ターミネーター: 新起動/ジェニシス とシュワルツェネッガー映画 [映画]
ターミネーターは1,2はテレビで見ただけ、3や4は未視聴(見たかもしれないが記憶に無い)で評判が良くなかった記憶しか無いので、特に見る予定はなかったのだが、結局見てきた。
結果としては、普通に面白かったが、T1,T2は直前に見ておくべき映画だった。うろ覚えのまま見てたので、あまり細かいところがよくわからなかったのが残念だった。
ストーリー的にはタイムリープモノで、とにかく期待を裏切る展開になってて面白かった。細かいところは割とご都合主義だが、「こまけぇことはいいんだよ」と思わせる展開の早さで飽きなかった。久々にそういうタイプの映画を見た気がする。最近のアヴェンジャーズとかは、「それが本当に正義なのか」みたいな要素を入れてくる上にアメリカの正義で解決するのでどうもすっきりしないが、ターミネーターは殺るか殺られるかなので特にそういうこともなく、見ててさっさとぶっ○せとしか思わない所が良い。そういう意味では昭和的な感じもした。
アクションも派手だったし面白くはあったが、シュワルツェネッガー自身のアクションは少なかった。さすがに寄る年波には勝てなかったのか、若干悲しかったところでもある。
映像的には、序盤の19XX年あたりのシーンでは、19XX年だからというわけではなく、単純に映画の映像として古臭い気がした。これはT1の映像を意識してわざとやってるんだと思ったのだが、どうなんだろうか。しかし、最序盤や後半の実際2017年になると、映画の映像としてのクオリティも上がったので演出だったと思うのだが、正直いらん演出かなと思った。
あと、字幕が例の人だったので、吹き替えで見たのだが、サラ・コナーの第一声が妙に甲高くてびっくりした。洋画のアクション女性の声は少し低めという前提で見てるので、焦ったが見てるうちに慣れてきた。というか、最初の第一声は撮り直してもいいのではないか。それとも平成フォーマットはああいうものなのだろうか。
こまけぇ話。
1.ターミネーターの元々のストーリーはSkynet(人工知能)が核ミサイルで文明社会を壊滅させるというのがありうるのか。アメリカの合理主義はやりすぎてなんでもインターネットに繋いでハッキングされているぐらいなので、やらかしてしまってもしょうがない。未来は軍隊もGoogleに依存するかもしれない。
2.次にサンフランシスコとかに乗り込んで本社爆破したとして阻止できるのかというと、まあ、プログラムなんだからバックアップ取ってあるよねという身も蓋もない話になってタイムリープの意味ないなぁと。Googleはデータも必ず世界中の3箇所に分散して保存するようにしている。
3.アップロードされたら終わりというのも、普通最初からオンラインだろうとも思ったが、高度な人工知能を生み出すのに特殊なハードウェア(量子コンピュータ)が必要で成果物だけアップロードすると考えるとまずまず(最後にもそういう描写あったし)。
4.開幕時の原爆投下描写が普通の爆弾の爆発みたいだった。
普通に面白かったので、逆に細かいことをつらつらと書いたが、「タイムリープものという小難しいことをやりながらもスカッとして帰ってこれる」という良い映画だったので、80点。
映画のネタがあまりはっきりせず悔しかったので、T2をポチる
こっちは品切れだったので様子見。
最近見たシュワルツネッガー映画
最近はニコニコ生放送(しかも将棋)ばかりで「動画」のほうはほとんど見ていなかったが、「コマンドー」タグなるものがあるのをしり、いろいろ漁ってたら懐かしい気分になってポチった。
■コラテラル・ダメージ
他国への介入によって、テロに狙われることを問題定義しながらも、最後はコロンビア人はすべてテロリストで筋肉解決する映画。「コラテラル・ダメージ」そのものは序盤さらっと触れるだけだが、メイキングを見たら、村を全滅させた後に死体を並べるシーンがあり、当初作ろうとしたものとは変わったのかなぁと思った。多分、リベラル色が強い映画は興行としては向かないと判断されて、筋肉解決するようにしたのだと思う。このころはシュワルツェネッガーが筋肉解決するアクション映画からの脱却みたいな雰囲気があって、少しリベラル色を増やしたが、その分気楽に見れる映画というわけでもなく中途半端感がある。が、たくさん映画出てるので変化球も必要なんだろう。
■イレイザー
