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スター・ウォーズ フォースの覚醒 感想 [映画]

 忘年会兼ねて見てきたので、酔っぱらいが勢いで書いた感想。

 あまり良く知らないスター・ウォーズを見るにあたって、過去6作品を曲がりなりにも完走したうえでの視聴だったが、2015年の映画を締めくくるにふさわしい映画で大変満足した。総括すると

 「J.J.エイブラムスよくやった」

 元々スター・ウォーズはSFの実験的、男子が好きなおもちゃ箱的な作品であったが、熱心な信者がついたがゆえにその後迷走を続けていた(と6作品見て思った)。しかし、「それっぽいものを万人向けに適当に作る」ことにかけては右に出るものがいないJ.J.エイブラムス。小難しい要素がいっぱい詰まったスター・ウォーズを、(次世代になって配役をリセットしたとはいえ)スカッと後腐れなく完結した映画にしてくれるのではないかという期待があったが、見事に期待通りの映画になっていた。

 前のスター・ウォーズの雑な感想にも書いた「スカッとしなかった部分」は完全にクリアされていた。

 以下ネタバレ

・デススターを超える、惑星デススターを容赦なく破壊
 「デス・スターよりも数倍でかいんだぜ」とアピールしておいて、その惑星を現代のCG技術で見事なまでに破壊。しかも破壊のプロセスが長い上に内向きに一度崩壊してからの爆発という大変素晴らしい描写。1スカッポイント。

・レーザーブレードチャンバラでダースベイダーもどきをバッサリ
 エピソード6の感想として「なんで皇帝倒すのにバッサリ行かないのか」と書いたが、惑星を破壊しつつも最後は肉弾戦でスカッとダースベイダーもどきをなぎ倒したうえで終了。追加の1スカッポイント。

 というわけで過去6作品でモヤモヤしていた部分が、完璧にスカッとしたので大変満足した。

 あとあまりのSW人気のため「前から3列目での3D視聴」という結構無謀な視聴を強いられたが、特に小難しい話がなくスカッとするような話だったので、視界を覆い尽くす3D映像は迫力があってよかった。いつものプレミアシートだと逆に迫力を感じなかったかもしれない。見終わった時の腰と首が痛かったが、映画に満足したので心地よい痛みであった。

 以下小難しい話

 S/Wが最初に出た当初(85年)は、アメリカも白人優位で黒人といえばチンピラ役がせいぜいだったというような時代だった。(作品は違うがバック・トゥ・ザ・フューチャーのような一見平和的な作品ですらシリア人がドクを殺害するというようなアメリカ白人特有の偏狭な描写が多かった。また民主的とされるアメリカで黒人のロサンゼルス暴動が92年だった)。今回の映画化ではそういうアメリカの白人優位、男尊女卑的な面がアメリカの(表向きには)理想とされている配役に変わっていた。

・女性が主人公
 しかも、スカベンジャー(盗掘者)で生きているような逞しさを描写。これは日本映画では絶対に見られない描写。日本では「ハケンの品格」みたいな都合のいい安月給女性みたいなのを平気で描写してフェミ界隈もろくにクレームを付けない。アメリカでは保守的な軍隊も2015年になってやっと特殊部隊に女性が参加という具合になって、女性も男性並に活躍する以上はリスクも苦労も取るという描写が普通になっている。安倍首相も「女性が活躍する社会」みたいなことを言うなら、せめて「こういうのが理想である」というようなものを示すべきである。そのくせ自民党の有力な支持層が日本会議みたいな明治時代への回帰みたいな男尊女卑を表に出して憚らないようなところが末期的である。
 日本はそういう「外圧があったから女性活躍」みたいなアホなことを言っている一方で、当のアメリカでも「現実問題としては白人男性の優位は変わらない」というのがTEDでもあった。

 https://www.ted.com/talks/sheryl_sandberg_why_we_have_too_few_women_leaders?language=ja

 現実との軋轢はあるにせよ、理想的にはこういうのがあっていいと表現できるのは、赤狩りに対抗していたハリウッドのDNAを受け継いでいると思う。アメリカ軍マンセーに陥ってオートボットがろくに活躍できなかったトランスフォーマーとは雲泥の差だと思う。J.J.エイブラムス見なおした。

 あと帝国側ですら、惑星破壊兵器のオペレーターや中間管理職(の部隊長)に女性がいたところに、未来のジェンダーフリーを描写していると思った。エピソード4ぐらいの時代だと帝国は男尊女卑、レジスタンスはジェンダーフリーぐらいの描写をしていたと思う。

・黒人がサブキャラ
 あまりキャラ付けの意味はなかったが、女性メインで補佐が黒人という組み合わせは(表向きには)自由を信奉するアメリカが(表向きには)理想とする配役であったと思う。リベラルとされるCNNですらメインキャスターは白人で、格が少し落ちるところに、黒人やヒスパニックを配置しているので、この点に関してはかなり攻めたと思う。ただ、役者の腹が少し出ていたのだけが残念だった。ここらへんは昔の白人優位のハリウッド映画を見ていた昭和の人間からすると、(空想の世界であるにせよ)時代は変わったなぁと思う。

