SSブログ

スタートレック イントゥダークネス 感想 [映画]

TwitterのTL見てたら金曜公開みたいな書き込みを発見し、IMAXの109シネマズを見たら社会人を狙った21:00開始というのを発見したので見てきた。

3D 字幕という組み合わせだったので、どうしても字に目が奪われてしまったのと、どうも字幕の質があまりよくなかった気がする。単に仕事の後だったので集中できてなかった。

疲れた頭で見てきたのであまり覚えていないので箇条書き。

スタートレックの映画はマニアは好きだがそうじゃない人には地味とか普通というような感じなのだが、それではいかんと、前回からキャストが一新されたのもあって割とカジュアル路線だと思う。今回のも結構高評価なのはそういうカジュアル路線でいきつつも、舞台はスタートレックというさじ加減が良かったと思う。

しかし、個人的にJ.J.エイブラムスが絡んだ映画とかドラマって好きじゃない。
彼は「こうしとけば受けるんでしょ」というような造りのものを乱造している監督なので、映画会のお偉方には評判が良いかもしれないが、個人的には印象が良くない。ハズレがない娯楽作品という点では文句ないかもしれないが。もし彼がパシフィック・リムを作っていたらB級映画だったと思う。

 内容も見終わった後面白いぐらいに何も残らない。いろいろごちゃごちゃやるが、なんとなくきれいな終わり方して次も期待してね。みたいな。

 数年前は3部作期待で中身が無くてスカスカな映画ばかりだったが、最近は逆に詰め込みすぎ。いろんなことが一気に次々と起きるので、疲れた脳みそには受け付けなかった。これが老化かとも思うが。

 スタートレックが21世紀のハリウッドの技術とお金できれいな3Dで見れただけで私は満足ではあるが、単純に3DSF映画としてだったらパシフィック・リムのほうが満足度は間違いなく高い。

思想的にはブッシュ政権ではなくなったことがわかるような内容だった。トランスフォーマー3では活躍したのが米軍だったのに対し、スタートレックはジーン・ロッデンベリーリスペクトなのか、「国や組織にNoといえる個人」みたいな描写があり、そこに人情もありと、そつなくこなしていた。パシフィック・リムといい、今作のスタートレックといい、迷走するアメリカを象徴している気がする。

またしても放射能ネタが入っていた。SF=放射能は外せないネタなんだろうか。

個人的にTOSのSF感は古く、TNG~DS9~VOYへつながる流れこそ至高みたいなところがあるので、カーンの中二病的な強さはどうも微妙に感じる。これは表現方法の問題かもしれないが。

3D映画としてはかなり描写が自然で楽しめた。必要以上に画面を動かして酔うこともなかったし、かといって「別に3Dじゃなくてもいいんじゃね?」というよりは「お、立体感があってよい」という造りだったように思う。

自分はスタートレックが好きなので80点をつけるが、一般人だったら75がいいところではないだろうか。
とりあえず家でじっくり見たいのでこれもBD出たら買う予定。

あとカーンの逆襲を見ておいたほうが良かったかもしれない。


スター・トレックⅠ-Ⅹ 劇場版BOX [Blu-ray]

スター・トレックⅠ-Ⅹ 劇場版BOX [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray



<追記>

で、実はボックスセットを持ってたわけで、カーンの逆襲を見てみたところ、今作はいろいろ押さえていたことがわかった。
新・映画版スタートレックはTOSのパラレルワールドであるという設定であるということがわかると、散発的な突拍子もないシナリオも意味が出てくる。
何も知らない人が見てもわかるように作りつつ、わかってる人が見れば色々と思い起こされることがあるというので、あんな突拍子もないシナリオになってしまったのかと複雑な気分。

なので、カーンの逆襲は見ておいたほうが良いという結論に達した。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。