SSブログ

EtymoticのER-4S購入 [オーディオ]

最近はオーディオは完全に決まってしまい特に更新しようとは思っていなかったのだが、知り合いがER-4Sを購入したと聞き及び俺も更新するかとちょっと思ってドバシにいってみた。

今は16K前後ぐらいで、3Wayモデルがよりどりみどりのはず。そんな中SONYのXBA-40は4Wayというのが気になって視聴してきた。


SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-40/S

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-40/S

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



で、店頭のポップ見て思ったのだが、俺の中ではウーファー*2、ミドル、ツィーターだと勝手に思っていたのだが、ツィーター+ウルトラツィーターだったというのでいきなり興味が失せたw
どこぞのスペックではバランスがいいとのことだったが、実際聞いてみると低音と高音がかなり盛られていて、それでいて低音がホワホワと締りがない。おっさんの聞こえない高音を強化するよりも、Wウーファーのほうがいいんじゃねーかと思いつつ、これは無いなと別のモデルも視聴してみた。


SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-30/S

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-30/S

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



でワンランク落ちるのだが、XBA-30を視聴してみたのだが、こっちのほうが断然良かった。
ヨドバシがかなりうるさいのもあるのだが、うるさい中で聞く分にはこっちのほうがよりバランスが良く感じた。イヤーピースも大きめで自分の耳によく合っていた。強いて言えば低音が少し弱かったが、許容範囲内。

で、こういうところがオーディオメーカーではないSONYらしい。オーディオメーカーなら多分以下の様なラインアップにするはずである。

・バランスが良く、フラットに近い絶妙なバランスのモデルほど高位にある。

 例えばヘッドフォンの場合、5K以下はとりあえず安いラインアップでノイズ乗りまくり。1万前後、多少ノイズはヘルがやはりノイズは大幅に低減、また歪みも減る。クオリティは高いが癖が強いモデル(ドンシャリに特化とか)が多い。2万ぐらいになるとノイズがさらに無くなり、ネガが減ってバランスが良くなる。さらに3万、ノイズをなくし、癖がある中でもさらにバランスを良くし上品さを演出。 なのでお金が出せるなら2万以上で、あとは視聴して好みで選ぶのが良いというのが、今の自分の選択の基準になっている。
 ゼンハイザーのヘッドフォンでいえば、HD555(2万前後)はいい音だが癖が強い。一方でHD600(3万前後)になると、癖はあるのはわかるんだが、明らかに癖があるというのを意識して聞くかどうかでわかるかどうかという絶妙なラインで調整している。
 これが、XBA-30と40でみると明らかに逆転している。バランス、定位、解像度などですべて30より上で且つ低音も出ているとかならわかるのだが・・・。こういうところが、SONYっぽいと感じる。技術のもう一歩先のブランド構築が甘い。だから金融不動産屋になるんじゃないかと言いたくなる。

 そもそもWayを増やすとつながりが悪くなるのでバランスとるのが難しくなるし、出力もiPhoneなのでWウーファーにしたからといって音が良くなるとは限らないとは思うのだが、どうせ4つデバイスのせるなら4Wayの優位性よりはWウーファーで3Wayのほうが面白い音になったんじゃないかなと思ったりする。

<追記>
ウーファー+ウルトラウーファーではないかというコメントを頂き、見てみたがまったくもってそのとおりでした。まったく信憑性のないブログであることが露呈。ただ、ウーファー+ウルトラウーファーのほうがホワホワの原因としてはしっくりきたので調べてみた。

images.jpg

残念ながらイヤホン評価サイトには特性が無かったが、上記の画像が割とオフィシャルの特性らしい。低音がウーファーとウルトラウーファーでかぶるだろうからホワホワになってもしょうがないなと。

で、SONYに興味も薄れたところで終わるはずが、別の知り合いが買いたいというので2chで調べてみたが、やはりカナルブームが一昔まえなのもあって、ランキングも古いし、最近のモデルでお買い得はあまりないようだ。今手に入る2万円以下ぐらいで調べてみた。

・ゼンハイザー IE60
 上はIE80,IE800が控えているのであくまでも中堅クラス。ゼンハイザーユーザーはオーディオヲタが多く、中堅クラスよりもハイエンドユーザーが多い。そのためIE60が話題になることは少なく、IE800を中心にIE80が比較として語られる程度。そもそもゼンハイザーはHD650が2chで神ヘッドフォンとして崇め奉られていたぐらいなのでユーザーがかぶっていてもおかしくない。なので情報が全くない。

・Shure SE425
 Shureも上位にはSE525が控えている。Shureは2chでカナル式を普及させた老舗なのもあって、今でも根強いユーザーが多く、下のようにテンプレが充実している。

 SE215   低域基調のドンシャリ. しかし巷でドンシャリホンと言われる機種よりはやや大人しいので, ステップアップ用としては順当?
 SE215SPE 低域基調で高域はかなり少なめ. バランスとしては極端ではあるものの, 言う程悪くは無いが, 割と叩かれがち?
 SE315   バランスは中~低域基調で, 高域はあまり伸びない. 中域を中心に歪みが多いのが気になる.
 SE425   SEシリーズの中"では"最もフラットで, インピーダンスや感度の面でもクセが無い. 澄んだ感じの曲には合うが, 低域の量を欲する場合には不向き.
 SE535   低域基調. 落ち着いた音ではあるが, 高域に掛けてかなりディップがあり, 高域は少なく伸びに欠けるために籠もって聞こえる. *3
 SE535Ltd 対535で高域の量が増え伸びもやや改善した事で, 籠もった感じは軽減している. ケーブルは明灰色のため, やや浮く可能性あり. *3
 *3 SE535/SE535Ltdの低インピーダンス/高感度による諸問題に関しては, 冒頭の"購入/保守に当たっての注意"項を参照の事

