Nuforce Icon uDAC-3の非同期について [オーディオ]
ニューフォース USB DAC「Icon-uDAC2」レッド ICON-uDAC2/RED
- 出版社/メーカー: ニューフォース
- メディア: エレクトロニクス
これの上位機種というか最新版がでるのだが・・・
http://www.phileweb.com/news/d-av/201311/27/34153.html
新たにUSBアシンクロナスモードにも対応。搭載DACや回路設計も従来モデルよりブラッシュアップしたという。
まーたアイソクロナス転送をアシンクロナスに誤植か、と思っていたが、本家もAsynchronousだった。
https://www.nuforce.com/index.php?option=com_k2&view=item&layout=item&id=687&Itemid=2755
しかし、よくよく説明を見ると、書き方が違う。
Employing the latest asynchronous USB communication for reduced jitter performance, you can be certain that you'll always hear a harmonically accurate presentation.
最新の非同期通信によって正確な再生ができるようになったぜ(意訳)
Discrete asynchronous USB audio receiver and D/A converter stages
USBレシーバー(uDAC-3本体のUSB部分のこと)とDACがディスクリート(分離)しているぜ。
とのこと。
ということで、この製品の場合、USBで受信したデータをバッファに貯めておいて、USBのクロックに依存しないで内部の正確なクロックによってDAC処理を行うようにしたのだろう。
これはRAL-2496でTIチップのマイコンプログラムを書いたRatocの社長が説明していたことと合致する。
http://blog.ratocsystems.com/wp/2010/03/03/39usb-audio%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%9D%E3%81%AE7%E8%A3%9C%E8%B6%B3jitter%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%AB/
これとか。わかりにくいけど。
きっと3年たって、よりよりUSB-DAC製品が低価格で出せるようになったんだろう。RAL-2496なんて3万以上だったし。
で、最初のUSBのアシンクロナスモードというのはアイソクロナス転送モードのとの混在だろう。
より顧客に訴えかけるには「USBデータ転送を非同期にすることでDAC部分とクロックを切り離すことでジッターを低減、より表現力が増した」みたいな書き方になると思う。アシンクロナスモードなんて話ではない。大体非同期だっていうならBulk転送だって非同期だし。
記事はプレスリリース丸写しだろうから、プレスリリース書いた法人の人が自分が売っているものの価値を理解していないと思う。技術に明るくない輸入代理店にありがちなミスであろう。
なんて思ってたら、AVWatchも受け売りをそのままタイトルにしている
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131127_625308.html
AVWatchの場合、担当者がやっぱり混在して記事を書いている
。ドライバレスのUSBアシンクロナス(非同期)転送モードをサポート。2段階のジッター低減メカニズムも搭載する。
ドライバレスなのはアイソクロナス転送のことでUSBAudioClassのことを言っている。
一方で後ろの方はプレスリリースの別のジッター低減の機能のなので、非同期、分離によるジッターレスには触れていない。
Double jitter-reduction mechanism at data level and at over-sampling filter stage
データレベルはよくわからんが、オーバーサンプリングでジッターレスっていうのはなんとなーくわかる。