シュワルツネッガーが単独工作員で何故か忍者という設定。しかしニンジャという設定は特にその後の展開には生きてこない。国家の要職に付いている人間が敵対国に武器を横流しするのを、地元の港湾労働者とともに退治する映画で、港湾労働者組合の「地元の雇用を侵害するやつは国家でも許さない」というのもアメリカ的なんだろう。州=独立国家的な。最後は忍者なのに大暴れして終わる。
■コマンドー
今見るといろんな要素がイマイチまとまってないB級映画ではあるが、暴れて解決するシュワルツネッガーらしい作品。ただ、こういう作品が続いて肉体的にもきつくなったのか、後年はコメディやシリアスなどに路線変更していったと思う。
最近、吹き替えを撮り直した完全版を発売しているらしいが、高すぎるので安いDVDをポチった。脇役の黒人女性と吹き替えがいかしてる。土曜洋画劇場ってこういう映画多かったなーと懐かしい気分になった。
■ジングル・オール・ザ・ウェイ
上記にも書いたコメディ路線。ただ、コメディなのかシリアスなのかがはっきりしないシーンが多いので、もっとコメディであることがわかりやすかったらよかったと思う。また、この作品の一番残念なところは、ここぞというところで、邦画のようなCG丸出しなシーンが出てきてしまうこと。一時期映画はあまり見る気がしなかった時期があったが、多分この時代の作品はCG合成丸出しで興冷めするので、あまり見なくなっていった気がする。
■バトルランナー
これは買ってはいないのだが、欲しいDVD。原作が、スティーブン・キングの小説なので、アマゾンの評価ではコアなファンが、「原作無視」という評価をしていてあまり評価が高くない。しかし、個人的には小説は読んでないし、死刑囚をテレビ番組に出してしかも殺すのをエンターテイメントとして楽しむというイカれた設定がアメリカらしくて大変気に入っている。
また、この設定をパクったスーファミ版のSmashTVはかなりハマった。
かなり久々に昔の映画を見たが、作品のフォーマットが最近見てる映画ほど画一化されていない気がして逆に新鮮だった。チープさがあるのは覚悟の上で見れば悪くない。安いし。
結果としては、普通に面白かったが、T1,T2は直前に見ておくべき映画だった。うろ覚えのまま見てたので、あまり細かいところがよくわからなかったのが残念だった。
ストーリー的にはタイムリープモノで、とにかく期待を裏切る展開になってて面白かった。細かいところは割とご都合主義だが、「こまけぇことはいいんだよ」と思わせる展開の早さで飽きなかった。久々にそういうタイプの映画を見た気がする。最近のアヴェンジャーズとかは、「それが本当に正義なのか」みたいな要素を入れてくる上にアメリカの正義で解決するのでどうもすっきりしないが、ターミネーターは殺るか殺られるかなので特にそういうこともなく、見ててさっさとぶっ○せとしか思わない所が良い。そういう意味では昭和的な感じもした。
アクションも派手だったし面白くはあったが、シュワルツェネッガー自身のアクションは少なかった。さすがに寄る年波には勝てなかったのか、若干悲しかったところでもある。
映像的には、序盤の19XX年あたりのシーンでは、19XX年だからというわけではなく、単純に映画の映像として古臭い気がした。これはT1の映像を意識してわざとやってるんだと思ったのだが、どうなんだろうか。しかし、最序盤や後半の実際2017年になると、映画の映像としてのクオリティも上がったので演出だったと思うのだが、正直いらん演出かなと思った。
あと、字幕が例の人だったので、吹き替えで見たのだが、サラ・コナーの第一声が妙に甲高くてびっくりした。洋画のアクション女性の声は少し低めという前提で見てるので、焦ったが見てるうちに慣れてきた。というか、最初の第一声は撮り直してもいいのではないか。それとも平成フォーマットはああいうものなのだろうか。
こまけぇ話。
1.ターミネーターの元々のストーリーはSkynet(人工知能)が核ミサイルで文明社会を壊滅させるというのがありうるのか。アメリカの合理主義はやりすぎてなんでもインターネットに繋いでハッキングされているぐらいなので、やらかしてしまってもしょうがない。未来は軍隊もGoogleに依存するかもしれない。
2.次にサンフランシスコとかに乗り込んで本社爆破したとして阻止できるのかというと、まあ、プログラムなんだからバックアップ取ってあるよねという身も蓋もない話になってタイムリープの意味ないなぁと。Googleはデータも必ず世界中の3箇所に分散して保存するようにしている。
