GODZILLA 感想 [映画]
IMAX 3D 字幕で見てきた
以下ネタバレだが、そもそもこの映画は目的がよくわからないのであらすじが書きにくい。
まずしょっぱなから日本の謎の地名&地形でアメリカ人主導の原発がメルトダウンを起こす。
突っ込みどころとしては、原発の側の形が違うこと
http://www.cnn.co.jp/usa/35022055.html
この形が原発だというのが原爆を落とされた日本には刺激的すぎるとして、日本では作られていないはず。
そして妻を失った夫の子供が15年後軍隊に入隊する。
夫は妻が死んだ理由を単なるメルトダウン以外にあるとして調査する。
メルトダウンを起こしたとして、地域一帯は退避区域になっているが、侵入したとして警察に捕まるものの、諦めきれずに再び侵入すると放射能が一切なかった。
ここらへんの描写はどう考えても福島を彷彿させる。福島直後は放射能や原爆を彷彿とさせるものは一切禁止だったが、さすがにそういう自粛は無くなったようだ。
怪獣の餌は放射能(放射性物質)らしいが、微粒子まで吸い取ってしまうというのはいくらなんでもやり過ぎに思うが、こんな簡単に放射能が無くなるなら除染も楽だなぁなんて思ったりもした。
で、怪獣が目を覚ましてなぜかハワイに上陸する。
日本発でアメリカの領土を侵食するというのは新しいパターンではないだろうか。
このハワイに行くまでの間が大変だるい。家族愛&軍隊という最近のアメリカ映画のテンプレが大変だるい。
あまりのだるさに2回もいったが、何しろここらへんはガチで寝てしまった。
映画で寝てしまったのはかなり久しぶりだと思う。
ハワイに到着すると、なんでかよくわからないが、もう一匹の怪獣が目を覚まし、その怪獣を倒そうとゴジラが上陸する。人間は空気で基本やられやく。挙句、津波まで発生して大量の死人が出る。
ひと通り暴れた後、餌である放射能を感じ取った怪獣は、なぜかアメリカのネバダ州にあるらしい廃棄処理場に上陸する。この時の演出で、入り口から入った部隊が、目視で確認したらある部屋の扉をあけたら山が消えていたというもので、見る人をだますための演出でリアリティがないため、友人は大変問題視していたが、もうここまでの展開が割りとパニック映画的だったので、気にしなくなっていた。
ネバダ州といえば、ギャンブルの街、CSIの街でもあるベガスだが、怪獣が上陸して建物がことごとく壊される。ビルの倒壊は9.11を彷彿とさせる。怪獣はなぜかパシフィック・リムばりにEMPを使えるため、人間の近代兵器もことごとく役に立たない。ゴジラがなぜか人間に狙われるという描写もあったが、そのときに人間を助けたのかどうかよくわからないというもやもや感もあった。
怪獣2匹はオスメスで繁殖するために大量の放射性物質が必要みたいなノリだが、その回りにいる人は特に放射能の影響は気にしていないし、先頭ではまったくの役立たずで、ゴジラ一匹が根性で怪獣を倒す。まあ主人公が卵にガソリンをつけてゴジラのピンチを救うところが見どころだろうか。地味だが。
そしてゴジラは力尽きて倒れてしまう。
またまったく役に立たない人間が餌として使った原爆が、解除できずにサンフランシスコに死の灰を降らし、ゴジラは実は生きていて海に帰っていって終了。
今回の映画のポイントとしては、日本、ハワイ、アメリカ本土で自然、放射能の脅威のシンボルである怪獣が暴れても人間の力は全く役に立たない日本的無常感をアメリカの家族愛、アメリカ軍マンセーにブレンドしたことではないだろうか。日本的無常観を入れてくるのはアメリカ映画としてはかなり珍しいパターンだと思うので、監督はかなり日本らしさを意識してたような気はする。しかし、アメリカ固有の文化と日本固有の文化がそのまま混ざった結果、何がやりたかったのかよくわからない映画になってしまったように思う。
あと、昨今の映画は必ず中国資本が入っていて、日本といいつつ中国がプッシュされることも少なくないのだが、サンフランシスコの中華街が壊滅したぐらいの描写しかなかった。金のためには共産主義者も支持するアメリカらしくない。
あとサンフランシスコに死の灰を降らせたのは、(サウスパークでも描写されているような)似非エコ野郎に原爆を食らわせたかったのではないかと勘ぐっている。
色々書いたが、パニック映画としてみれば全く気にならない。CGはさすがハリウッドというレベルだし、3Dでみたときに真正面ではなかったにもかかわらずリアリティがあって映像は楽しめた。
ということで、よくわからんけど、パニック映画としてはまずまずという感じだったので60点ぐらい。
CGは良かったが寝てしまうぐらい退屈なテンプレが長かったのがマイナス。
いろんな要素が散漫で何がやりたかったのかよくわからなかったので、感想もよくわからんものになってしまった。