オーバーサンプリング自体はDACではよく行われていてノイズ低減にも使われているようだが、本来必要なクロックよりも高いクロックで処理してジッター低減を実現したってことだろうか。
また、仮に非同期処理するのが当然みたいな論調だとするなら、今まで10万とか20万してたUSB-DAC機能のあるSACDプレイヤーはやってて当然だよなというような話をしていないとおかしい。
こういう間違った記事が、いつまでもWebに残っていて2chで勘違い議論が繰り返されるというのは、オーディオ業界の常だろうか。だからオカルトが無くならないんだとも思う。
最近買ったSACDとか [オーディオ]
前に書いた2Lの無料サンプルサイトでも視聴できるやつの第1弾(多分)
たまたま発見したのだが、なぜかタイトルが意味不明
正確には「MOZART VIOLIN CONCERTOS」
あとレーベルは2L
などと思っていたら、ちゃんと登録されていたのがあった。
いつものごとくimport_cdsで頼むと2週間ぐらいかかるが少し安い。
曲は2Lでダウンロードしていいと思っていれば迷わず買いだろう。
http://www.2l.no/
の右上のメニューから「Test Bench HD audio files」を選んで、一番上のMOZARTのやつ。
パスワードがかかっているのでIDパスワードに2Lを指定すれば落ちてくる。久々にIrvineを使った。
DXDなどはFoobarのプラグインを使えば再生できる。
なおsacd.netでも絶賛
http://www.sa-cd.net/showtitle/4201
あと、海外のSACDらしく、ちゃんとマルチchマスタリングされているためAVアンプ派にやさしい。
こういうマスタリングは日本では得られないと常々思う。
なぜかSACDとCDの2枚組になっている。オーオタ的な配慮だろうか。
In 27 Pieces-Hilary Hahn Encores
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2013/11/11
- メディア: CD
3分ぐらいの短編を集めたCDで構成自体は現代的と思う。
これはSACDではないが、バイオリンとピアノ構成の曲が多いのであまり気にならない。
まだそんなに聴き込んでいないが普通に良い。
Karajan | Beethoven SACD BOX [オーディオ]
Symphonies (Bonus CD) (Hybr) (Ms)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2003/11/14
- メディア: CD
Beethovenの交響曲1~9まで全部入りで6600円だったので購入。
SACDでこの値段なら超安いだろうと思ったが罠であった。
単にアナログをSACD化しただけだったので、音声がステレオでさらにS/N比が悪い。
なんか乗れないなぁと思ってパッケージ確認してわかった。
まったく未知のものを買うときはSA-CD.netでマルチchかどうか、できればDSDレコーディングされているか確認してから買うようにしているのだが、この時ばかりは値段とカラヤンBeethovenBOXという謳い文句に釣られてついポチってしまった。
カラヤンのBeethovenの演奏そのものは一般人が馴染みのある演奏なのだが、やはりマスタリングがイマイチだと乗れないなぁと。
あと、うちの設備がマルチ前提のAVアンプで5.1chなのもあって、ウーファーが効かないと低音が甘い。なんか低音足りねぇとか思ってたがそもそも動いてなかった。
以前も書いたが、SACDを買うような人は奇特ではあるが、媒体自体も手放しで喜べるものがあまりないというので、ますますお勧めしがたい。再生自体はSACD対応のBDプレイヤーはパイオニアかソニーで1万ぐらいであるので、AVアンプのマルチ環境ある人だったら音楽でも比較的満足な環境が作れるのに、肝心のソースが少ないのでやはり意味が無い。
そうこうしている内にDSDーDACが1万ちょいまで下がってきてるし、オンラインでDSDが買えるようになっているので器としてのSACDはもはや利便性が悪いだけになってしまう。唯一の売りのマルチchはろくにソースが無いという有り様なので、時代はDSDにシフトしていくだろう。
イヤホンを色々視聴してきた [オーディオ]
■Denon AH-C710
デノンらしいドンシャリ。音が荒いのでせいぜい8Kぐらいが相場ではないか。
