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NHK杯 中村太地六段vs高橋道雄九段 [将棋]

両者横歩取り宣言通りの横歩取り対決だった。


先手:中村太地
後手:高橋道雄

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲5八玉 △2二銀
▲3六飛 △4一玉 ▲3八金 △8四飛 ▲8七歩 △5一金
▲2六飛 △5四飛 ▲4八銀 △7四歩 ▲3六歩 △7三桂
▲3五歩 △6二銀 ▲3七銀 △7五歩 ▲同 歩 △6五桂
▲4六銀 △8四飛 ▲3三角成 △同 桂 ▲5六角 △2五歩
▲2八飛 △5七桂成 ▲同 銀 △5五角 ▲6六歩 △2八角成
▲同 金 △5四飛 ▲4六角 △4四歩 ▲8三角成 △4五桂
▲5六銀 △2六歩 ▲5五歩 △6四飛 ▲6五歩 △9四飛
▲2三歩 △同 銀 ▲2四歩 △1二銀 ▲6八玉 △8八歩
▲同 銀 △2七歩成 ▲同 金 △3九飛 ▲7七玉 △2九飛成
▲1六金 △5九龍 ▲6六玉 △3六歩 ▲3四歩 △3七歩成
▲6八角 △4八龍 ▲2五桂 △2一桂 ▲4五銀 △同 歩
▲3三桂打 △5二玉 ▲2一桂成 △4七と ▲3三歩成 △5七と
▲7四歩 △7二歩 ▲5七角 △7八龍 ▲7七銀 △6七銀
▲6八桂 △8二歩 ▲9四馬 △同 歩 ▲3二と △9三角
▲7五金 △6八龍
まで104手で後手の勝ち


横歩取りは個人的に今一番熱い戦型ではないかと思っている。
しかも若手とベテランなので非常に興味があった。

26手目までは定石型らしいが、ひねり中飛車?まで定石型だとは思わなかった。

先手は中住まいなのに、どんどん真ん中が盛り上がっていって、玉が裸になってしまった。
いくら横歩取りとはいえ、これは明らかに作戦ミスだと思うのだが、どうなんだろうか。

感想戦では5七桂成に対して同玉とするべきだったという話だった。

飛車角交換で飛車を打ち込まれた時点で体制は決していたが、点数のひっくり返り方がすごい

61手目では先手+761なのに、68手目では-2、84手目で-639と一気にひっくり返った

floodgateをしばらく観察していたときにコンピュータ将棋同士で闘う場合は、こういう形成がひっくり返った場合は最善手を指していない可能性が高い

高レベル同士の戦いでは、読み筋が多少変わっても、互いにジリジリと形成に差がつくようになってそのまま負ける。(GPSやPonanzaやNineDayFever)

なので、このようにひっくり返った理由としては

・人間の読み抜けがあった
・横歩取りの評価が難しい

というのがあるが、評価させてみると、57桂成に同玉で評価値は一気に下がったが、ひっくり返ったわけでもないのだが、5秒解析だと20手ぐらいまでしか読まないので、ひっくり返ったタイミングが60~80で20手ぐらいであることを考えると、もし40手読めるのであればもっと早い段階で評価値が入れ替わった可能性がある。

コンピュータ将棋的にも横歩取りが熱いと個人的には思っているので、本線だと短手数の一発死が多い横歩取りは回避される傾向があるので無理だろうが、今度の電王戦の予選でも横歩取りがせめて1局は出てほしいと思っている。

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