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スタンフォード白熱教室 まとめ [テレビ]

ハーバードのほうは哲学だったが、スタンフォードは起業家育成コースの8回の講義
最後にまとめをやっていたので書き起こしておく


■観察

運がいいと思っている人と運が悪いと思っている人に新聞をもたせ写真を数えさせる
運がいい人は数秒で正解したが、運が悪い人は正解しなかった
新聞には、「数えるのをやめてください。43枚の写真があります。」と大きく書いてあった。
運が悪い人にもう一回似たような実験をしても文章を発見した人はいなかった。

目の前にあっても見ていないことはある。
創造性の観点では観察は重要な要素。


■前提を疑う

・マインドマップなどを使ってブレインストーミング
・最高のアイデアを考えた後最低のアイデアも考えてみる
・関連性のないものを組み合わせてみる(Metaphor)
・問題を定義しなおす


■空間

・幼稚園ではカラフルで目的によって配置が変えられる
・小学校などへいくと、画一的な空間(同じ椅子、机)へいき、会社もパーティションで仕切られた画一的な空間で仕事をする。


■チーム

チームで仕事をするときは相手の役割を理解する必要がある

人には6つの役割があって帽子で色分けしてみる

緑:アイデアを出す
赤:感情で引っ張る
青:段取りを中心に考える
黄:みんながうまくいくか考える
白:事実を中心に考える
黒:ダメだし

これらの役割を果たす人がバランスよくいて、
相手の役割を理解していないとクリエイティブな職場はいい方向にいかない。


■時間

・プレッシャーは短いと効果があるが、長いと効果がない
・期間が短いとプレッシャーが目標になる

・実験する姿勢を持つ
・なるべく早く何回も失敗すること


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組織の役割が一番面白かったかな。

一般的な組織だと、青だけ、緑だけ、悪い意味で黒だけという人しかいないかな。

自分は基本的に白であることを意識している。Googleがそういう風にしてるという話を聞いてからは特に。
打ち合わせをすることが多いが、話し合いしてる時間にさっさと実験して失敗したほうが話が早い。
わからないことをやろうというのに考え続けるのは無駄。

あと、失敗を繰り返すためにある程度の手順を考えるという意味で青

上記では書かなかったがCreative ToolsやCreative Cultureが重要であるといっていた。
Toolの意味は幅広いが、自分ではMercurial+MQがここ数年で一番のインパクトだった。
Mercurialだけだと使いにくいがMQを使うことで「失敗しやすくなった」

失敗できる、成功だけでなく失敗を保存できる、成果を確認できる

と、言うこと無い。単にやるだけなら他の方法でもできるが、速さも伴うとなるとこれしかない。

世の中間違った手順で出した間違った結果を間違った経験として吸収してしまっているベテランが多いので再現性とその発表は重要である。

CSI 9 [テレビ]

最近CSを見なくなったのだが、不景気で金のかかるSFだのなんだのをあまりやらなくなったのと、ATXが腐女子向けにシフトしてるのと両方あって、楽しみにしてるドラマが無くなってしまった。

その最後の砦であるCSIベガスの大きな変化のあるシーズン。

アマゾンのレビューは絶対に見てはいけない。盛大なネタバレを含む。


CSI: 科学捜査班 シーズン9 コンプリートDVD BOX-1

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  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: DVD



CSI:科学捜査班 シーズン9 コンプリートDVD-BOX 2

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で、これも買うかどうかちょっと迷ってる。
物理的な問題もそうなのだが、いい加減BDで出してくれませんかね・・・
DVD画質だとさすがに画質が悪い。
というのも、テレビ東京だとすごい画質がいい。さすが無駄にスペックの高い地デジ。
カットされるとはいえ、テレビ東京のデジタル放送は(自分の中で)永久保存版でとってたりする。

今の時代にDVD画質のものをパッケージで買う意味を考えてしまう今日この頃である。

ドキュメンタリー [テレビ]

