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インナーフレーム塗装 [プラモ]

HG Zガンダムを作ったあと、「今の私ならガブスレイも塗装できるッッッ」と意気込んではみたものの、後ハメの方法がさっぱりわからずぱち組放置して数年。

その後MG ガンダムシュピーゲルを塗装したのはBlogにも書いた。
完成したものを今冷静に見てみると

・肩パーツの凹みぐらいはパテで埋めておくべきだった
・インナーフレームの塗装はどうにかしたかった
・ドライブラシで暗い部分のエッジをたたせてみたかった

と粗い部分が目に付く。

が、当時を思い出してみると、3回ぐらい締切りを伸ばしていたので、雑でもいいから、いい加減完成させるべきという圧力があったので、やむなしと言える。

とにかく塗装したければ長老Aの「ランナーごと塗って組み立てる」という後ハメもへったくれもない方法もあるのだが、それは小学生の時にすでに通過した道なので今更やる気もしない(一度はやってみるべきかもしれないが)。ただ、原発問題のように0か100かではなく、70ぐらいで手を打つという方向性を模索すべきだろう。そういう点ではランナーごと塗ってしまうというのもありである。

塗装の最大の問題は塗り分け。
HG Zでは作例が多かったのもあって

・後ハメの方法が調べればすぐに出てきた
・どうしても塗り分けが必要ならマスキングを行う

と乗り切れた。が、マスキング手法はかなり抵抗が高い。というのも、塗るぞ!とモチベーションがあがって塗った後に、続きはパーツが完全に乾いた3時間後とか集中力が切れるのが容易に想像できるからである。なので、組み上げてしまってほとんど塗り残しが見えないぐらいで、バーっと吹いてしまい、細かいところはちょんちょんぐらいがちょうどいいのだが、HGぐらいのサイズだと細かいパーツも多く、なかなかそうもいかない。

特にインナーフレームは、可動部分でもあるので、塗る、組み立て、塗る、組み立て、塗る、組み立てとなりやすいので、結果としてMGシュピーゲルでは肘以外のインナーフレームはまったくぬらなかった。が、ぬらないとぬらないでやっぱり塗った部分との差が気になる。

次の完成予定であるHGガブスレイでは、そのまま塗ったのでは見栄えがしない。というか塗るからには質感を変えたい。前にAFV風のガブスレイを見て非常に好感触だったので、この方向性で行こうと思ったが、サイトがジオシティーズだったせいか、消滅してしまった。画像を保存しておくべきだった。

ただ思い起こしてみると

・インナーフレームは金属風メタル塗装
・外殻は砂漠仕様

だったイメージがある。外殻の色合いをどうするかはまだ考えていないが、インナーフレームのメタル塗装は今回の機体ではマストであると考えている。

前置きが長くなったが、シュピーゲルで失敗した足パーツでメタル塗装の練習をしてみた。が、普通に金属風にしても浮いてしまうので、越智信善風インナーフレーム塗装をやってみることにする。
越智本(カンペキ塗装ガイド1,2を勝手にそう読んでいる)によれば

・シルバーとつや消しブラックでメタリックグレーを造る
・それをエアブラシで塗る。
・エナメルのフラットブラック(赤みが欲しいときは、フラットブラウンも添加)を7倍ぐらいに薄める。
・それを筆で塗る。
・エナメル溶剤でスミを落とす
・スミの上からスモークグレーを軽く吹きつけて落ち着かせる

と、3段階塗装なのも問題だが、いきなりブラシが必要という敷居の高さ。これは長老Aに任せ、越智風塗装改(悪)でやってみることにした。

・シルバーで塗る
・エナメルのフラットブラックを塗る

これだけ。写真をじっくりみたところ、どうせフラットブラックを塗るのなら光ってれば何でもいいと判断。

シルバー塗装
特に表面処理も無く塗ったので、ヤスリをかけた部分とそうじゃない部分で光沢の加減が違う。が、どうせ上から塗ってしまうのできにしないことにする。が、組んでから塗ったので関節に塗り残しができてしまった。

エナメルのフラットブラック塗装
これが思ったより難しい。濃度の調整をどれぐらいにしていいかわからず、最初は薄すぎてまったく乗らなかった。が適度に塗ってみると金属光沢っぽい感じがよく出ていて非常によい。

で、完成したのがこれ

001.JPG

撮影が適当で暗くなってしまったが、無塗装の右側の腕パーツと比べれば、暗いながらも金属光沢があるインナーフレームになっていて非常に良い。

膝の上の左右のパーツで色が違うのは、片方がヤスリをかけていて、片方がヤスリをかけていないから。ヤスリをかけたほうは凹凸に塗料が付着してより暗くなる。インナーフレームとしては暗いほうがよいので、手順としては

・600or800で表面処理
・シルバーで塗る
・エナメルのフラットブラックを塗る
・溶剤を含んだティッシュで程良く落とす

でなかなかいい色合いの物になると思う。
エナメルを適当に塗るといい感じでスミ入れしたのと同じようになるので、ディティール感もアップ。

002.JPG

前にメタルブラックで塗ったときは黒が多すぎて、パッと見はただの黒で塗ったかのような感じになってしまい、灰色の代用にはならなかったのだが、今回のは色合いもほどよい。これはガブスレイに採用すべきであろう。

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コメント 2

TYトン吉

プラモの塗装で原発問題まで話が膨らむかw
シルバー>エナメルウォッシングは写真でみると良い感じだけど
やり方を見ると、ぬぐい加減で色調が変わりそうなので
全パーツ同じ感じにできるかが問題な気がする
by TYトン吉 (2011-05-22 00:11) 

abu

つまりエアブラシを買えば万事解決ということである。
buy! now!
by abu (2011-05-22 10:51) 

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