SSブログ

NFL 第五週 [スポーツ]

今週は注目カードの放送が多かった。

・ジェッツvsペイトリオッツ
 ジェッツが要所要所でミスをしたが、勝ち星の根本的な原因はトムリンソンの怪我ではないか。
 ペイトリオッツは連勝記録やQBトム・ブレイディの記録が止まったのもあって、戦い方がかなり変わっているように感じた。アベレージで勝てるような戦いぶり。あと、ランが安定していた。ただ、全体を通して記録ではなく結果を出すようなプレーに変わったのではないか。単に怪我人が多いだけかもしれんが。

・パッカーズvsファルコンズ
 ファルコンズの弱点はQBおよび戦略。ランのみなので勝てる時は先行逃げ切りのみで、勝てない時はパスが通らなくて失敗。
 パッカーズのQBアーロン・ロジャースはたまにポカするが、ビッグプレーも狙える。攻撃陣の総合力では今年も狙えるチームだろう。

・ライオンズvsベアーズ
 去年の終盤3試合から続けると7連勝中のライオンズ。その好調はベテランQBがいなくなって変わりに出てきた3年目の新人QBの活躍らしい。で、試合を見てみたが、QB自体の実力はちょっと雑かなぁと。ただQBが安心して投げられるラインの強度が素晴らしく感じた。ドラフトが大当たりしたらしいが、ラインがいいチームは勝てるので、今後も期待である。
 WIDE9というサックを積極的に狙う守りが要所要所でヒットしてるようであるが、マニングのようなオーディブルができるチームと当たったときにどうなるのかも見所。少なくとも同地区でパッカーズとは2回?戦うのでその試合は是非みたいところ。
 一昨年だか一勝も出来なかったチームが開幕5連勝でホームの観客もノリノリなのでライオンズホームだと対戦相手はやりにくいだろう。実際、ベアーズには、ホームアドバンテージというかクラウドノイズが助けた面はかなりあったので、いいところまではいくけど優勝はできないと予想。


 今年はマニングが出てなくてコルツはもうだめだろうし、セインツも守備のコントロールがいまいちできていないような一方で、ライオンズのようなチームが出てきていて予想できそうでできないところが面白い。

NFLシーズン開幕 [スポーツ]

ロックアウト(労使交渉のもつれ)でどうなることかと思ったが無事開幕した。

マニングが3度目の手術をしてスタメン登録されてなかった、コルツがぼろ負けと、コルツは幸先が不安である。

以下、Week1の試合をいくつか見た感想

セインツとパッカーズ
セインツは相変わらず攻撃力に爆発力がある一方で、ディフェンスがはまらないときがザルだった。パッカーズは去年活躍したチームとは言え、攻撃がうまく機能したことはほっと一安心じゃなかろうか。

スティーラーズvsレイブンズ
レイブンズの攻めに難があるが、さくっと先制点とったことで波に乗る。一方で、スティーラーズはQBのロスリスバーガーの悪い面が露骨に出る。スティーラーズはターンオーバー7つ。昨年優勝しただけに、シーズンオフの準備が足りなかったと言わざるをえないだろう。

ペイトリオッツvsシーホークス
去年よりもQBブレイディにゆとりがある感じ。レシーバーが揃ってきて安定感がさらに増した。難点はRB。ウッドヘッドが明らかに動きが変わっていたのがよかったが、RBは二人共レシーバーとして動けないので、ランを使うとどうしても3ヤードが限界。ビックプレーは望めない。あとディフェンスが去年にもましてザルな気がするがゴール前の気迫だけはよいw

見た試合の中ではレイブンズが一番よかった気がする。ペイトリオッツは攻めがよかったが守りに難有り。個人的な見解として、ロックアウトで複雑なディフェンスの意思疎通ができない今年は攻撃力があるチームが優位ではないだろうか。そんな中でパフォーマンス発揮したレイブンズはかなりいけてるのではないか。
というわけで今年の中心チームはレイブンズとなると勝手に予想。

「可夢偉が、右京に!」 読了 [スポーツ]


可夢偉が、右京に!

可夢偉が、右京に!