■Sennheiser CX 890I
【国内正規品】 ゼンハイザー カナル型ヘッドホン/マイク付 CX 890i BLACK
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- メディア: 付属品
意外に低音弱め。装着感が悪い。
■Sony XBA-30/40
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-30/S
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
バランスは悪く無いと思うのだが、基本的に篭もりすぎる。
■オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS1000
audio-technica SOLID BASS インナーイヤーヘッドホン ATH-CKS1000
- 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
- メディア: エレクトロニクス
ヘッドフォンの色の無さとは違い、低音を盛りすぎているような。
■クリプシュ Image X10
【並行輸入品】Klipsch Image X10 カナル型ヘッドフォン(クリプシュ)
- 出版社/メーカー: Klipsch
- メディア: エレクトロニクス
クリプシュはスピーカーもアメリカンサウンド重視なのもあって、低音を割と盛っているが、フルレンジのせいもあて若干ホワついている。無理に盛る必要もないと思うが、これがクリプシュのポリシーだと思えばやむなしともいえる。
■クリプシュ Image X7i
Klipsch Image X7i White カナル型イヤホン KLIMX7I112
- 出版社/メーカー: Klipsch Audio Technologies
- メディア: エレクトロニクス
傾向としてはX10と似ているが、低音を更に盛っている。悪くないが割高にも感じる。
■Shure SE-315
【国内正規品】 SHURE 高遮音性イヤホン ブラック SE315-K-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- メディア: エレクトロニクス
若干音が堅く、それゆえに篭もりがあるように感じるが、低音はキレがあってよい。なんだかんだいって自分の趣向に合っている。
■Shure SE-535
【国内正規品】 SHURE 高遮音性イヤホン メタリックブロンズ SE535-V-J
- 出版社/メーカー: SHURE
- メディア: エレクトロニクス
Shureの傾向として音が堅いようにも思えるのだが、それでいて色をつけていて破綻もない。瞬間的に欲しくなったが、値段をみて我に返った。次買うならこれしかないのではないかと思ってしまったので視聴しないほうがよかった。FXで当たれば・・・
EtymoticのER-4S購入 [オーディオ]
今は16K前後ぐらいで、3Wayモデルがよりどりみどりのはず。そんな中SONYのXBA-40は4Wayというのが気になって視聴してきた。
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-40/S
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
で、店頭のポップ見て思ったのだが、俺の中ではウーファー*2、ミドル、ツィーターだと勝手に思っていたのだが、ツィーター+ウルトラツィーターだったというのでいきなり興味が失せたw
どこぞのスペックではバランスがいいとのことだったが、実際聞いてみると低音と高音がかなり盛られていて、それでいて低音がホワホワと締りがない。おっさんの聞こえない高音を強化するよりも、Wウーファーのほうがいいんじゃねーかと思いつつ、これは無いなと別のモデルも視聴してみた。
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-30/S
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
でワンランク落ちるのだが、XBA-30を視聴してみたのだが、こっちのほうが断然良かった。