・共産主義への敵愾心の変遷
 スター・ウォーズEP4の時代は共産主義vs自由主義()という構図があり、エピソード2ですら「自由主義は終わった」みたいなことを言い出す始末だった。ところが、今回のフォースの覚醒は、昭和の感覚的な「帝国」という感じがしなかった。上記のように帝国=男尊女卑ではなく、中間管理職など重要なキャストを女性が占めていた。これは企業での女性の活躍を求めるアメリカの理想であり、エピソード4での帝国はフォースの覚醒では「国ですら潰せない大企業」へと変わったのではないかと感じた。(欧米のアフリカを「搾取する大企業」を特集するようなドキュメンタリーを見ていると企業への批判をかわすような人物は大抵女性で、そのくせ答弁はおっさん的にのらりくらりとかわすようなことしか言わない。)

 ちなみに話の構成はエピソード4を現代の感覚での焼き直しなので、昭和な人間は4だけは見て復習しておくと、いろいろ懐かしい気分になれる。

・エピソード4:辺境の惑星に済む白人少年が、「おらこんな村~いやだぁ~」と思っていたところに、姫が現れて、あれよあれよというまにレジスタンスの中核になり、共産主義の帝国に一撃を加える映画
・フォースの覚醒:辺境の惑星で盗掘している女主人公が、フォースの力であれよあれよというまに力をつけてダースベイダーもどきをばっさりやる映画

その他

・R2D2がBB-8になって妙に可愛らしい
・ダースベイダーがダースベイダーの信奉者(しかも弱い)
・デス・スターが惑星を改蔵した兵器になって強大になっている

 などなど、エピソード4を見ていると、似てるけど違うところが多いが大筋の展開は同じというとこがまた素晴らしい。また、「30分番組*4」という構成が多かったS/Wの過去作品とくらべてシーンチェンジが巧みであった。移動しているだけのハイパードライブ中に会話をして理解を深める時間を与えるなど、大変現代的な映画の作りで親切だった。

 というわけで、エピソード4を見ている人には100%オススメできる映画だと思う。

 最後に難点といえば、最後の最後に満を持して登場したルーク・スカイウォーカーがデブだったこと。レイア姫が20kg減量を強いられて愚痴っていたが、ルークも40kgぐらい減量を強いるべきだった。大体世捨て人みたいな生活しているはずのジェダイが、「バターや肉をたくさん食べてます」みたいな丸々とした体格ではまったく説得力がない。それともあの緑と水が豊かな惑星は「飯がうまい」と食べ過ぎて太ったとでも言うのだろうか。という最後の最後によりにもよって元祖の主人公がイマイチだったのが残念でならなかった。

 http://www.asahi.com/and_w/interest/CGcinema364801.html

 いい作品を見た後では、完璧なインタビューであると賞賛したい(笑)

 あと、どうでもいいところでは、テロップロールに韓国系(LEEとかKIM)が多かったのも時代だなぁと思った。韓国にCG系のいいスタジオがあるんだろうか。

 以上、細かいところは気にすれば気になるものの、今年の締めくくりとして後腐れなくスカッと爽やかに見る映画としては最高だった。来年のハリウッドにも80年台のような共和党色に回帰せずに理想を演出して欲しいと思うが、それもこれも大統領選挙次第かなぁとも思うので、ヒラリー・クリントンには大統領になってもらいたいと思う。

スターウォーズ全部見たので雑な感想 [映画]

 10年以上スターウォーズ見てなかったと思うが、映画化にあたってEp.1~3も含めて全部見た
視聴順は特撮のクオリティが気になるので時系列で見た

 このシリーズの構成的に30分番組*4という感じになっていて、シーンチェンジが多く、最後まで見てもイマイチすっきりしないことが多かった。


スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 リミテッド・エディション [DVD]

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 田舎の青年がこんな辺境の惑星で一生終えるのは嫌だと、帝国軍に追われた姫についていって反乱軍の仲間入りし、最後は超能力で核反応炉を爆発させて30万~100万人を虐殺して終わる映画なので、最後はスカッとして終わる。「師匠が進入するシーンでは人間に見つからなければ侵入できる」という前提があるので今見ると違和感がある。


スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソードV) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]

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 次のエピソード6のための布石で、ぶつ切り構成+いきがった若造が腕をぶった切られるだけの話なので大変おもしろくない。「俺達の戦いはこれからだ」という展開なのに、なぜか「イイハナシダナー」というBGMが流れるのには違和感しかなかった。
 ぶった切られた後に高性能な義手で復活するあたりの描写とか、はじめにSF的にやりたいシーンがあって、それに当てはめているような印象を受ける。
 あと、通気口?を落ちたルークがスポって穴に入ってそのまま外にでられてしまうのはフォースのせいなのか、描写や演出に違和感しかなかった。
 開幕40分の雪の惑星が馬鹿みたいに退屈な理由が、ルークが交通事故で顔を怪我したからというしょうもない理由なのもまた虚しさが残る。


