ルポ 電王戦 読了 [将棋]
ルポ 電王戦 人間 vs. コンピュータの真実 (NHK出版新書)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/06/10
- メディア: Kindle版
知らぬ間にKindle版が出ていたので、昨日から読んでて、さっき読み終わった。
あまり将棋の内容はでてこないのでドキュメンタリーっぽく読める。
要所要所でのいろんな登場人物の一言が時代や背景を象徴してて面白い。
あと意外だったのはPVではヒールっぽかった橋本八段がかなりシビアな意見をもっていることだった。いや、PVでもシビアな意見を言っているのだが、あまり踏み込んだことはPVでは出てこなかっただけで、自分が思っていることにかなり近い。トップ3である渡辺二冠もあれだけストレートに発言しているとは思わなかった。
現実的に考えると関係者は「電王戦を始めるのが遅かった」と思っているし、全くその通りだと思うし、タイトルホルダーが出るとなれば、対局料が億単位になるであろうというのもわかる。そのために第4回はタイトルホルダー以外のトップ棋士に戦ってもらい、それでだめならタイトルホルダーという渡辺二冠の主張は大変理にかなっていると思うが、はたして実現されるのだろうか。
コンピュータ将棋選手権の最高の2枚は本に載せても良かったと思う。
http://computer-shogi-live.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/24-4206.html
第2回電王戦以降、いろいろリアルタイムに見てきた自分からすると、山本さんあたりの裏話ぐらいが目新しく、
電王戦界隈の話はさらっとしてて、目新しさはなかったが、コンピュータvs人間みたいな視点で時系列にそってまとめたという点では、何も知らない人がよめるようにはなってる気がする。自分は知ってて読んでるので、あまり自信がない。
こっちも面白いらしいのでKindle版が出たら買う
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