自分は今で言うSE215相当(E2C)を2モデル使用していたが、今思うと音はあまりよくなかった気がする。が、形状が今のようなおしゃれではなく、遮音性重視の補聴器型だったので、うるさいだけで速度が遅い東横線で使うのにはちょうどよかった。そもそも外で聞くので遮音性のほうが音質よりも重要だったりする。

・Etymotic ER-4S
 かなり値が落ちてきてお買い得とおもわれる。発売年が古く取扱店も減ってきているので買うなら今でしょというモデル。形状が若干オタク丸出しではあるが、一時期話題になった三段フランジがデフォルトでついていて、遮音性、解像度の高さは定評があるらしい。逆に完成度が高いと評価だけで買うと、低音がでていないので驚くようだ。これを買った知り合いはドンシャリ厨なので、なぜこれを選んだのかは謎だった。そこで、問いただしてみると解像度と遮音性で選んだとのこと。低音が出ないのは外なので割りきったそうだ。合理的な判断である。

・Ultimate Ears TripleFi 10
 一昔前の定番で今使用しているモデル。価格改定で2万以下になりお手頃感が出たが、在庫もなくなったので購入できない。解像度が高いと評判らしいが、正直よくわからない。リケーブルしたが利得が上がっただけで変わらないのではないかという気もする。
 一気に定番になったのは発売当時2万強の価格でBAドライバ3基(名前のTripleもそこからきてると思われる)搭載したことによって解像度が高かったからだと思われる。自分は家のメインスピーカーもJBLで3Way以上欲しい派なので、今思うと自分の趣味に合っていた模様。が、中域の歪みが大きくクラシック(特に弦楽器)には欠片も合わないとだけは言っておく。

 全く視聴していないが、3ドライバ(3Way)という観点で見ると、425は2ドライバなので若干音が丸いのではないかという予想。低音をすっぱり諦めればER-4S、諦めきれない人はIE60かSE425あたりになるのだろうか。SONYの復興を祈願してXBA-30というのもありかもしれないが、SE425とは比較していないので今度比較して見ることにする・・・

 とおもったが、価格でER-4Sが14Kだったので思わずポチってしまった。


【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER4S-B

【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER4S-B

  • 出版社/メーカー: Etymotic Research
  • メディア: エレクトロニクス



ポータブル向けのER-4PTもあるらしいのだが、ポータブル向けにすると逆にノイズがひどいという話もあったので普通にSのほうを買った。

 まず、三段フランジが耳に合うかやってみたが、やはりデフォルトのフランジは小さいので、同封の大きいほうに変更した。形状はほとんど棒なのでぐいっと奥に押しこむ。Shureがけは自分はしないのでこっちのほうが耳にあってちょうどいい。三段フランジは初めてだったが、Shureがけしなくても耳にフィットするので屋外で使うのにはちょうどよさそう。

 さっそく聞いてみると思ったよりインピーダンスが高いせいか、ボリュームがリケーブルTF10Proの2倍ぐらいにしてちょうどよかった。
 低域がキレはあるのだが弱くなった。結果、ドラムが弱くなるので曲によってはノリが悪くなる。ジャズも下が出ないので、若干つらい。
 逆にクラシックは当たりで、意識しなければ歪みは気にならない程度なので、コンチェルトがまともに聞ける。思わずアルバム1枚聞いてしまった。イーハトーヴなんかも聴きやすい。

 で、10Proに戻ってみると、笑ってしまうぐらい力強い。屋外で適当に繊細さよりも荒々しい曲聞くにはこっちのほうがよい。アメリカンな音である。クラシックは聞いてみたら意外にイケてて、記憶違いか糞耳疑惑かとも思ったが、あるところへ差し掛かるといきなりヴァイオリンがチャルメラ化したのでやはり、クラシックは合わないなと再認識。耳への密着度は三段フランジが格段に上に感じるので、10Pro用三段フランジも買うことにしたが、一ヶ月待ちという有難いメールをヨドバシに頂いたのでしばらく気分で併用しようと思う。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 1

コメント 2

通りすがり

XBA-40のことで気になるところがあったので書かせて頂きます。

XBA-40の構成がウーファー、ミドル、ツィーター、ウルトラツィーターである、と書いてらっしゃると思うのですが

http://www.sony.jp/headphone/products/XBA-40/feature_1.html#L1_10

このページには
「ソニー独自の技術を投入した新開発小型ドライバーを4基(フルレンジ+ダブルウーファー+トゥイーター)搭載」
と書かれています。

見当違いのことを書いていたらすみません。
by 通りすがり (2013-05-27 17:52) 

woody

御指摘ありがとうございます。確かにウーファー+ウルトラウーファーでした。そして低音のキレを感じない理由もむしろそのほうが納得出来ました。

by woody (2013-05-27 22:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。