■ブラッド・アンティーク~古美術品盗掘の実態~
 アフガニスタン -> ベルギー・オランダ -> 欧米諸国・中国・日本

 タリバンは偶像崇拝を禁止する一方で資金源としても遺跡を利用している。
 ベルギーやオランダを経由しているのは法整備が甘いため犯罪者が捕まらない。
 アフガニスタンで3万円程度で買い付けたものが店に並ぶと30万~300万程度になる。

■シリーズ 調査報道「甘いチョコレート 苦い現実」
 ガーナなどのチョコレートの原料であるカカオの生産地では子供が労働力として使われている。
 フェアトレードマークのついていないチョコレートは子どもが労働力として使われているとみて間違いない。
 フェアトレードなどで規制をすることで、多少は効果があるが、根本原因は隣国の貧困問題。
 隣国で子供を親戚や親が子供を売る。子ども自身は労働の対価はもらえない。

■シリーズ 調査報道「欧州 腎臓密売ルートを追う」
 タイトルとは裏腹に臓器移植問題全般の内容。
 東欧諸国の貧困問題のため、臓器を売り買いするブローカーがいる。
 手術ができる場所へ移動して手術をするので、取締も難しい。
 死者からの臓器移植を増やして対応しようとするが、あまりうまくいっていない。
 国によって臓器移植への抵抗感が違う
 臓器提供を打診した場合、スペインは15%しか断らないが、デンマークでは50%が断るらしい。
 スペインの臓器提供拒否が少ない理由は、臓器移植ネットワークがしっかり機能しているからと自画自賛。

■密着ムジャヒディン~素顔のイスラム戦士~
 アフガニスタン人は、ソ連を追い返したのでアメリカも追い返せると思っている。
 ジハード・殉教が名誉という日本がかつて陥った状況を今なお繰り返している。
 武装勢力はゲリラ戦で度々襲撃を繰り返すが、失敗することもある。
 ミスを失敗した時も、上官へは成功しましたといい、1日の休暇をもらう。
 武装勢力を殺したパトロールが数日後殺されていた。
 武装勢力が潜伏していた納屋を「すべてはうまくいっています。全く問題ありません。」と言い放ったパトロールは数日後全員死亡した。
 タリバンはコカインを財源としている一方で、身内の密売には厳しい。
 タリバンは自治をおこなっていて、処刑も行う。密売人は処刑された。
 潜入したジャーナリストとタリバンのやりとり(即死ルート回避)
 「ジャーナリストさんよ、24時間カメラに追い回されておちおち食事も睡眠も取れない。」
 「なんと答えれば・・・」
 「聖戦に加わってほしいと言ったらあんたも戦うか?」
 「この間の夜行きましたよ」
 「あれは撮影のためだ。銃を与えたら戦ってくれるか?」
 「カメラが私の銃です。」
 「我々の邪魔をしないでくれ」
 その後、司令官はジャーナリストに村をでていくように言った。

■ガスランド~アメリカ 水汚染の実態~
 ブッシュ政権時、アメリカのエネルギー会社のCEOでもあったチェイニー副大統領手動で、ガス採掘の規制を撤廃した。
 その規制撤廃によって、裏庭でガス採掘される人が出てきた。
 ガス採掘には高圧の水で岩盤を破壊する水圧破砕法で行われる。
 そのため、水、泥、有機化合物が渾然一体となって周辺地域へ流れだす。
 地下水で生活や牧場経営している人にとっては致命的で、蛇口からガスが出てくる始末。



 企業側の対応
 御用学者に「問題ない」と言わせる
 一千万円あげるから黙ってて。
 水質検査もとりあえず問題ないという。
 訴訟を起こされて本当にやばくなったので、水だけは配給しますよ。
 でもガスは垂れ流し。

 環境保護局としても対応したいが命令される立場なので動けない。オバマになったからといってすぐに解決するわけではない。

 こういうことが起きる背景には、人口密度が極端に低い州なので、訴訟などが都市部に比べて起こりにくいことにある。そこにつけこんだ非人道的な行為と言える。こういう非人道的な事が起きるのは発展途上国だけかと思っていたが、自由の国を標榜するアメリカがこのザマとは。


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