SLIENT MAJORITY が強すぎる (2) [コンピュータ将棋]
SILENT MAJORITYが短時間で妙に弱かったのが幻かやり方がまずかったのか気になったので、自己対戦ツールでさくっと調べてみた。
以下はWCSC26と同じ時間で1コア対局させた場合の比較。縦軸はレーティング。
1コア2秒以下では明らかに弱くなる一方で基本的に持ち時間が増えればレーティングが上がる。また1コアでの比較なのでLazy SMPは今回は影響がない。
上記のレーティング差は1コアでの差なので、今どきの4コア以上の環境では1秒対戦でも、まずAperyには負け越さないと思われる。
ソースコードをいろいろ調べたが、このようになる理由は静止探索中の枝刈りなどが影響していると思われる。AperyはStockfishが2015年ごろに入れた静止探索中の枝刈りなどのコミットが入っていないのだが、素のAperyにこれを入れると探索局面数が減って速くなる代わりに相当弱くなる。これは重要な指し手が枝刈りされてしまうことが多いためと思われるが、良い確認方法が思いつかない。
今の探索では重要な枝を刈ってしまって弱くなりっぱなし(時間掛けても強くならない)のだが、多分Counter MoveやMovePickerなどの様々な修正が混ざるとこのデメリットがほぼ払拭されるのだろうと思う。(結果がそうだからってだけで確認するのも結構難しい)
やねうら王の探索はかなり煮詰められてると思うので比較したいが、評価関数に手番があるかどうかの差でR200ぐらい差が開いているので、やねうら王vsAperyを行ってもあまり参考にならない。やねうら王探索+Apery評価関数があれば最強の可能性は高いと思うのだがどうだろうか。
以下はWCSC26と同じ時間で1コア対局させた場合の比較。縦軸はレーティング。
1コア2秒以下では明らかに弱くなる一方で基本的に持ち時間が増えればレーティングが上がる。また1コアでの比較なのでLazy SMPは今回は影響がない。
上記のレーティング差は1コアでの差なので、今どきの4コア以上の環境では1秒対戦でも、まずAperyには負け越さないと思われる。
ソースコードをいろいろ調べたが、このようになる理由は静止探索中の枝刈りなどが影響していると思われる。AperyはStockfishが2015年ごろに入れた静止探索中の枝刈りなどのコミットが入っていないのだが、素のAperyにこれを入れると探索局面数が減って速くなる代わりに相当弱くなる。これは重要な指し手が枝刈りされてしまうことが多いためと思われるが、良い確認方法が思いつかない。
今の探索では重要な枝を刈ってしまって弱くなりっぱなし(時間掛けても強くならない)のだが、多分Counter MoveやMovePickerなどの様々な修正が混ざるとこのデメリットがほぼ払拭されるのだろうと思う。(結果がそうだからってだけで確認するのも結構難しい)
やねうら王の探索はかなり煮詰められてると思うので比較したいが、評価関数に手番があるかどうかの差でR200ぐらい差が開いているので、やねうら王vsAperyを行ってもあまり参考にならない。やねうら王探索+Apery評価関数があれば最強の可能性は高いと思うのだがどうだろうか。
SLIENT_MAJORITY作った人がYaneuraOuにAperyの評価関数を読み込ませてるみたいですよ(動くか試してない)
https://github.com/Jangja/YaneuraOu
by 名無し (2016-05-19 22:40)
おお、情報感謝です。
by woody (2016-05-19 23:52)