スター・ウォーズ ジェダイの帰還(エピソードVI) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]

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 先週みたはずだが、すでに最後しか覚えていない。改心したダースベイダーがなぜか皇帝を投げ捨てて終わるという意味の分からない終わり方だった。そもそもあれぐらい超能力あるんだったら空中に浮くんじゃないの?っていう。皇帝には「出来ないと思うから出来ないのじゃ」と言いたい。あとチャンバラやるのがいいのに、最後は「皇帝の電撃バリバリ」+『ダース・ベイダーの投げ捨て」で終わるという視聴者(俺)が見たいものを見せないスタイルには大変残念であった。最後はルークかダース・ベイダーが、皇帝の首を切り飛ばしてこそ視聴者の溜飲が下がるのではないか( ー`дー´)キリッ。

 4は核爆発で終わるし、5は殺られて終わるし、6は投げ捨てて終わるので、どれもイマイチだった。


スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス [DVD]

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 ツイッターで見なくても良いエピソードとされていたが、ストーリー全く知らない人が知るためには見ておいてもいいのではと思う一方で、退屈極まりない。
 理由はよくわからないのだが、アメリカ人は「チキチキマシン猛レース」をやりたがる。このエピソードは、そういうしょうもない展開が続いた後に、師匠の師匠がバッサリやられて終わるのでスカッとしない。
 あと、今見ると特撮とCGの合成がもろわかりなのでテンションが下がる。4~6のほうの特撮のほうが、このころの中途半端な合成よりは全然好きなのはある。


スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [DVD]

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 まだCGとの合成に違和感があるのであまり集中できなかった。
 エピソード5と同じような位置づけ。「気に入らねぇやつは女子供も皆殺し」にするというダース・ベイダー誕生の布石とも取れるようなシーンではあるが、打ち明けられた女房も特に気にしてないし、エピソード3でも理由は別だったので、結果的にどうでもいい話だった。
 あと、吹き替えで見てたのだが、「ぼ、ぼう・・・」みたいに感じるシーンが何度か出てきて、急に違和感が出てきた。旧作は偉大。


スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]

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 やっと映像的に現代に追いついた。特撮の違和感は殆ど無かったが、全身CGの「人型」の動きが固い。まるでゲームのアクション動作みたいな感じ。
 いろいろ暗黒面への疑いはあったが、結局女房が出産で死ぬという夢が暗黒面へ落ちる一端だったというしょうもない話。最後の「生きる希望を失っている」というような表現によって、普通にしてたら別に死ぬことはなかったんじゃという大変どうでもいい話になってしまった。


全部見終わった感想は

・細かいストーリーのつなぎ合わせでシーンチェンジが多く集中できなかった。

 そもそも4~6を10年以上ぶりに見たが、大本のストーリーを壊さないようにしようとしているせいか、シーンチェンジが多く、結果として記憶に残らない。ベースのストーリーがあるための制約なんだろうか。
 エピソード3に至ってはDVDでスキップボタンを押すと、毎回別の建物から入るのでやってみて欲しい。多分場所が変わるのを視聴者にわからせるために最初に建物を写すのだろうが、構成に工夫なさすぎだと思う。

・エピソード1,2,3は結論もわかってる(「どうせこいつしなねーんだろ?」的な)ので、どうにも集中して見れなかった。

 そもそも帝国が生まれるためのストーリーなので悪い方向にしか行かない。1,2,3を映画化しなかった4のときのルーカスの判断は正しかった。

・CGおよびCGとの合成があまりうまくない

 「スターウォーズは最高の映像を作っている」という先入観があったからかもしれないが、1,2の合成丸出しは自分には受け入れがたい。(4,5,6の物理特撮メインでたまにある合成丸出しのほうが全然マシだと思うのが不思議なところだが)。ルーカス・フィルムは元々スターウォーズの物理的特撮がうまくて売れたのでCGシフトはあんまりうまく言ってないんじゃないかなーなんて思ったりした。

 結局、見る前と今とで今度の映画を見た感想が変わる気もしないのが今の結論だが、あえて見るなら4と6。1,2,3は4見た後だと別にいらんなと思った。あと、次の監督が、風呂敷広げてそれっぽく作ることには定評のあるJ.J.エイブラムスなので、過去作品を見ても見なくても楽しめると思っている。
 ルーカス自身、スターウォーズは撮りたいものを撮ったわけではないという泣き言を最近のインタビューで言っていたらしい。スタートレックもそうだが、熱心な信者がつくと制約が強まって何もできなくなるようだ。監督が変わることで、いい意味でJ.J.エイブラムスらしい、後に残らないスカッとした話にしてくれることを期待している。

ターミネーター: 新起動/ジェニシス とシュワルツェネッガー映画 [映画]

