NFL ディビジョナルプレーオフ [スポーツ]
・ブロンコス vs レイブンズ
2OTになる接戦は38-35でレイブンズが制した。
点数だけ見るとハイアベレージだが、ブロンコスは2TDはスペシャルチームなので、それがなければ普通にレイブンズであった。また、もしブロンコスのFGが決まっていれば2TDが生きてOTになることもなくブロンコスが勝っていた。OTになるぐらいなので、たらればで言っても本当にどっちが勝ってもおかしくなかったが、やっぱりレイブンズのディフェンスが兄者オフェンスを押さえ込んだことにあると思う。
攻めはパスかランしかないが、ディフェンス優位でパスが通りにくい昨今、ランの優位性が上がっている。というより、両方が良くないと攻めが続かなくなっている。
Twitterでは兄者がランを出すことに否定的な意見も見受けられたが、そもそもパスが通るのかというと、ランが出ないことにはお話にならないという状況があるので、ランをコールすることがゲームメイキングになっているのだと思っている。ところが、ランを出したいブロンコスは、二人も負傷欠場し、三人目はルーキーで能力はあったが、プレーコールを正確に理解できずにいた。まるでシーズン序盤のような状況であった。
結局完全なパスカバーでもあえてパスを投げてINT、FGで決着がついたが、これはレイブンズディフェンスが押さえ込んだといってもいいと思う。QBに欠けるプレッシャー、パスカバー、そしてランディフェンスと高いレベルのディフェンスだった。スペシャルチームの2ポカが悔やまれる。
ランが殆ど出ない理由は前のエントリにも書いたレイ・ルイスで、スピードもないし引退するといってはいるが、タックルミスをせず的確にランを潰している。これがディフェンスを引き締めている印象がある。真ん中がしっかり抑えられている上に奥もしっかりカバーされているので必然的にプレーの幅が狭まる。
これも前のエントリに書いたが、これを打破しようと思ったらスピードで撹乱するしか無いと思うのだが、そういうプレーは1度しか無かったように思う。
あと、フラッコの成長。コルツのOCが移籍してきたからだろうか、とにかくポケットで落ち着いている。捕まるようなロングパスを投げないと、オフェンスが急激に良くなった。ただ、やっぱり今回も右側がスルー状態だったのがきになる。マニング兄者のおかげでプレーオフには出られたが、チーム全体の力という意味ではメッキを1枚貼りつけた程度であったということかもしれない。
逆にレイブンズは敵地だというのにディフェンスのパフォーマンスがすばらしく、集中力も切らさなかった。こういうプレーオフや敵地でも集中力を切らさないメンタリティが強豪の条件だと思うので、とにかくレイブンズがすばらしかったと思う。
・49ers vs パッカーズ
まだ試合が終わっていないが、QBケイパーニックのランに対応できなず3TD差になったので書いてしまう。
パッカーズのディフェンスといえばクレイマシューズの強烈なブリッツなのだが、出場しているのかというぐらい存在感がない。マシューズも怪我を何回かしているので、スピードが落ちているのかもしれないが、49ersのオフェンスラインのブロックが的確でまったく仕事をさえていない。レシーバーも大型レシーバーを揃えていて、カバーも難しい。そしてケイパーニックとゴアのランと、オフェンスの破壊力がなにげに高い。
ただ、ちょっとケイパーニックは応援できない。なんでかというと、NFLにはQBにハードタックルはしないという不文律があるのだが、そのせいでケイパーニックへのタックルが甘いからだ。本人の足もかなり早いので能力は確かにあるのだが、この不文律で微妙に守られているのが、プレーとして見えてしまうのがどうにも興ざめである。
走るのを売りにしてポケットの中ではガンガンブリッツ食らって怪我をしているQBが多い中、それをさせないオフェンスラインを造り、本当に誰もいないときに本人が走るということ自体はいい。ハーボーHCは良いチームを作ったと思う。しかし、長距離走った時に自分からダウンするのだが、「そのタイミングでのダウンだったらタックル食らってもおかしくね」ということがままある。特に試合がヒートアップしてくればRBもWRも負傷覚悟でタックルされる。まあ彼らの場合はTDまで走ろうとするからタックルされるのだろうが。
なんで勝っても素直に応援できないが、今年はこのずるさが生きて49ersが優勝しそうというのが今の印象。
最後にいいたいことは、「審判仕事しろ」。ディビジョナルプレーオフでひどい審判ってのはちょっと残念であった。
今夜~明日の試合は、テキサンズがリベンジできるのかが見所か。シーホークスとファルコンズはどっちが勝ってもgdgdな気がする。