以下ネタバレだが、そもそもこの映画は目的がよくわからないのであらすじが書きにくい。
まずしょっぱなから日本の謎の地名&地形でアメリカ人主導の原発がメルトダウンを起こす。
突っ込みどころとしては、原発の側の形が違うこと
http://www.cnn.co.jp/usa/35022055.html
この形が原発だというのが原爆を落とされた日本には刺激的すぎるとして、日本では作られていないはず。
そして妻を失った夫の子供が15年後軍隊に入隊する。
夫は妻が死んだ理由を単なるメルトダウン以外にあるとして調査する。
メルトダウンを起こしたとして、地域一帯は退避区域になっているが、侵入したとして警察に捕まるものの、諦めきれずに再び侵入すると放射能が一切なかった。
ここらへんの描写はどう考えても福島を彷彿させる。福島直後は放射能や原爆を彷彿とさせるものは一切禁止だったが、さすがにそういう自粛は無くなったようだ。
怪獣の餌は放射能(放射性物質)らしいが、微粒子まで吸い取ってしまうというのはいくらなんでもやり過ぎに思うが、こんな簡単に放射能が無くなるなら除染も楽だなぁなんて思ったりもした。
で、怪獣が目を覚ましてなぜかハワイに上陸する。
日本発でアメリカの領土を侵食するというのは新しいパターンではないだろうか。
このハワイに行くまでの間が大変だるい。家族愛&軍隊という最近のアメリカ映画のテンプレが大変だるい。
あまりのだるさに2回もいったが、何しろここらへんはガチで寝てしまった。
映画で寝てしまったのはかなり久しぶりだと思う。
ハワイに到着すると、なんでかよくわからないが、もう一匹の怪獣が目を覚まし、その怪獣を倒そうとゴジラが上陸する。人間は空気で基本やられやく。挙句、津波まで発生して大量の死人が出る。
ひと通り暴れた後、餌である放射能を感じ取った怪獣は、なぜかアメリカのネバダ州にあるらしい廃棄処理場に上陸する。この時の演出で、入り口から入った部隊が、目視で確認したらある部屋の扉をあけたら山が消えていたというもので、見る人をだますための演出でリアリティがないため、友人は大変問題視していたが、もうここまでの展開が割りとパニック映画的だったので、気にしなくなっていた。
ネバダ州といえば、ギャンブルの街、CSIの街でもあるベガスだが、怪獣が上陸して建物がことごとく壊される。ビルの倒壊は9.11を彷彿とさせる。怪獣はなぜかパシフィック・リムばりにEMPを使えるため、人間の近代兵器もことごとく役に立たない。ゴジラがなぜか人間に狙われるという描写もあったが、そのときに人間を助けたのかどうかよくわからないというもやもや感もあった。
怪獣2匹はオスメスで繁殖するために大量の放射性物質が必要みたいなノリだが、その回りにいる人は特に放射能の影響は気にしていないし、先頭ではまったくの役立たずで、ゴジラ一匹が根性で怪獣を倒す。まあ主人公が卵にガソリンをつけてゴジラのピンチを救うところが見どころだろうか。地味だが。
そしてゴジラは力尽きて倒れてしまう。
またまったく役に立たない人間が餌として使った原爆が、解除できずにサンフランシスコに死の灰を降らし、ゴジラは実は生きていて海に帰っていって終了。
今回の映画のポイントとしては、日本、ハワイ、アメリカ本土で自然、放射能の脅威のシンボルである怪獣が暴れても人間の力は全く役に立たない日本的無常感をアメリカの家族愛、アメリカ軍マンセーにブレンドしたことではないだろうか。日本的無常観を入れてくるのはアメリカ映画としてはかなり珍しいパターンだと思うので、監督はかなり日本らしさを意識してたような気はする。しかし、アメリカ固有の文化と日本固有の文化がそのまま混ざった結果、何がやりたかったのかよくわからない映画になってしまったように思う。
あと、昨今の映画は必ず中国資本が入っていて、日本といいつつ中国がプッシュされることも少なくないのだが、サンフランシスコの中華街が壊滅したぐらいの描写しかなかった。金のためには共産主義者も支持するアメリカらしくない。
あとサンフランシスコに死の灰を降らせたのは、(サウスパークでも描写されているような)似非エコ野郎に原爆を食らわせたかったのではないかと勘ぐっている。
色々書いたが、パニック映画としてみれば全く気にならない。CGはさすがハリウッドというレベルだし、3Dでみたときに真正面ではなかったにもかかわらずリアリティがあって映像は楽しめた。
ということで、よくわからんけど、パニック映画としてはまずまずという感じだったので60点ぐらい。
CGは良かったが寝てしまうぐらい退屈なテンプレが長かったのがマイナス。
いろんな要素が散漫で何がやりたかったのかよくわからなかったので、感想もよくわからんものになってしまった。
2014-07-28 01:14
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