 ターミネーターは1,2はテレビで見ただけ、3や4は未視聴(見たかもしれないが記憶に無い)で評判が良くなかった記憶しか無いので、特に見る予定はなかったのだが、結局見てきた。

 結果としては、普通に面白かったが、T1,T2は直前に見ておくべき映画だった。うろ覚えのまま見てたので、あまり細かいところがよくわからなかったのが残念だった。

 ストーリー的にはタイムリープモノで、とにかく期待を裏切る展開になってて面白かった。細かいところは割とご都合主義だが、「こまけぇことはいいんだよ」と思わせる展開の早さで飽きなかった。久々にそういうタイプの映画を見た気がする。最近のアヴェンジャーズとかは、「それが本当に正義なのか」みたいな要素を入れてくる上にアメリカの正義で解決するのでどうもすっきりしないが、ターミネーターは殺るか殺られるかなので特にそういうこともなく、見ててさっさとぶっ○せとしか思わない所が良い。そういう意味では昭和的な感じもした。

 アクションも派手だったし面白くはあったが、シュワルツェネッガー自身のアクションは少なかった。さすがに寄る年波には勝てなかったのか、若干悲しかったところでもある。

 映像的には、序盤の19XX年あたりのシーンでは、19XX年だからというわけではなく、単純に映画の映像として古臭い気がした。これはT1の映像を意識してわざとやってるんだと思ったのだが、どうなんだろうか。しかし、最序盤や後半の実際2017年になると、映画の映像としてのクオリティも上がったので演出だったと思うのだが、正直いらん演出かなと思った。

 あと、字幕が例の人だったので、吹き替えで見たのだが、サラ・コナーの第一声が妙に甲高くてびっくりした。洋画のアクション女性の声は少し低めという前提で見てるので、焦ったが見てるうちに慣れてきた。というか、最初の第一声は撮り直してもいいのではないか。それとも平成フォーマットはああいうものなのだろうか。

 こまけぇ話。
 1.ターミネーターの元々のストーリーはSkynet(人工知能)が核ミサイルで文明社会を壊滅させるというのがありうるのか。アメリカの合理主義はやりすぎてなんでもインターネットに繋いでハッキングされているぐらいなので、やらかしてしまってもしょうがない。未来は軍隊もGoogleに依存するかもしれない。
 2.次にサンフランシスコとかに乗り込んで本社爆破したとして阻止できるのかというと、まあ、プログラムなんだからバックアップ取ってあるよねという身も蓋もない話になってタイムリープの意味ないなぁと。Googleはデータも必ず世界中の3箇所に分散して保存するようにしている。
 3.アップロードされたら終わりというのも、普通最初からオンラインだろうとも思ったが、高度な人工知能を生み出すのに特殊なハードウェア(量子コンピュータ)が必要で成果物だけアップロードすると考えるとまずまず(最後にもそういう描写あったし)。
 4.開幕時の原爆投下描写が普通の爆弾の爆発みたいだった。

 普通に面白かったので、逆に細かいことをつらつらと書いたが、「タイムリープものという小難しいことをやりながらもスカッとして帰ってこれる」という良い映画だったので、80点。

映画のネタがあまりはっきりせず悔しかったので、T2をポチる


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こっちは品切れだったので様子見。


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アヴェンジャーズ2 エイジオブウルトロン 視聴 [映画]

今回は知り合いにキャプテン・アメリカ2は見てから行くべきと言われたのだが、仕事が盛り上がったのですっかり忘れ、民法のぶった斬りアヴェンジャーズを見てかろうじてキャラを思い出した状態で視聴。

例によってIMAX+3D。

まず映画館につくと、アヴェンジャーズの広告が一つもない。前はアイアンマンとか飾ってあったと思うのだが、まるでやる気が感じられなかった。これは客の入りも悪いのではないかと思ったが、ど真ん中の席は予約できないぐらいは埋まっていた。

 当日は異常に眠く、途中で寝落ちしそうと思ってたが、開幕から激しいアクションで、しかも視覚的にかなり凝ってたので期待が高まり無事完走できた。SFアクション映画としてみれば、特に細かいことは考えず、敵との対決だけでなく、アヴェンジャーズ同士の対決など盛りだくさんで、視覚的にはさすがハリウッドと思わせるものが多かった。

 アクション映画として普通に良かったので85点。
 最近BDソフトの値上がりが激しく、80点ぐらいのものを4000円出して買う気がしなくなってきたので、90点以上にしようと思う。


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 デジタルコピー必要な人はそれだけ買えばよく、このセット販売は本当にいらない。


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 これもそう


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 DVDいらないんだけど・・・


アベンジャーズ 3Dスーパー・セット(4枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]

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 これはクオリティ求めるのでわからないでもないが・・・

 というハリウッド系(というかディズニー?)はこういう売り方を基本としているので、今更デフレが染み付いてきた自分にはどうにも購買意欲がなくなってきてしまった。

 5点足りない理由は長々と以下に書く

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劇場版 THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 [映画]