ヨドバシがかなりうるさいのもあるのだが、うるさい中で聞く分にはこっちのほうがよりバランスが良く感じた。イヤーピースも大きめで自分の耳によく合っていた。強いて言えば低音が少し弱かったが、許容範囲内。
で、こういうところがオーディオメーカーではないSONYらしい。オーディオメーカーなら多分以下の様なラインアップにするはずである。
・バランスが良く、フラットに近い絶妙なバランスのモデルほど高位にある。
例えばヘッドフォンの場合、5K以下はとりあえず安いラインアップでノイズ乗りまくり。1万前後、多少ノイズはヘルがやはりノイズは大幅に低減、また歪みも減る。クオリティは高いが癖が強いモデル(ドンシャリに特化とか)が多い。2万ぐらいになるとノイズがさらに無くなり、ネガが減ってバランスが良くなる。さらに3万、ノイズをなくし、癖がある中でもさらにバランスを良くし上品さを演出。 なのでお金が出せるなら2万以上で、あとは視聴して好みで選ぶのが良いというのが、今の自分の選択の基準になっている。
ゼンハイザーのヘッドフォンでいえば、HD555(2万前後)はいい音だが癖が強い。一方でHD600(3万前後)になると、癖はあるのはわかるんだが、明らかに癖があるというのを意識して聞くかどうかでわかるかどうかという絶妙なラインで調整している。
これが、XBA-30と40でみると明らかに逆転している。バランス、定位、解像度などですべて30より上で且つ低音も出ているとかならわかるのだが・・・。こういうところが、SONYっぽいと感じる。技術のもう一歩先のブランド構築が甘い。だから金融不動産屋になるんじゃないかと言いたくなる。
そもそもWayを増やすとつながりが悪くなるのでバランスとるのが難しくなるし、出力もiPhoneなのでWウーファーにしたからといって音が良くなるとは限らないとは思うのだが、どうせ4つデバイスのせるなら4Wayの優位性よりはWウーファーで3Wayのほうが面白い音になったんじゃないかなと思ったりする。
<追記>
ウーファー+ウルトラウーファーではないかというコメントを頂き、見てみたがまったくもってそのとおりでした。まったく信憑性のないブログであることが露呈。ただ、ウーファー+ウルトラウーファーのほうがホワホワの原因としてはしっくりきたので調べてみた。
残念ながらイヤホン評価サイトには特性が無かったが、上記の画像が割とオフィシャルの特性らしい。低音がウーファーとウルトラウーファーでかぶるだろうからホワホワになってもしょうがないなと。
で、SONYに興味も薄れたところで終わるはずが、別の知り合いが買いたいというので2chで調べてみたが、やはりカナルブームが一昔まえなのもあって、ランキングも古いし、最近のモデルでお買い得はあまりないようだ。今手に入る2万円以下ぐらいで調べてみた。
・ゼンハイザー IE60
上はIE80,IE800が控えているのであくまでも中堅クラス。ゼンハイザーユーザーはオーディオヲタが多く、中堅クラスよりもハイエンドユーザーが多い。そのためIE60が話題になることは少なく、IE800を中心にIE80が比較として語られる程度。そもそもゼンハイザーはHD650が2chで神ヘッドフォンとして崇め奉られていたぐらいなのでユーザーがかぶっていてもおかしくない。なので情報が全くない。
・Shure SE425
Shureも上位にはSE525が控えている。Shureは2chでカナル式を普及させた老舗なのもあって、今でも根強いユーザーが多く、下のようにテンプレが充実している。
SE215 低域基調のドンシャリ. しかし巷でドンシャリホンと言われる機種よりはやや大人しいので, ステップアップ用としては順当?
SE215SPE 低域基調で高域はかなり少なめ. バランスとしては極端ではあるものの, 言う程悪くは無いが, 割と叩かれがち?
SE315 バランスは中~低域基調で, 高域はあまり伸びない. 中域を中心に歪みが多いのが気になる.
SE425 SEシリーズの中"では"最もフラットで, インピーダンスや感度の面でもクセが無い. 澄んだ感じの曲には合うが, 低域の量を欲する場合には不向き.
SE535 低域基調. 落ち着いた音ではあるが, 高域に掛けてかなりディップがあり, 高域は少なく伸びに欠けるために籠もって聞こえる. *3
SE535Ltd 対535で高域の量が増え伸びもやや改善した事で, 籠もった感じは軽減している. ケーブルは明灰色のため, やや浮く可能性あり. *3
