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福島原発の闇 [本]


福島原発の闇 原発下請け労働者の現実

福島原発の闇 原発下請け労働者の現実

  • 作者: 堀江 邦夫
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/08/19
  • メディア: 単行本



水木しげる挿絵でやるらしいので買ってみる。1K以上するので気軽には買いにくい。
終戦記念日=水木しげるということで以下の本も紹介。(当に過ぎてしまったが)


総員玉砕せよ! (講談社文庫)

総員玉砕せよ! (講談社文庫)

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/06/07
  • メディア: 文庫



敗走記 (講談社文庫 み 36-12)

敗走記 (講談社文庫 み 36-12)

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/15
  • メディア: 文庫



 テレビでドキュメンタリーをやっていたりするけど、日本人の本質は敗戦のショックがあっても変わっていないと思う。被災しても列を作って並ぶ律儀さがある反面、対立を好まない事なかれ主義でトップが選ばれて、そのトップが非常事態に出す結論がまったくとんちんかんな作戦か根性論かしかない。そういう上官を持つ日本人が戦争をしたら下っ端はどうなるのか、というのがリアリティありすぎて読んでて胸糞悪くなってくる。巻末にも水木しげるの「言いようのない怒り」と表現されているが、目的なく死なされる人の立場が表現されている。
 あんまり語られないことだが、家柄がいい人っていうのは、こういう目にはそうそうあってない。東条英機の遺族とかがたまにテレビ出てたりするが、悲惨な経験しているのはなも無き下っ端。グラップラー刃牙で有名な塩田剛三も、戦中はマレーシアでのんびり過ごしていて、気がついたら日本が負けていたので申し訳ないと書いてあった。
 というわけで、家柄が良くないのでいざとなれば下っ端になってしまう人は、一度は読んでおくと無能な上官のもとで死ぬ無常さを感じられると思う。

 漫画なので読書感想文のネタにはならんとはおもうが、これを読んだ後似たような小説を読んだことにして文章書けば満点もらえるんじゃなかろうか。

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