知り合いが見たいというので付き合って見てきた。(という後ろ向き視聴)

アニメは見ていない、劇場版は見たけどあまり覚えていない。
パトレイバー2の続きっぽい話だったらしいと知っている程度の知識。

また、劇場版をやる前に実写TVシリーズもやっていて、それを再編集した特別編がやっていた。
録画して見てみたが、途中でギブアップ。という状況で視聴。


・実写
 邦画のリメイクで成功したという話をあまりきかないので、「なんで実写でやるんだよ」、とは思ったが、高島礼子がほとんど活躍していたので、最後まで普通に見れた。

・CG
 CGが邦画にしてはかなり頑張ってるように見えた。開幕直後のミサイルはかなりCG丸出しでヤバそうな臭いを放っていたが、中終盤のヘリの電子画面や光学迷彩などはなかなかうまかった。

・パトレイバー
 漫画を読んだことがないが、パトレイバーの売りは人間のようなコミカルな動きができることにあると思っているが、なまじ実写にこだわったからかどうかは知らないが、全く動かない。もし、パトレイバーがトランスフォーマー並みに動くとすればハリウッド・リメイクしかないだろう。
 全く動けないので、敵のほうから射線に入ってきてくれるというシナリオになっている。

・脚本
 この話の前提を理解するためには、劇場版パトレイバーの流れを知ってないとすんなり入り込めないと思う。

・客層
 40台後半~が目立つような

・感想
 期待しないで見に行ったので、CGやセットが予想より良かったし、喋れば間違いなしのキャストがほぼ喋らなかったのは好判断だったのではないかと思う。パトレイバー自体はあまりしらないが、なんとなく「パトレイバー」として見に行くと期待はずれ、「劇場版パトレイバー2の続き」として見ると、まあまあ?な気はする。



機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]

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マッハ無限大 [映画]

本当は2週間ぐらい前の初日直後ぐらいに見る予定だったが、
予定が入ったために今日見てきた。

マッハのような、もはやマニアしか見ないであろう映画は朝9時15分から上映1本のみ。
そして知り合い4人で行ったところ、全部で8人しかいなかった。
当日のマッハは知り合いだけで半分売り上げたことになる。

内容はトニー・ジャーが戦うだけで十分だと思っていたが、期待以上だった。

■良かったところ

・アクションシーンが多め
 思い出したくもない「グランド・マスター」にもとめていたのはこういう映画だった。闘技場が出ておきながら雑魚同士の戦い1回だけではあったが、それでも格闘シーンが多めで文句なし。

・黒人の強さが視覚的にもよかった
 黒人の身体能力が高いだけでなく、正中線がぶれていなかったスタイルがよかった。
 アメリカ映画の殺陣は正中線が意識されていないマーシャルアーツが多くて見てて美しくないと思う。
 No.2のフィニッシュブローである直突き3連は良かった。

・ヒロイン?が意外に動けていた
 ハイキックが綺麗に出ていたのでそれだけでも十分よい。
 なんでもオーディションやったあとに特訓して撮影に使えるレベルにまでしたらしいが、その意義はあったと思う。
 一応それなりに有名な人らしい。

・ステージのバリエーション
 炎ステージ、電車ステージみたいに格ゲーっぽいステージ演出があり単に格闘シーンが多いだけではなかったのもよい。

・ドリフト
 車にトニー・ジャーが張り付いて、ドリフトする描写があったが、綺麗なドリフトだった。
 シーン的にはもっと危なさそうな運転に見えるようなドリフトもあったと思うが、危険すぎてやめたのかもしれない。

・舞台がタイあたりの設定
 一応架空の国同士の争いということだが、全編東南アジア的な絵が雰囲気あってよかった。
 農村と都会のブレンドが発展途上国の活気というイメージがある。


■悪かったところ

・CGがチープ
 知り合いに言わせると、生身が売りのトニー・ジャー映画で「CG使ったこと自体が悪」ということだったが、チープなのも。特に爆発系はほとんどCGだったが、どれもチープ。
 http://mach-infinite.com/about.php
 これを見ると前作は「CGなし、ワイヤーなし、スタントマンなし」というが、CGと格闘シーン以外でのワイヤーはあったので、売り文句が微妙になってしまったのはある。爆発はリアルでやってほしかったなぁと。

・全般的にわかりにくい
 どうせ格闘で解決するので「細かけぇことはいいんだよ」というスタイルなのだろうが シーン間の切り替わりが唐突とか説明が少ないとか、全体的にわかりやすくなかったとは思う
 でも見りゃわかるだろというスタイルも良い。

・No.0とNo.2が黒人なので区別がつかない
 最後はその二人相手に戦うのでますます意味がわからなかった。
  
・No.20の動きがイマイチ
 No.2が良かったのに比べると、No.20は少し動きがだるい。頭がブレるのが見栄えを悪くしている。
 お色気枠だから仕方がない面もある。

