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トランスフォーマー ロストエイジ 感想 [映画]

IMAX 3D 字幕で視聴

前作は「トランスフォーマー」ではなく「アメリカ軍」であったため、BDを買わなかった。
今回は仕切り直しになるのかとどうか、がポイントだった。
結果は×。アメリカ軍が、アメリカ人になっただけ。「アメリカ人 with トランスフォーマー」が正しいタイトル。

何しろ3時間というのが本当に長い。家でBDでトイレいきたくなったら中断してまた見るというわけにも行かない映画館での視聴での3時間は本当に厳しい。プレミア席じゃなかったら耐え切れなかっただろう。いつもなら買う飲み物も買わなかった。

30分単位ぐらいで見てると、金もかかってるように見えるし、アクションもそれなりに派手だし、ストーリーもそれなりにわかりやすいのだが、1本の映画、そしてトランスフォーマーの映画としてみると大変冗長。

・娘の大学に行く金が必要
・父娘の確執
・CIAが悪巧みしている
・娘のボーイフレンドがレースドライバーでカーチェイス

上記のようなアメリカ人テンプレはパシフィック・リムみたいにナレーション数分で十分。それをだらだらと見せられたのでまったくテンションあがらない。

あとトランスフォーマーがちょっと絡んだのは、従業員(仮)のゴア死。彼もチンピラならまだよかったのだが、ちょっと抜けてるだけで別に悪い奴いじゃないのがまたスカッとしない。「家族」以外は死んでもいいという白人アメリカンスタイルにうんざり。それに死体とランボルギーニ(カッコ悪い名前のウラカンと思われる)とのショットをこれでもかと写していたが、白人の悪趣味さが良く出ていると思う。

現代らしい構成で、企業と国家と中国が絡むみたいなのもやっているが

・ニセスティーブ・ジョブズ登場
・ニセスティーブ・ジョブズの秘書が中国人(という意味ではFacebookもちょっと入ってるのか)
・セキュリティザルなら研究所が何故か本社にある
・国家レベルのセキュリティ案件を中国に持ち出し

3時間やるんだったらむしろこういうところを何とかするべき。
リアルで映画に中国資本が入っているので、中国に行く。中国に行ったら行ったで

・地元民の無口なにーちゃんがいきなりカンフーの達人
・秘書とCIAのカーチェイス&ストリートファイト
・九龍城っぽいところで、追いかけっこ

と、やはり文字で書くと「どこにトランスフォーマがーいるんだ」と思われるだろうが、実際いないんだからしょうがない。あと最初北京だと思ったが、気がついたら香港になっていた。上海だったかも。

そして、終盤も終盤、いきなり彼らの力を借りるしか無い(キリッ)とオプティマス・プライムが思い出したかのように、中国の謎の山奥の洞窟に眠る脱出に使った宇宙船の中の牢屋に入れっぱなしだった恐竜タイプのトランスフォーマーを覚醒。よくわからない確執も数分で解消し共闘(おい)。むしろここからスタートしてある事件で確執が解消されて共闘というのが美しい流れではないか。

ここからが本編のはずだが、すでに仲間になった後なので、敵の雑魚をちぎってはなげちぎってはなげをするもつかの間、ボスの磁力兵器でオロオロ。でもオプティマスがミサイルを打ち込んで破壊。ここも文章にしてみると意味がわからないが、実際そうだからしょうがない。

確かアニメ版では恐竜タイプのやつは、メガトロンに騙されて対立してたみたいな話があったと思っていたが、まったく勘違いだったようだ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88

あとはボスとプライムの勝負だった。友人の不満点として、トランスフォーマーは何が致命傷なのかよくわからない、というのがあったが、ここはまさにその通りで、動体貫かれたオプティマスが苦しそうにはしているがピンピンしているのがまったくもって謎。人間とオプティマスの共闘で無事ボスを撃破。大団円。


上記の点はトランスフォーマーにほとんど関係がない話で、関係があったところで覚えいるところというと

・開幕早々オプティマス・プライムの口が悪い
 これはこのシリーズ最初からのポリシーでここだけは好感
・日本タイプ()のサムライ野郎が登場
 謎俳句を読まれるが、字幕が下手すぎて俳句だとわからない
 また、日本タイプのくせにLexusにすらならない
 ほかが1億円のパガーニとかだから見栄えの問題もあるだろうが。
・バンブルビーがいきなりチンピラ化
・このシリーズの悪いところとして、アクションが何やってるかわからないところはいつも通り

というわけで、今回もBDは買わないだろうということで、65点にする。

クオリティは高いのはわかるんだが、いらないものを詰め込みすぎてお腹いっぱい。二度目を見ようとは思わない。大体最近見てるアメリカ映画が、どれもこれもアメリカ人テンプレすぎているのに、そこにさらに強度のアメリカンスタイルをみせつけられてうんざりした。パシフィック・リムが良かったのは、監督がメキシコ人オタクで最初からアメリカでの本流を目指していなかったというのがあると思う。

DVDで全く使われなかった別アングル再生みたいのがあったが、トランスフォーマーに関わるところしかやらないモードをBDにつけてくれるなら買うかもしれないが、そんなこともないので買わないだろう。

↓ぐぐって思い出したが、第一部完結で始祖が登場するのに矮小化したタイトルでセンスが無いが、今回のロストエイジも話とタイトルがリンクしていない。正直次は見なくていいかとすら思っている。


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