなくいいと思う。
・アンプ
低音に関してはアンプのパワーがものという。低音に物足りない場合、DACのパワーだけでは低音が出てこない場合がある。が、純粋にアナログアンプとしてみると、間違いなくホワイトノイズが乗るので、単体で買うのであれば、高いDACを買ったほうが良い場合が多いと思う。
イコライザ使えば?という話も多少はあるが、厳密にはめんどくさい話なので割愛。
視聴した時に同価格帯のSONYのPHA-1とTEACのHA-P50で比較したが、誰がどう聞いてもHA-P50しか無いと思うがどうだろうか。あくまでもアナログアンプの比較なのでDACまで含めるとキャラが変わるかもしれないが・・・。PHA2はいいと思ったが、アナログアンプ部分の音質だけで考えれば3機種の中ではTEACが候補だった。
TEAC ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ブラック HA-P50-B
- 出版社/メーカー: ティアック
- メディア: エレクトロニクス
・国内正規品
ろくに不良品対応もしない代理店という上前をはねるだけの簡単なお仕事。
3年前は輸入品のほうが絶対良かった。今は円安で旨味がない。オーディオは海外メーカーのほうが多いので、円安はオーディオ的にはマイナス。
ぶっちゃけ輸入ヘッドフォン買うならサウンドハウスで買うべき
http://www.soundhouse.co.jp/
ゼンハイザーのケーブル、イヤーパッドやスピーカーケーブルの購入など本当にお世話になっている。
・ソニー
大企業であるソニーは右手と左手で同じジャンルのものを開発する。元々のオーディオやっているところ(右手)が出していたモデルは着実で、値段もそれなり、ソニーが好きなら間違いなく買いだろう。が、ここ最近とくにハイレゾを売りにしているモデルははっきり言って割高。1万円ぐらいの音質を2~3万でかわされている感がある。何も知らない人に請求力はあると思うが、こういうその場しのぎで客を食い物にする姿勢こそ、オーディオ業界が長年やってきた欺瞞だと思う。嘘がバレた時にそのメーカーは嫌いになる。
ソニーのオーディオのラインアップ見る限り、ソニー内部でもまじめにやっている人が割りを食っているように思える。
■悪い例
・HD650をPCに直挿し
PCの出力は5KのUSB-DACの足元にも及ばない。PCの出力に値段をつけるとすれば1K。
1Kの出力に30Kのヘッドフォンというのは大変バランスが悪い。
5K~10KのUSB-DACを使うと、20Kクラスまでは聴覚上変化がない。
何らかの理由で直挿ししかできないのであれば、ヘッドフォンは5Kクラスで足りる。
・おにゃのこの声ばかり聞くのにソニーのXBモデルを買う
知り合いの知り合いのミスチョイス
ソニーで目についたものを買ったようだが、ここ2,3年ぐらいXBモデル推しをしていて、手に届くところにXBモデルがある。XBモデルはExtra Bassモデルで要は低音マシマシモデルなので、ドンシャリ音楽聞く場合以外にはまったく向かない。
・迫力が欲しいのにK701を買う
ズンチャカしないのでK701のほうが高尚と思われるだろうが、ズンチャカしてたほうが楽しい場合もあるし、そういうほうが好きな人もいる。自分はそういうタイプなので、K701はいいとは思うが購入まではいたらなかった。
ヘッドフォンの場合複数持っててもあまり場所を取らないので、オーディオオタクではキャラの違うヘッドフォンを複数持ってて気分で変えるという人も割りと見かけるので、こだわりだしたら複数持ちというのは自分の基準を確認する意味ではありだと思う。
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