・バイクシーンが長い
 半分ぐらいでも良かったかなと思う。単純に長い。

■総合:85点

 アクションを期待して見に行って、期待以上にアクションが多かったので好評価。
 チープな爆発も含めて普通に楽しめる娯楽作品になってるので気楽に見れるタイプ。
 80超えたらBDを買うといったが、かといって70点台というには面白かったので、微妙なところ。最近のDVDセットで割増商法が本当に嫌なので、ハリウッド流にせずBD単体で販売されたら迷わず買おうと思う。


マッハ! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
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マッハ!弐 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2010/07/06
  • メディア: DVD


X-MEN:フューチャー&パスト 購入 [映画]


X-MEN:フューチャー&パスト 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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個人的には今年映画館で見たベストムービーであるのでBD購入。
トランスフォーマーは最悪の出来だったので発売を楽しみにしていた・・・が
作品の内容はいいが、以下の2点が大変不満。

・DVDとの抱合せ販売で価格が高い
・開幕時にCMを強制的に見せられる、しかも長いし、スキップ禁止にするという用意周到さ

最近気軽に買わなくなったのは、この2つの理由によるところが大きい。
この2つが心理的な障壁になっていて、余程気に入った作品でないと買わないというスタイルになった。高くてCM強制なメディアを買おうとは思わない。

今はGooglePlayだのAmazonだので気が向いた時にストリーミングで見れるので、もしかすると今後物理メディアを買わなくなるかもしれない。ただ、映画の音響面だけはストリーミングだと寂しいのだが、蔦屋のレンタルは障壁が高い。

X-MENの集大成としては言うことがないと思っているだけに、残念でならない。
もう「初回限定生産」を買うのは情弱という時代になったんだろう。



しあわせの隠れ場所 視聴 [映画]

たまたまTLに流れてたので、買ってみた。


しあわせの隠れ場所 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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900円で安いからいいかなんて思ったが、いまさら冷静に考えると

・BDじゃないと42インチでみたときに気になる
・HDじゃないのならKindleで300円でよかった

と微妙な気分に。

オアーってなんか聞いたことあるなーと思ったら全盛期レイブンズのLTだった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%83%BC

今じゃ見る影もないが、レイブンズとスティーラーズの守備といったら当時はすごかった気がするので、その一躍を担っていた選手なんだから相当すごいんだろうと。

ひとまず見てみると、結構強烈な社会派ドキュメンタリーかと思ったが
実は結構コミカルで普通に気軽に見れるいい話として描かれていた。

で、オアーの経歴を見たところ、映画との描写の違いが気になった。

高校1年次は公立高校に通ったが、高校2年次にブライアクレスト・クリスチャンスクールへの入学が認められた。彼は高校のアメリカンフットボールチームで頭角を現し2003年にはディビジョン2Aの最優秀ラインマンに選ばれると共にテネシー州のオールファーストチームに選ばれた[2]。2004年、リー・アン・テューイ、ショーン・テューイ夫妻の家に引き取られ、暖かな家庭を得ると共に1週間に20時間、家庭教師に学ぶ努力の結果、GPAは0.6から2.52に劇的に上昇させてNCAA1部校に入学できるレベルとなった


これによると、高校でNFL選手としてはすごかったが、学力が足りなかったのを白人夫婦が引き取って教育させたとある。

映画では、高校から大学に行くまでを詳しくやっていたが、
「夫婦が身寄りのない男子を見るに見かねて引き取って、クリスチャン・スクールへ入学させた後、LTとしての適性を見抜いてスターへと変貌させた」ストーリーであった。

それなら素晴らしい美談だったが、上記のようにWikipediaでは全く逆で活躍した選手を引き取って高校に入学させた。

「せっかくスターになれる可能性があるのに家庭の事情で学力がないまま進学できないのはもったいないから、サポートするだけでなく家族に迎え入れてスター選手への道筋を作った」、というだけでも十分な美談だと思うのだが、なぜこんな小細工をしたのだろうか。

フィクションだと割りきって、より美談を輝かせたかったのだろうか。

そこである疑惑が頭をよぎってしまった。

それはこの映画のキーであった役人による尋問。この話のキーとして「ミシシッピ大学を選んだのは自分の意志である」という描写が取ってつけたように描かれていた。

家庭に恵まれなかった黒人が差別意識の強い地域の白人に暖かく迎えられて大学へ進みNFLでスターになるという話だけでよいののに、そこに大学進学に待ったをかける役人?が現れる。どうもドラフトに際して周りの大人が誘導して懇意の大学へ入学させるのはルール違反らしい。

いきなり役人に尋問されているところから始まるというシーンから始まるため、この部分が核心なんだろうが、終わりの方までみていると、他の美談に比べると明らかにとってつけたような、本当はここが言いたいんだけど別の美談でごまかしましたというような感じがしてしまっていた。というか、いらんだろと。なんとか局に難癖つけられる話なんていらんだろと。蛇足、盲腸的な。

