某ドバシでいろいろ視聴してみた

仕事が早く片付いたので某ドバシのオーディオコーナーで視聴してみたが、あまりにひどかったので書く。

■DENON　AVR-1911（６万弱）　＋　B&W　６８４（ペア１１万ちょい）
・iPodが使えるので、手持ちのiPodに入っていたガーシュウィンのクラッシックをかけてみた。
・まず日本語が表示されないので、心眼で曲を選択した。
・ロスレスに対応はしているもののCPUパワーが足りないらしくプチノイズが入っていた。MP3初期にあったような感じ。これなら素直に対応しないほうがよい。
・音も幕がかかっている感じ。これは周りが相当うるさいので、あまりあてにはならないが、アンプを切り替えるために、アンプとスピーカーを切替器経由で接続していたので、ディティールは完全に損なっていると考えて良いと思う。なのでスピーカーもアンプも両方共評価できなかった。正直ペア１１万のスピーカーを吟味できる環境ではなかった。
・切り替え器にはYAMAHAやONKYOの同クラスの製品が接続されていたがiPodが繋げなかったので評価できなかった。

■パイオニアの売値１１万ぐらいのAVアンプ
・iPodが使えるので視聴しようと思ったら、スピーカーがしょぼいパターンだったのでやめた。上記のように５万前後のアンプに１１万のスピーカーを繋げてるんだから、１１万のアンプにはもっといいスピーカーを繋げて欲しい。
・逆に隣のフラッグシップモデルはクソ高いスピーカーを繋げてあったのにiPodアタッチメントが無かった。
・結局パイオニア系の評価はまったくできなかった。

■その他AVアンプ
・２０万もするアンプに5.1chワンセット５万のスピーカーとか馬鹿かといいたい。グレードを考えてセッティングすべき。まあ見た目はいいのは認めるが、本当に見た目だけ。

■ピュア系
・SACDとかCDなら視聴できるようだが、iPodは無い。ピュアだから・・・。一応マランツがNA7005とかだしてるので、そういうのでシステムを視聴できる環境を用意しておいて欲しい。といってもつい最近の製品だが。

■STAX 4040A/ 3050A
・結論から先に書くが、評価できなかった。
・まずCDプレイヤーにマランツのSA-15S2（売値１１万前後）を使用しているのはいいのだが、アナログ信号をFOSTEXの分配器を使って、ピンプラグ -> ピンジャック -> RCA変換 -> 延長 -> STAX となっていて、まったくといっていいほど音が良くない。というか確実に悪い。悪くなっている。
・最初4040の音を聞いたら、明らかに左に寄っていてびっくりした。自分の耳が悪くなったのかと思ったが、分配器の接点を調整したら右に左に移動しまくった。明らかに接触不良。
・なので比較的マシな3050のほうが視聴環境としては全然よかった。
・視聴環境がイマイチだったので、CD-Rに焼いてあったチェロのなんかを聞いただけだが、4040と3050では明らかに4040のほうが解像度が高く感じた。が何しろ音量調節も入っている分配器経由なのでなんともいえない。ただ3050のほうでは表現できないような微妙な表現が、4040では聞き取れた気がする。
・３万円の価格差を感じることができそうな環境だっただけに、セッティングのクソさが際立った。売る気あるのかと問いたい。
・装着感は最高。ヘッドホンの大多数が、耳を圧迫していて長時間の装着が苦痛なのでこれはよい。
・ケーブルがぶっといので引き回しと重量感があるので軽くないとダメという人はちょっと厳しかなと思う。

■まとめ
・某ドバシは高額な商品を取り扱っている割には、まっとうな視聴環境がないので、これでは店頭での購買には全く結びつかないと思う。価格ではネットにも勝っているのでまったくもって勿体無いと思う。
・DENONのiPod再生機能はロスレスでは使えない。（高額なAVアンプなら問題ないかは不明）
・アナログは接点を増やしてはいけない。確実にディティールを損なう。なので転送はできるだけデジタルで行うほうが確実。
・ピンプラグ、ピンジャックはヘッドホン端子だけで十分。その他の経路には絶対にいれてはいけない。安定感が悪すぎて、すぐに問題が起きる。

いつも流し見していたが、いざ本気で買いに行くとこんなもん。通販で買っても変わらない。