*3 SE535/SE535Ltdの低インピーダンス/高感度による諸問題に関しては, 冒頭の"購入/保守に当たっての注意"項を参照の事
自分は今で言うSE215相当(E2C)を2モデル使用していたが、今思うと音はあまりよくなかった気がする。が、形状が今のようなおしゃれではなく、遮音性重視の補聴器型だったので、うるさいだけで速度が遅い東横線で使うのにはちょうどよかった。そもそも外で聞くので遮音性のほうが音質よりも重要だったりする。
・Etymotic ER-4S
かなり値が落ちてきてお買い得とおもわれる。発売年が古く取扱店も減ってきているので買うなら今でしょというモデル。形状が若干オタク丸出しではあるが、一時期話題になった三段フランジがデフォルトでついていて、遮音性、解像度の高さは定評があるらしい。逆に完成度が高いと評価だけで買うと、低音がでていないので驚くようだ。これを買った知り合いはドンシャリ厨なので、なぜこれを選んだのかは謎だった。そこで、問いただしてみると解像度と遮音性で選んだとのこと。低音が出ないのは外なので割りきったそうだ。合理的な判断である。
・Ultimate Ears TripleFi 10
一昔前の定番で今使用しているモデル。価格改定で2万以下になりお手頃感が出たが、在庫もなくなったので購入できない。解像度が高いと評判らしいが、正直よくわからない。リケーブルしたが利得が上がっただけで変わらないのではないかという気もする。
一気に定番になったのは発売当時2万強の価格でBAドライバ3基(名前のTripleもそこからきてると思われる)搭載したことによって解像度が高かったからだと思われる。自分は家のメインスピーカーもJBLで3Way以上欲しい派なので、今思うと自分の趣味に合っていた模様。が、中域の歪みが大きくクラシック(特に弦楽器)には欠片も合わないとだけは言っておく。
全く視聴していないが、3ドライバ(3Way)という観点で見ると、425は2ドライバなので若干音が丸いのではないかという予想。低音をすっぱり諦めればER-4S、諦めきれない人はIE60かSE425あたりになるのだろうか。SONYの復興を祈願してXBA-30というのもありかもしれないが、SE425とは比較していないので今度比較して見ることにする・・・
とおもったが、価格でER-4Sが14Kだったので思わずポチってしまった。
【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER4S-B
- 出版社/メーカー: Etymotic Research
- メディア: エレクトロニクス
ポータブル向けのER-4PTもあるらしいのだが、ポータブル向けにすると逆にノイズがひどいという話もあったので普通にSのほうを買った。
まず、三段フランジが耳に合うかやってみたが、やはりデフォルトのフランジは小さいので、同封の大きいほうに変更した。形状はほとんど棒なのでぐいっと奥に押しこむ。Shureがけは自分はしないのでこっちのほうが耳にあってちょうどいい。三段フランジは初めてだったが、Shureがけしなくても耳にフィットするので屋外で使うのにはちょうどよさそう。
さっそく聞いてみると思ったよりインピーダンスが高いせいか、ボリュームがリケーブルTF10Proの2倍ぐらいにしてちょうどよかった。
低域がキレはあるのだが弱くなった。結果、ドラムが弱くなるので曲によってはノリが悪くなる。ジャズも下が出ないので、若干つらい。
逆にクラシックは当たりで、意識しなければ歪みは気にならない程度なので、コンチェルトがまともに聞ける。思わずアルバム1枚聞いてしまった。イーハトーヴなんかも聴きやすい。
で、10Proに戻ってみると、笑ってしまうぐらい力強い。屋外で適当に繊細さよりも荒々しい曲聞くにはこっちのほうがよい。アメリカンな音である。クラシックは聞いてみたら意外にイケてて、記憶違いか糞耳疑惑かとも思ったが、あるところへ差し掛かるといきなりヴァイオリンがチャルメラ化したのでやはり、クラシックは合わないなと再認識。耳への密着度は三段フランジが格段に上に感じるので、10Pro用三段フランジも買うことにしたが、一ヶ月待ちという有難いメールをヨドバシに頂いたのでしばらく気分で併用しようと思う。
イーハトーヴ交響曲(冨田勲 Feat. 初音ミク)のSACDを買った [オーディオ]
