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【将棋】プロ編入試験 第2局 今泉健司アマ vs 星野良生 四段 [将棋]

そもそもプロ編入試験の条件が「アマチュア枠のあるプロ公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上」。
更にそもそもプロと勝負するためには、アマの大会で優勝か準優勝しないといけない。
こんな条件クリアできるやつがいるのかと思ったら出てきてしまったのが今泉アマ。

まあ、とにかくすごい。
http://imaizumi41phoenix.seesaa.net/


1局目はプロ先手。
今泉アマの得意戦法である中飛車左穴熊を選択。
お前の手でお前の得意戦法を破ってみろというプロらしい選択だったと思う。

穴熊でありながらうかつについた歩が攻めを呼び込み中盤は悪くしたが、ねじり合いに持ち込んだ結果プロが先に受け損なった。しかもそれを的確に咎めた結果勝利。

今泉アマの著書に友人のコメントが書いてあり、「序盤は適当、終盤で何とかする」タイプらしいが、中盤瀬川五段がひと目の悪そうな筋でこけたが、終盤明らかに悪くする筋に自分から入らなかった。Blogによれば毎日浦野八段の詰将棋を1000問問いて終盤力を落とさないようにしているらしい。製作者の浦野八段も対局前にざーーーっとみて将棋脳にして対局をするためによく出てくるような形の詰将棋を作ったと言っていた。作者冥利に尽きるのではないか。


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今日やってた2局目は待望の先手。
中飛車に対して相手も中飛車でカウンターが若干決まる。しかも端を詰められていて同じ戦型なら負けと思われたところだが、得意戦法というか自分の土俵で戦っている強みだろうか。中飛車同士のねじり合いをうまく制してしまった。

ただ、プロ相手にそこから勝ちきるのが難しいのが将棋の怖いところ。気がつけば中央に駒が固まっていて素人目には逆転したかのように思われたが、ひたすら丁寧な差し回しでじっくりと詰み筋に入っていった。

この落ち着きぶりは自分の土俵であることと、第一局勝ったことがあるのだろう。それでも勝ちが見えてきた終盤はなんども駒台に手を乗せては読みなおすというのを繰り返していて、一発勝負の編入試験らしい緊張感が見て取れた。

しかし、Twitterみても、「強い」という感想が多いし、ニコ生もそうだった。プロを貶めたいガキンチョは「プロ弱い」みたいなコメントをしていたが、プロ相手に終盤間違えないアマって何者よって話。プロが弱いのではなく今泉健司が強いのであると強く言いたい。

1,2局は関西だったが、今度は関東での対局になる。
空気が変わってまた緊張感が出てくるだろうが、ぜひ頑張って欲しい。


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