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トゥルーグリッド [映画]

http://www.truegritmovie.com/intl/jp/

川崎で観てきた。

西部劇ということもありRedDeadRedemptionをやってないので若干不安があった。

内容は割とありきたりで、西部劇の時代に親の敵を打つ旅に出るという物。
なのでディティールを如何に出すかというところに充填があると思うが登場人物が

14歳の女
呑んだくれの連邦保安官
脳筋のテキサスレンジャー

とどれも共感できないものばかり。

ガキが荒野へ旅に出れるかというのも無視して保安官についていくが、楽勝でついていく。気温だったり、水、飯、ずっと馬に乗ることによって気持ち悪くなるなど、そういう不安要素は一切なし。ただの14歳の子どもではない。よって、サバイバル的な要素も会話で触れられるだけで映像としてはあまりなかった。せいぜいしょぼいパンを食べるシーンぐらい。泥水を啜るのを自慢するなら、蛇は最高のタンパク源だぜ といって食うぐらいの度量はなかったのだろうか。

映像も一番最初の引きのシーンで歩いている人がぼやけていたりと、あまりHDらしくなかった。自宅で見るアニマルプラネットぐらいのクオリティは欲しかったところだが、映画だから雰囲気を重視したのだろうか。

ゴア表現も、開幕早々の絞首刑のインパクトはあったが、指が切られうr、胸をさされるぐらいで、あんまりなかった。文明が発達していないがゆえの荒っぽさはもっと表現して欲しかったところ。

あと馬をいきなり殺したのも不明。

馬は彼らに取って命綱なので、余程のことが無い限りは殺さない。いたぶっていたガキを蹴ったのも彼が保安官という職業で馬が重要な相棒だからだと思っていたのだが、最後に走れなくなったから殺してしまったのは如何なものか。ちょっと休めば走れたのに、走れたのにぃぃぃぃぃ という印象。なのであのシーンは限界を超えて走らせた結果、足を骨折してしまい、このまま苦しんで死ぬよりは安楽死させた と勝手に脳内変換した。

蛇のシーンもあんなところで噛まれるのではなく、帰り道のキャンプで噛まれるほうがよかった。

最後の最後に、劇団長にクズと捨て台詞を吐くわけだが、その理由も不明。

どっちにしろ西部劇に詳しくないとあまりオススメできない作品で、日本人にはエンターテイメント性が乏しいイマイチな作品であった。が、この作品がアメリカで評価されたのは、この時代がアメリカの原点であり、必要以上に誇張した作品ではなかったことが、共感を読んだのではなかろうか

というわけで、いくらアカデミー賞受賞作品といえども「西部劇詳しいぜ」というような奇特な人意外にはオススメ出来ない作品である。


レッド・デッド・リデンプション【CEROレーティング「Z」】

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  • 出版社/メーカー: テイクツー・インタラクティブ・ジャパン
  • メディア: Video Game



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