クラシックで初音ミクを使ったというので去年頃にニュースになって、確か再放送とかされてたと思うのだが、まさかのSACDで発売。
冨田勲,大友直人,初音ミク,日本フィルハーモニー交響楽団
重要
日本では珍しくSACDでの発売。再生できる人は以下の人に限られる
・ユニバーサルブルーレイプレイヤーを持っている(SONYかPionner、DENON、Marantzなど、1万~)
・オーディオオタでガチSACDプレイヤー(5万~)を持っている
・PS3初代の本当に極初期のモデルを持っている
こうしてみると、本当に日本でSACDで出すメリットって無いなと改めて感じる。普段は名盤と言われてても2Kを超えたら買わないのが自分のポリシーだが、今回だけはその心意気をサポートする意味でも購入した。
あと、最初に書いておくが、ミクがメインではない。クラシック交響曲の一部の演出としてミクが使われている。確かになければ成り立たないが、一般的なミクアルバムのようにミクが終始出ずっぱりだと思うと残念に感じる。あくまでも普通の交響曲の一演出だと思うと、「なるほど」と思える。
以下、オーオタ的な評価
常々「日本のマスタリングは○○」とか言っているが、若干大人しいとは思うものの十分いいレベルの録音、マスタリングがされていると思う。
CD層を取り込んでiTunesで気楽に聞いてみても、クラシック的な音の広がりがちゃんとマスタリングに反映されていて、日本でもやればできるじゃないかと感心した。なので、SACDプレイヤーもっていなくても全然問題ないレベルだとは思う。難を言えばクラシック的低音が出ていないが、これは仕方がない。CDのクオリティという点ではこれ以上望むと何処かに歪みが出てくると思う。
ではSACDだとどうなのかというと、マルチチャンネルと2ch両方で録音されている。マルチチャンネルがなぜか4.0chだと裏のラベルを見ると書いてあるのだが、実際再生してみると5.1chとして認識されている。(海外のSACDだと割りきって本当に4chになっているのもある)ので、マスタリングツールの制約でダミーのチャンネルが入ってるってことなんだろうか。)
また、これはうちの環境の問題でもあるのだが、ほとんどのSACDでウーファーが効いてくれない。うちの環境はウーファーを入れないとダイナミックさが若干足りない。SACDのほうがCDで再生するよりもいいのは間違いないのだが、ベストでもないという悲しさがある。なので、マルチには.1ch入れて欲しかったのが正直なところなのだが、ほとんどのクラシックのSACDにある現象なのでしょうがない。
マルチと2chの区別は殆ど無いが、音楽用マルチチャンネルはそれぐらいが丁度いい。BDでよくあるDTS-MAでは映画と勘違いしてリアに大量にぶっこむマスタリングをしてしまっているものばかりで、DTS-MAは二度と買うまいと思っていたりもするのだが、このSACDはそういうこともなく、マルチでもステレオでも普通に再生できる。取説にはサラウンドはS席で聞いているようにマスタリングしたとあり、確かによいと思う。
初音ミクについては、どうしても調教が足りないところがわかってしまうのだが、それでもクラシック的な演奏にバーチャルシンガーとしていれるという試みは現代アートとしては素晴らしい成果であったと思う。
<追記>
NHKの特集を見たが、作曲家の冨田勲氏は異次元からきたものを表現するのに初音ミクを使うのが調度良いと思われたという。確かにミクの人間には出せない高音と曲の怪しい雰囲気、ミステリアスな雰囲気を合わせるという試みはうまくいってたと思う。コミカルなのもよい。
最後になったが、内容は癒し系とエンターテイメント性のあるものになっているので、気合入れて聞くのではなく、気楽に聞くにはいい1枚だと思う。
ただ、SACDにするからには、ちゃんと5.1でマスタリングはしてほしかった。
次も出たら買おうと思えるいい1枚だった。
(が、NHKの特集見たら次は出なさそう)
モントルー・ジャズ・フェスティバル ジャパン・イン・かわさき 2012 にいってきた [オーディオ]
金曜日の7時頃から開演だったが、場所も川崎駅から15分程度のところなので仕事帰りによってみた。
どっかの高校のブラスバンドらしき人たちが大量にいてビビる。自分はオーディオマニアに変貌しておっさんになってから初めて行こうと思ったぐらいなので制服のままジャズを聞きに来るのはありなのか。さすが川崎。