  • 作者: 小林 可夢偉;片山 右京
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2011/02/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



知り合いが貸してくれた。
内容は可夢偉と右京の対談。自分は右京は「適当なことしかいってない遭難した迷惑なおっさん」ぐらいにしか思ってないので、可夢偉がどういう話をしたのかが気になった。

内容はレース中どう考えているかとか割と普通のないようではあるが、F1を割と真剣に見ている人にとって可夢偉の走りがどうやって導きだされているかがある程度納得行くんじゃないかと思う。

今のF1は最初から車の速さに違いがありすぎて、レッドブル*2、マクラーレン*2、フェラーリ*1(マッサがだらしない)で5位まではほぼ確定。そこに他のチームがいかに食い込めるかが下位チームを応援する楽しみになる。

6位~10位を誰が取るかだが、可夢偉のザウバーは遅いので、同じぐらい遅いフォースインディアとメルセデスGPがいつもいつも対戦相手になる。

ザウバーと同じぐらいの速さのメルセデスにいる老害シューマッハがいつもぶつけてきたりするのだが、遅いチームなりの戦い方があって、自分は可夢偉は今までのF1ドライバーとは違って「勝てるドライバー」だと思っている。その理由はレースの展開についていく柔軟さがあること。可夢偉自身はタイヤの使い方を常に考えていると本の中では書いてあった。今の時代タイヤマネージメントが長いレースでは重要な要素なので、間違っていない。タイヤの温め方にもコツがあるとかそんなことが書かれていたが、そんな可夢偉だからこそ粘り強く本戦を戦えるドライバーなんだと思う。

あと、もう一つ、チームのナンバーワンドライバーとしての自覚についても語っていた。これは前々回ぐらいの不甲斐なかったレース後のコメントからも伺えた。「今日はチームのレースコントロールが悪かったので、よく話し合って修正したいと思います。」この数秒間のインタビューは自分には衝撃的だった。フジテレビじゃさらっとコメント流してすぐCMにいっちゃったが、こういう言葉が出てきた事自体が、ただ走るだけではなくてエンジニアも含めてチームをマネージメントするナンバーワンドライバーとしての意識なんだと思う。今までの日本人ドライバーはどうしても日本企業のスポンサー付きで借り物のシートに座っている印象が強かった。しかし、可夢偉のコメントからもそういう借り物という意識はまったく感じられない。

シューマッハが引退したら、その後釜に可夢偉を、なんてことを考えてしまうがトヨタ契約下の可夢偉と元ホンダのメルセデスは相性悪そうだな・・・

自分がメルセデスGPに移籍してほしい理由の一つがロス・ブラウン。こういう人と一緒に仕事したらもっと可夢偉は伸びるのではないかと。何しろザウバーはピットストップ一つとってみても戦略ミスが目立つ。ダメな時代のフェラーリのようなルーズさ。マシン作るのに何億もかけてるのに、ピットストップに金をかけないというのは画竜点睛というもの。

F1は高年齢ドライバーが増えてきたので可夢偉の今後も要注目である。


NFLと大相撲 [スポーツ]

NFLでは雇用する側(経営側)と雇用される側(選手側)で団体交渉を行っている。

利害が反する(片方が利益をえれば片方が損をする)場合、交渉を行うのが世の常だ。
しかし、選手がいなければNFLはできないし、巨大な資本が無ければ選手の懐も潤わない。

一方相撲は八百長をやることで、一部の人達の利益を守った。巨漢は膝を悪くするのが人間の体の限界。
かつては5日で1年の稼ぎがあったとされるが、それも昔の話。
場所数も増え、地方巡業もやらなければいけない相撲取り。つねにガチでやるのはつらいので、負けてもいいときは恩を売り、金と星をもらうのは当然の成り行き。そしてそれを助長しているのは、あまりにも給与に差があるため八百長が生まれやすい給与システムなのは間違いない。

したがって、処分するのはいいが、システム、組織を変えない限り、八百長はなくならない。
犯人探しなんて期待していない。今の八百長推進システムが変われば、必然的に番付も変わる。
そして常にガチでやることが辛いのであれば、やはり選手側と経営側で団体交渉をすべきだ。

昔のバットマンの映画で高層ビルからバットマンが降りてきてそのまま何事も無く歩いているというシーンをCGで作ったら、俳優が「これじゃ俺の出番が無くなるじゃないか、CGじゃなきゃ出来ないシーンにするか、俺でやりなおせ」と文句をつけ、そのシーンは落下で地面に埋まるシーンに差し替えなったというのを見た。

日本だと意見を言うのは悪いというイメージがあるせいか、互いにぶつかり合う意見を出しあって、落とし所を見つけるということをやらない。八百長なんかいい例ではないか。

また、野球の場合、ただの私企業が経営している選手会にどれほど意味がわるかはわからないが、5億もの年俸を貰える人がいるので、組織があるだけで一応機能はしているんだろう。

マスコミも自分たちの言いたいことしか言わない番組、極少数の人たちの意見を通す番組ばかりつくってきて、本当の討論はできていない。

こうなってくると国民全体のレベルを底上げするしか無いと思う。よって学校の授業ではディベートやそれに類するものをやるべきではなかろうか。違う考えを持つ人の意見を聞くことで、道徳の授業なんかよりよっぽど道徳を養えると思うのだが。