だから、この映画は好意的に解釈したとしても、現実とは違うストーリーにしたあげく、本人のスター性にケチを付けられないための余計な演出が入っている映画というのが最終的な判断となった。何も知らなければイイハナシダナーなんだろうが、Wikipediaを見てしまった以上はこのように判断せざるを得ない。

新劇場版 頭文字D Legend1 -覚醒- 見に行った [映画]

珍しく邦画でアニメ。
当然IMAXなどというところではやらないのだが、施設の関係で横浜に見に行った。

飯を桜木町で食うことになったのだが、ビジネス街のためか、妙に閑散としていて驚いた。
食べログなどで妙に安い店が多いなと思ったが、納得。

最初入ろうとした洋食屋は、スズメバチ*2の来襲のため取りやめ、通りがかりに見つけたボクサーが関与しているラーメン屋に入った。

涼しくなっているとはいえ夏なので、辛くて冷たいつけ麺を頼んだところ、店員に「熱いほうが美味しいですよ」というアピールをうけ、熱い方を頼む。
辛いつけ麺はキムチやチゲなどのような濃い海鮮系のだしが効いている感じでうまかった。
しかし、確かにうまかったが、だったらラーメンで良かったなと汗だくになりながら完食。

という飯の話題はおいておいてイニDの話。

原作は知り合いの家にあったのを一気読みしたぐらいなので、あまり思い入れは無い。
アニメもあまり見ていないし、そもそもドリフトが好きではない。
イニDのキャストも、アニメでやっていたらしいキャストと違うらしいが、違和感はあまりなかった。

なので必然的に車の動きだけが自分の注目ポイントになってしまうが、まあ、こんなもんだろうというのが印象。

GT-Rのやつが、登っていくだけのハチロクをみて、「オーラがある」といっていたが、そのオーラをCGとして表現して欲しいというのは、邦画に要求するレベルが高すぎだろうか。1時間の映画なんだから、そういうこだわりが欲しかった。

F1にしろSuperGTにしろ、一瞬のアクセルワーク、ハンドリングの挙動がドライバーのテクニックの高さを表現していて、それを「オーラ」とか表現する。そして、CG導入でよくあることなのだが、完全に平行移動するので、スケートをしているようにしか見えない。現実は凸凹した路面をサスが吸収するので、斜体が微妙に揺れる。その揺れに対してドライバーはハンドリングやアクセルワークで対応する。その対応の速さ、正確さがドライバーの技術力になる。グッスマの谷口、片岡ペアがエンドロールに名前が入っているんだから、もう一味欲しかった。

あと、FC/FDの高橋兄弟の音ってこういう少し高めの音じゃないのかな

https://www.youtube.com/watch?v=v0UOGYE0VBs#t=242

上の動画だと、グリップ走行なので回転域を落としているが、イニDはドリフトなので回転数も高いところで維持しているはず。そうするとロータリーは「鳴く」と思うのだが違うんだろうか。ナイトスポーツの車はノーマルエンジンブースト仕様らしいが、そういう感じでFDの売りっぽい音がでてるようにも思えなかった。高橋兄弟は金持ちの設定なんだから、スーチャーとかターボとか載せてるはずだから、プシューみたいな音もしないとおかしいんじゃないの? とか。

ただ、映画館がいつものIMAXではなかったので、音が若干割れていて、全体的に迫力出すための設定に感じたので、スピーカーのせいかもしれない。

また、イニDはノーマルで外装だけ、あとは腕で勝負ってことなんだろうか。そこらへんはよく知らないが、wikipedia見てみると、外装しか書いていないのは、やはり馬力方面には目を瞑ってノーマル対決という気はする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%AD%E6%96%87%E5%AD%97D%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9#.E8.B5.A4.E5.9F.8E.E3.83.AC.E3.83.83.E3.83.89.E3.82.B5.E3.83.B3.E3.82.BA_.28RedSuns.29_.2F_.E3.83.97.E3.83.AD.E3.82.B8.E3.82.A7.E3.82.AF.E3.83.88D_.28PROJECT.D.29

と、いろいろ気になったが、原作が好きなら特に違和感なく見れるクオリティという意味では及第点だと思う。

採点基準としてBDを買わない場合は70以上はつけないという意味で、69点とする。
65にしようかとおもったが、マイケル・ベイのトランスフォーマーよりはいいだろうという判断と、原作好き加点=即買ということから、69にした。

ちなみに1時間の映画という形態をとっているが、次回作が2015年ってのがアレ(笑)

トランスフォーマー ロストエイジ 感想 [映画]

IMAX 3D 字幕で視聴

前作は「トランスフォーマー」ではなく「アメリカ軍」であったため、BDを買わなかった。
今回は仕切り直しになるのかとどうか、がポイントだった。
結果は×。アメリカ軍が、アメリカ人になっただけ。「アメリカ人 with トランスフォーマー」が正しいタイトル。