例によって前の方の席をキープしてもらったのだが、席が左のほうなのまだしも、スピーカーのど真ん前で音が超デカくて参った。
それはともかく、最初の一時間はビッグバンド?風の演奏。ビッグバンドは普段聞いていないジャンルなので新鮮でよかった。ピアノが若干精彩を欠いていたような気もするが、そのかわりトロンボーンの外人が顔を真赤にして演奏しているのは視覚的にも良かったw。気がつけば一時間経過。いいSACDを聞いていると時間の経過があっという間だったりするが、まさにそういう感じ。
小休止休みの後CamiloとTomatitoのコンビ。最近はこの二人でコンビで演奏しているらしい。で、これが素晴らしいという以外にはなんといっていいやら。印象的なのは二人で曲を作り上げていくというスタイルが演奏からもうかがい知ることができて、これがジャズのいいところでもあり、二人でコンビを続けてられている理由なのかなと思ったりもしたが、詳しくは知らないので余計なことはあまり言わないようにするw
Camiloはピアノの情熱的な演奏に定評があるらしいというのは知っていたのだが、音の抑揚が非常によく計算されていて、これはJ-Popでは味わえない要素であり、ジャズの醍醐味を味わうことができたと思う。
大変いい演奏だったのと、飯もろくに食わずにいったのもあって、そのあとは牛たん居酒屋で豪遊。一人5Kほどあれこれ飲み食いし、ジャズの席も前のS席で6500円ほどだったので、11500円を散財した1日であった。
で、オーディオオタ的には家でも聞きたいなと思い、SACDを探したら手頃な価格であったので注文していたのだが、例によってインポートなので2週間ほどたって最近届いた。
観客の歓声が入っていて、ライブ感、雰囲気重視である。SACDのサラウンドが行かされていて、観客の声がリアスピーカーから聞こえる。で、これを聞いていたら別のやつも買いたくなって下のやつを買った。
1500円以上のものには手を出さない主義であったが、これは正解であった。ジャズらしいメリハリがあり、しかもマターリ系なので、残業が続くであろう12月を乗り切るにはいい1枚であるといえる。自分には癒し系。
というわけで、SACDが届いて慌ててエントリを書いた。年内に書けてよかったw
Loudness speakerみてきただけ [オーディオ]
この間ちょっと価格.comを見てみたら、庶民感覚的にはもう完全に二極化してしまっていて、ペア5万以下か1ポン10万以上かというぐらいの感覚がある。また、どれもこれもツィーター+ウーファー*2というスペックが横並びで面白く無いので、面白そうなものを探してみた。
●ヤマハ NS-F700
このモデルの特徴は低価格モデルなのに3Wayであること。メーカーのスペックによれば
16cmコーン型ウーファー、13cmコーン型ミッドレンジ、3cmアルミドーム型ツィーター
とのことだが、実際真ん中のミッドレンジはほとんどウーファーとおなじに見えるので真ん中より少し低めの厚みが増すぐらいだろうか。興味深いのはツィーターに布ガードが当たらないようにしてあること。ツィーターがむき出しだとぶつけて凹ませる可能性があるが、金網のガードがついている。これより上位のSoavo-1はウーファーが*2になっているし、ガードも全面なのでこのモデルだけの冒険であるといえる。
ヨーロッパ方面で力を入れているらしく日本ではいまいちマイナーな気もするが、ちゃんと独自色のあるラインナップを揃えていて好感が持てる。
YAMAHA スピーカーシステム (ピアノブラック) 1台売り NS-F700BP
- 出版社/メーカー: ヤマハ
- メディア: エレクトロニクス
●DALI IKON/MENTORシリーズ
高域用にリボンツィーターが追加されているのが面白い。 ただ、ミドルレンジをウーファーが兼ねていて、最上位のIKON7だとウーファー*3という漢仕様。これだと中低位に落ち込みがあると思うんだがどうだろうか。
低音域:165mmコーン×3
中音域:(低音と一部併用)
高音域:28mmソフトドーム+17×45mmリボン
どっちも癖がありそうなのでチャンスがあれば視聴してみたい。ZENSORは普通のモデルなので興味なし。
ダリ トールボーイ型 ライトウォールナット【1本】アイコンMK2DALI IKON5 MK2 IKON5MK2
- 出版社/メーカー: DALI
- メディア: エレクトロニクス
●DENONのユニバーサルプレイヤー 1713