2OTになる接戦は38-35でレイブンズが制した。
点数だけ見るとハイアベレージだが、ブロンコスは2TDはスペシャルチームなので、それがなければ普通にレイブンズであった。また、もしブロンコスのFGが決まっていれば2TDが生きてOTになることもなくブロンコスが勝っていた。OTになるぐらいなので、たらればで言っても本当にどっちが勝ってもおかしくなかったが、やっぱりレイブンズのディフェンスが兄者オフェンスを押さえ込んだことにあると思う。
攻めはパスかランしかないが、ディフェンス優位でパスが通りにくい昨今、ランの優位性が上がっている。というより、両方が良くないと攻めが続かなくなっている。
Twitterでは兄者がランを出すことに否定的な意見も見受けられたが、そもそもパスが通るのかというと、ランが出ないことにはお話にならないという状況があるので、ランをコールすることがゲームメイキングになっているのだと思っている。ところが、ランを出したいブロンコスは、二人も負傷欠場し、三人目はルーキーで能力はあったが、プレーコールを正確に理解できずにいた。まるでシーズン序盤のような状況であった。
結局完全なパスカバーでもあえてパスを投げてINT、FGで決着がついたが、これはレイブンズディフェンスが押さえ込んだといってもいいと思う。QBに欠けるプレッシャー、パスカバー、そしてランディフェンスと高いレベルのディフェンスだった。スペシャルチームの2ポカが悔やまれる。
ランが殆ど出ない理由は前のエントリにも書いたレイ・ルイスで、スピードもないし引退するといってはいるが、タックルミスをせず的確にランを潰している。これがディフェンスを引き締めている印象がある。真ん中がしっかり抑えられている上に奥もしっかりカバーされているので必然的にプレーの幅が狭まる。
これも前のエントリに書いたが、これを打破しようと思ったらスピードで撹乱するしか無いと思うのだが、そういうプレーは1度しか無かったように思う。
あと、フラッコの成長。コルツのOCが移籍してきたからだろうか、とにかくポケットで落ち着いている。捕まるようなロングパスを投げないと、オフェンスが急激に良くなった。ただ、やっぱり今回も右側がスルー状態だったのがきになる。マニング兄者のおかげでプレーオフには出られたが、チーム全体の力という意味ではメッキを1枚貼りつけた程度であったということかもしれない。
逆にレイブンズは敵地だというのにディフェンスのパフォーマンスがすばらしく、集中力も切らさなかった。こういうプレーオフや敵地でも集中力を切らさないメンタリティが強豪の条件だと思うので、とにかくレイブンズがすばらしかったと思う。
・49ers vs パッカーズ
まだ試合が終わっていないが、QBケイパーニックのランに対応できなず3TD差になったので書いてしまう。
パッカーズのディフェンスといえばクレイマシューズの強烈なブリッツなのだが、出場しているのかというぐらい存在感がない。マシューズも怪我を何回かしているので、スピードが落ちているのかもしれないが、49ersのオフェンスラインのブロックが的確でまったく仕事をさえていない。レシーバーも大型レシーバーを揃えていて、カバーも難しい。そしてケイパーニックとゴアのランと、オフェンスの破壊力がなにげに高い。
ただ、ちょっとケイパーニックは応援できない。なんでかというと、NFLにはQBにハードタックルはしないという不文律があるのだが、そのせいでケイパーニックへのタックルが甘いからだ。本人の足もかなり早いので能力は確かにあるのだが、この不文律で微妙に守られているのが、プレーとして見えてしまうのがどうにも興ざめである。
走るのを売りにしてポケットの中ではガンガンブリッツ食らって怪我をしているQBが多い中、それをさせないオフェンスラインを造り、本当に誰もいないときに本人が走るということ自体はいい。ハーボーHCは良いチームを作ったと思う。しかし、長距離走った時に自分からダウンするのだが、「そのタイミングでのダウンだったらタックル食らってもおかしくね」ということがままある。特に試合がヒートアップしてくればRBもWRも負傷覚悟でタックルされる。まあ彼らの場合はTDまで走ろうとするからタックルされるのだろうが。
なんで勝っても素直に応援できないが、今年はこのずるさが生きて49ersが優勝しそうというのが今の印象。
最後にいいたいことは、「審判仕事しろ」。ディビジョナルプレーオフでひどい審判ってのはちょっと残念であった。
今夜~明日の試合は、テキサンズがリベンジできるのかが見所か。シーホークスとファルコンズはどっちが勝ってもgdgdな気がする。
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