3.アップロードされたら終わりというのも、普通最初からオンラインだろうとも思ったが、高度な人工知能を生み出すのに特殊なハードウェア(量子コンピュータ)が必要で成果物だけアップロードすると考えるとまずまず(最後にもそういう描写あったし)。
4.開幕時の原爆投下描写が普通の爆弾の爆発みたいだった。
普通に面白かったので、逆に細かいことをつらつらと書いたが、「タイムリープものという小難しいことをやりながらもスカッとして帰ってこれる」という良い映画だったので、80点。
映画のネタがあまりはっきりせず悔しかったので、T2をポチる
ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- メディア: Blu-ray
こっちは品切れだったので様子見。
最近見たシュワルツネッガー映画
最近はニコニコ生放送(しかも将棋)ばかりで「動画」のほうはほとんど見ていなかったが、「コマンドー」タグなるものがあるのをしり、いろいろ漁ってたら懐かしい気分になってポチった。
■コラテラル・ダメージ
コラテラル・ダメージ/イレイザー Blu-ray (初回限定生産/お得な2作品パック)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- メディア: Blu-ray
他国への介入によって、テロに狙われることを問題定義しながらも、最後はコロンビア人はすべてテロリストで筋肉解決する映画。「コラテラル・ダメージ」そのものは序盤さらっと触れるだけだが、メイキングを見たら、村を全滅させた後に死体を並べるシーンがあり、当初作ろうとしたものとは変わったのかなぁと思った。多分、リベラル色が強い映画は興行としては向かないと判断されて、筋肉解決するようにしたのだと思う。このころはシュワルツェネッガーが筋肉解決するアクション映画からの脱却みたいな雰囲気があって、少しリベラル色を増やしたが、その分気楽に見れる映画というわけでもなく中途半端感がある。が、たくさん映画出てるので変化球も必要なんだろう。
■イレイザー
シュワルツネッガーが単独工作員で何故か忍者という設定。しかしニンジャという設定は特にその後の展開には生きてこない。国家の要職に付いている人間が敵対国に武器を横流しするのを、地元の港湾労働者とともに退治する映画で、港湾労働者組合の「地元の雇用を侵害するやつは国家でも許さない」というのもアメリカ的なんだろう。州=独立国家的な。最後は忍者なのに大暴れして終わる。
■コマンドー
今見るといろんな要素がイマイチまとまってないB級映画ではあるが、暴れて解決するシュワルツネッガーらしい作品。ただ、こういう作品が続いて肉体的にもきつくなったのか、後年はコメディやシリアスなどに路線変更していったと思う。
最近、吹き替えを撮り直した完全版を発売しているらしいが、高すぎるので安いDVDをポチった。脇役の黒人女性と吹き替えがいかしてる。土曜洋画劇場ってこういう映画多かったなーと懐かしい気分になった。
■ジングル・オール・ザ・ウェイ
上記にも書いたコメディ路線。ただ、コメディなのかシリアスなのかがはっきりしないシーンが多いので、もっとコメディであることがわかりやすかったらよかったと思う。また、この作品の一番残念なところは、ここぞというところで、邦画のようなCG丸出しなシーンが出てきてしまうこと。一時期映画はあまり見る気がしなかった時期があったが、多分この時代の作品はCG合成丸出しで興冷めするので、あまり見なくなっていった気がする。
■バトルランナー
これは買ってはいないのだが、欲しいDVD。原作が、スティーブン・キングの小説なので、アマゾンの評価ではコアなファンが、「原作無視」という評価をしていてあまり評価が高くない。しかし、個人的には小説は読んでないし、死刑囚をテレビ番組に出してしかも殺すのをエンターテイメントとして楽しむというイカれた設定がアメリカらしくて大変気に入っている。
また、この設定をパクったスーファミ版のSmashTVはかなりハマった。
かなり久々に昔の映画を見たが、作品のフォーマットが最近見てる映画ほど画一化されていない気がして逆に新鮮だった。チープさがあるのは覚悟の上で見れば悪くない。安いし。
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