パイオニアのユニバーサルプレイヤーは起動が遅い、トレーがガラガラ言う、ネットワークにつなぐとAVアンプの電源が落ちるといいことがないので、奮発してDENONのプレイヤーを買うかと思い見てきた。
見た目の高級感はあり、本体にボタンも豊富でリモコンがいらない一方、起動時間は大差ないうえ、トレーの出し入れで上下動があり、さらにレジュームメニューがパイオニアと全く同じだった。どっちもMediatekのOEMなんだろう。ただ、売値が違うのでテストフェーズにかけているコストが違うと思いたいが、ベースが同じだったらかわらねーよなと思い結局買わなかった。
DENON ユニバーサルブルーレイディスクプレーヤーDBT-1713UDK
- 出版社/メーカー: デノン
- メディア: エレクトロニクス
DENON ユニバーサルブルーレイディスクプレーヤーDBP-1611UDK
- 出版社/メーカー: デノン
- メディア: エレクトロニクス
■DENONのアナログアンプ+プレイヤー 1500
電源連動が動くらしく、片方の電源を切ると一緒に切れるのは面白い。
電源ONで即ONはアナログらしい。デジタル家電は起動が遅いのでこの速度は憧れる。iPhoneコネクタが接続できるので接続してみたが、ALACに対応していないらしく音が出なかった。iPhoneにALACでしか入れてないのはこういう時に不便である。
総額15万の音を聞きたいので320kbpsの音源とかSACDもっていって視聴してみようと思う。ただ周りがうるさいので何もわからないだろうがw
DENON スーパーオーディオCDプレーヤー DCD-1500SESP
- 出版社/メーカー: デノン
- メディア: エレクトロニクス
BDP-140 FWアップデート [オーディオ]
http://pioneer.jp/support/dl_blusoft/network_dl/bdp-140.html
2012/7/25
・ BD-ROMディスク動作安定性向上
・ BD-R/REディスク動作安定性向上
・ DVD-ROMディスク動作安定性向上
・ DVD-R/RWディスク動作安定性向上
・ CD-DAディスク動作安定性向上
・ SACDディスク動作安定性向上
・ その他性能改善
SACD認識しないのを直してるとは思うが、逆に認識しなくなるのではないかと思って最初は放置しようとおもっていたが、ダメに成ったら新しいプレイヤー買えばいいかと思いアップデート。
あと、購入したときのシリアルナンバーから大して買ってる人がいない本機種のレビューがよりにもよってこき下ろしている自分のBlogがヒットしたというのも書いた理由でもあるw
元々ネットワークアップデートができるのだが、BDP-140のLANケーブルをつないでいると同じネットワーク上にあるAVアンプ(LX-53)の電源が落ちるという現象があるので、外しているのを忘れていた。
アップデートだけなので、LANケーブルをつないでメニューからアップデートを選ぶと1.08 -> 1.17にアップデートしますかと聞いてくるのではいを選ぶとアップデートできる。
アップデート後、適当に何か再生していたが、早速AVアンプの電源が落ちた。これは治ってないようだ。
SACDの再生については、トレイにディスクを入れて再生した時に頭かけをしていたのがなくなった。認識できるようになると頭かけが無くなるとはこれいかに。
今のところ問題はないが、最初が最初だけに油断ならないw
Pioneer BDプレーヤー 3D対応 SACD対応 BDP-140
- 出版社/メーカー: パイオニア
- メディア: エレクトロニクス
なお、150のほうがネットワーク機能が強化されてるらしいのでちょっと気になっている。が、次に買うのはDenonだろう。多分。
Net Audio Vol.7 高音質音源付き [オーディオ]
Net Audio (ネットオーディオ) 2012年 09月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 音元出版
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: 雑誌
懲りずに高音質音源のDVD付きなので購入してみた。
低音がメインらしく、どれも低音が効いててよい。
また、サンプリング周波数が違うものと逆相のものが入っているのでシステムのチェックに使えるかもしれない。