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落合博満と松井秀喜 [スポーツ]

達川Blogを読んでて昔のことを思い出したのでちょっと思い出話。

知り合いには何度か言ったことがあるのだが、自分の中ではこの二人が別格だと思わせる打席があった。

ランナーがいて、4番、追加点が欲しい場面。
ただ、相手のピッチャーも一流で失投はなかなかしてこない。

そんなときにこの二人は何をしたか。

臭い球は全部カットしてファウルにしていた。それも一球や二球じゃない。5球か6球か・・・。

見てる方もドキドキしながらいろいろ考えている。三振するのか、凡打なのか、ヒットか、ホームランか、あらゆる可能性を考えてしまう。ストレートで力勝負、外角に際どいコースへ変化球・・・

通常なら6球もあれば終わる打席が、カットによって10球を超える。
しかも甘いと思った球すらカットし、さすがに何度も際どいコース投げてると失投がでるんだろう。
外を狙った球が若干内に入る。
それを見逃さずにおもいっきりひっぱたく。
打球は外野スタンドへ。

こんなすごいものを最初に見たのは落合博満選手だった。
あの時にインターネットや2chがあったら間違いなく何か書いていたと思う。
あの衝撃は今でも忘れられずに覚えている。

同じような場面で同じ事をできるバッターがいるのか。その日からプロ野球をかなり真剣に見続けた。
ここで、同じような場面と書いたが、例えばランナーを背負っていない場合、ピッチャーは最悪歩かせてもいいやという感じで真剣さが足りない。実際、四球になってしまうことも多い。しかし、ランナーを背負い、打たれたら同点もしくは逆転になるとなれば相手バッテリーはかなり真剣に攻めてくる。内角、外角、ストレート、変化球、あらゆる球を駆使して討ち取ろうとしてくる。そういうバッテリーのシビアな攻めを打ち砕くことができるバッターがいるのか、それがその時のテーマだった。

当時はセ・リーグ(巨人)偏重だったので、セ・リーグの球団全部の試合をテレビで見ていたが、同じ事をできている選手は発見できなかった。何試合か後に落合選手が同じ事をまたやっていた以外は・・・

当時はビデオも高くて録画しながら見るなんてこともしていなかった。だから、あー、あの場面すごかったなーっまたみたいなーて思ってるだけだったが、何週間か後に同じ事をやってくれたのには本当に驚いた。まぐれじゃないんだ・・・そう思った。

リアルでこれぐらいすごい人だったので、消える魔球なんてものが出てくるミラクルジャイアンツ童夢くんに落合選手が実名で出てきても何の違和感も無かった。しかも、童夢君の消える魔球を容赦無くHRにするだけはある(今も言っているが当時も言っていたw)と思っていたら、その翌年ぐらいだろうか。同じ事をやってのけた選手がついに現れた。その名は松井秀喜。

単に豪快にHRを狙うバッターはいくらでもいるが、5,6球もカットして失投を待ってその後にHRを打ったバッターはこの二人意外にはちょっと思いつかない。

落合動画を探しては見てみるのだが、スポーツニュースのようにHRを打った瞬間だけを並べているので、上記の感動はスポイルされている。そこに至る課程に超一流の技術、センスが隠れているものなのだが、あまりに古い時代の話なのでフルカウントになるような動画もないし・・・

というわけで、似たような動画があったら教えて下さい。

童夢くんに出てきた落合。でもフォームはリアルのほうがいい。


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