何しろ3時間というのが本当に長い。家でBDでトイレいきたくなったら中断してまた見るというわけにも行かない映画館での視聴での3時間は本当に厳しい。プレミア席じゃなかったら耐え切れなかっただろう。いつもなら買う飲み物も買わなかった。

30分単位ぐらいで見てると、金もかかってるように見えるし、アクションもそれなりに派手だし、ストーリーもそれなりにわかりやすいのだが、1本の映画、そしてトランスフォーマーの映画としてみると大変冗長。

・娘の大学に行く金が必要
・父娘の確執
・CIAが悪巧みしている
・娘のボーイフレンドがレースドライバーでカーチェイス

上記のようなアメリカ人テンプレはパシフィック・リムみたいにナレーション数分で十分。それをだらだらと見せられたのでまったくテンションあがらない。

あとトランスフォーマーがちょっと絡んだのは、従業員(仮)のゴア死。彼もチンピラならまだよかったのだが、ちょっと抜けてるだけで別に悪い奴いじゃないのがまたスカッとしない。「家族」以外は死んでもいいという白人アメリカンスタイルにうんざり。それに死体とランボルギーニ(カッコ悪い名前のウラカンと思われる)とのショットをこれでもかと写していたが、白人の悪趣味さが良く出ていると思う。

現代らしい構成で、企業と国家と中国が絡むみたいなのもやっているが

・ニセスティーブ・ジョブズ登場
・ニセスティーブ・ジョブズの秘書が中国人(という意味ではFacebookもちょっと入ってるのか)
・セキュリティザルなら研究所が何故か本社にある
・国家レベルのセキュリティ案件を中国に持ち出し

3時間やるんだったらむしろこういうところを何とかするべき。
リアルで映画に中国資本が入っているので、中国に行く。中国に行ったら行ったで

・地元民の無口なにーちゃんがいきなりカンフーの達人
・秘書とCIAのカーチェイス&ストリートファイト
・九龍城っぽいところで、追いかけっこ

と、やはり文字で書くと「どこにトランスフォーマがーいるんだ」と思われるだろうが、実際いないんだからしょうがない。あと最初北京だと思ったが、気がついたら香港になっていた。上海だったかも。

そして、終盤も終盤、いきなり彼らの力を借りるしか無い(キリッ)とオプティマス・プライムが思い出したかのように、中国の謎の山奥の洞窟に眠る脱出に使った宇宙船の中の牢屋に入れっぱなしだった恐竜タイプのトランスフォーマーを覚醒。よくわからない確執も数分で解消し共闘(おい)。むしろここからスタートしてある事件で確執が解消されて共闘というのが美しい流れではないか。

ここからが本編のはずだが、すでに仲間になった後なので、敵の雑魚をちぎってはなげちぎってはなげをするもつかの間、ボスの磁力兵器でオロオロ。でもオプティマスがミサイルを打ち込んで破壊。ここも文章にしてみると意味がわからないが、実際そうだからしょうがない。

確かアニメ版では恐竜タイプのやつは、メガトロンに騙されて対立してたみたいな話があったと思っていたが、まったく勘違いだったようだ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88

あとはボスとプライムの勝負だった。友人の不満点として、トランスフォーマーは何が致命傷なのかよくわからない、というのがあったが、ここはまさにその通りで、動体貫かれたオプティマスが苦しそうにはしているがピンピンしているのがまったくもって謎。人間とオプティマスの共闘で無事ボスを撃破。大団円。


上記の点はトランスフォーマーにほとんど関係がない話で、関係があったところで覚えいるところというと

・開幕早々オプティマス・プライムの口が悪い
 これはこのシリーズ最初からのポリシーでここだけは好感
・日本タイプ()のサムライ野郎が登場
 謎俳句を読まれるが、字幕が下手すぎて俳句だとわからない
 また、日本タイプのくせにLexusにすらならない
 ほかが1億円のパガーニとかだから見栄えの問題もあるだろうが。
・バンブルビーがいきなりチンピラ化
・このシリーズの悪いところとして、アクションが何やってるかわからないところはいつも通り

というわけで、今回もBDは買わないだろうということで、65点にする。

クオリティは高いのはわかるんだが、いらないものを詰め込みすぎてお腹いっぱい。二度目を見ようとは思わない。大体最近見てるアメリカ映画が、どれもこれもアメリカ人テンプレすぎているのに、そこにさらに強度のアメリカンスタイルをみせつけられてうんざりした。パシフィック・リムが良かったのは、監督がメキシコ人オタクで最初からアメリカでの本流を目指していなかったというのがあると思う。

DVDで全く使われなかった別アングル再生みたいのがあったが、トランスフォーマーに関わるところしかやらないモードをBDにつけてくれるなら買うかもしれないが、そんなこともないので買わないだろう。

↓ぐぐって思い出したが、第一部完結で始祖が登場するのに矮小化したタイトルでセンスが無いが、今回のロストエイジも話とタイトルがリンクしていない。正直次は見なくていいかとすら思っている。


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