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第2回 将棋電王戦 第1局 ​阿部光瑠四段 vs 習甦 [将棋]

ニコ生でやっていたので、マイボナ+Bonanza v6.0に評価させつつ、観戦した。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv118753162?ref=zero_nicotop

■序盤の「先手一手損角換わり」で端歩を受けなかった。

構想としては端歩を伸ばす=横からの攻めを上に逃げて躱す、あわよくば入玉を見据えるという終盤を意識した手。これは受けておくのが常識らしいが、習甦はうけてこなかったのでさらに伸ばした。

これは評価関数で評価しにくい気もするが、データベースで受けるべき手が学習できていなかった?
これはいきなりプロが弱点をついてきた模様。

■コンピューターの評価関数の課題

コンピューターは駒組みと当たりだけで判断する。
これはボナンザがエポックメイキングだった部分で、読みを簡略化したモデルで総当りで行うことでそこそこいい手がさせることを世の中に知らしめた。
が、そういう経緯があるので、流れや「捕まらなさそう」がわからなかった模様。
評価しているボンクラーズもそうだが、玉型(玉の周りの金銀などの駒組み)と敵玉への当たりだけで判断していると思われるので中盤の形勢判断がまったくできていなかった。

■無駄な手を消せなかった

これは高速化のために手を抜いたのかもしれないが、単に相手の角を成らせただけの手損をやってしまっていた。元々CPUでは無限ループをカットするようにはなっているらしいが。

■ボンクラーズとボナンザとの比較
やっぱり後発でメジャーになったボンクラーズのほうが局面評価は正しい感じがした。
要所要所でスコアが違うが、傾向は同じなのが面白い。

■分岐点
プロ棋士は読んではいなくても、元々の感覚があって、桂馬が飛んだら(後ろには飛べないので)引き金を引いたからには勝てなければ負けという感覚がある。
実際、後手4ニ金右で手がなくなって、先手のプロが7一飛を打ち込んだ所で完全に決した。

あとはプロが間違いなく最後までよりきった

毎週一戦ずつやって、最後は5回戦って最後は640台クラスタのGPS将棋らしいので次も見る予定。


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