NFL 2010 終了ッ [スポーツ]

とっくに2010年シーズンのNFLが終わっているわけだが、ちょうどMassEffect2やってたりだのなんだのして、Blogを下書きして死蔵しているうちに終わってしまった。

パッカーズがここまでやるとは思っていなかったが、第6シードになった粘り強さを決勝でも遺憾なく発揮したと思う。9-6で3チームが横並びになったときに、ワイルドカードを勝ちとったのを思い出した。
セーフティの選手がケガでいなくなったあと、マシューズが見せた地獄のコンビネーションによるサックは感動した。シーズンスコアは良くないが、チーム一丸となって、スーパーボウルを制したというのはヘッドコーチ、コーディネーターは見事だったといえる。コーチ陣の試合中の表情が超微妙で不安アリアリだったのがまた印象的だった。映像だけ見たら勝てるチームじゃなかった。

スティーラーズもランの強さが発揮されるとあっという間に追いついてスコアを見れば、前半のインターセプトからのタッチダウンが無ければ勝っていたんじゃないかという内容だった。が、やっぱりムラは感じる。それがスティーラーズの味かなぁとは思った。
前半のインターセプト、ディフェンスラインが抜けてきて腕にかかっていたとはいえ、ああいうロングパスはリスキーすぎるとは思うが、度々プレイに組み込んでいるのでアレもスティーラーズの味だと思えば、本当に微妙なところで勝敗が決するのかとも思う。

例えば、ペイトリオッツなんかは、下馬評では優勝候補No1だったらしいが、俺に言わせると、微妙なところでうまく勝てた試合ばかりだったので、ワンチャンスに全力でぶつかるトーナメントではころっと負けるのではないかと不安だった(から過去のエントリでは書かなかったが)悪い予感は当たってしまった。

スティーラーズのランニングバックと比較してみると、なんだかんだいって決勝でも良いプレイを見せたハインツウォードと違い、ジェッツからウェーバーできたウッドヘッドだったりとか、ブレイディじゃなかったらまったくもって勝負にならないチームであることは否めない。事実、二人体制で運用でカバーしていた。

ワイドレシーバーにしても、ジェッツなんかは、長身のワイドレシーバー(名前ど忘れ)がいてセーフティが追いついていても身長差で余裕のキャッチできる状況が生み出せるのに対して、もめて抜けて言ったランディ・モスをはじめ、でかい選手というのがいない。

状況的にはコルツと同じで、クォーターバックだけで持っているチームだなぁと。

あと終わってみると、AFCは予想がつかない一方で、NFCのほうは予想通りというか、パッカーズの目は十分あるだろうなと思ったが、スーパーボウルまで制してしまった。

負け越し出場のシーホークスが買った時点で次のゲームはボーナスゲーム。こういっちゃ悪いが、ホームでないときに勝てる図太さが必要だったので一戦目はあまりアテにならないと思っていたが、その通りになってしまった。ベアーズも悪い頃に逆戻りしてしまって、ふがいない試合で終わってしまった。

イーグルスはラインがザルで、いくらクォーターバックが走れるとはいえ、逆に言うと走らないと勝負にならないから走っているわけで、ラインで勝ったようなもんだった。ラインが明らかに勝負が付いているとクォーターバックが博打に走らざるを得なくなって勝負にならないことが多い。神がかり的なプレーを連発したときだけ勝負になる。

ファルコンズはパスがからっきしだったので、守備がよいパッカーズの餌食だった。

まあ、ひとつ言えるのは、今年は全体的にはいいシーズンだったということ。パッカーズにしても勝ったからいいようなものの、明らかなパスのポロリを連発していて、あれで負けててたら戦犯だったわけで。一強がブイブイ言わせるほうが、マスコミとしてはやりやすいだろうし、実際勝ってるところばかり注目するが、微妙な勝ち負けが多いNFLでは単純なスタッツでは推し量れないものがあり、それが逆にNFLの魅力になっていて、ニュースで見るのと実際に観戦するのとでは情報量が全く違う。解説者泣かせだろうなとは思う。

怪我人が多すぎるので、よりよいリーグ運営を目指して盛り上げていただきたい。あと一度でいいから生でみたいなーと思った。NFCvsAFCのプロボウルはハワイでやったので、それを観に行くのはありかなと思った。

http://www.nfljapan.com/feature/tour/2010/general.html
でも20万はきついなーw


#今回は略語は全部カタカナにしてみたが、読みにくいw



The 10th Inning 「メジャーリーグ~アメリカ社会を映す鏡」 [スポーツ]

元日になぜか1~4回一挙放送だったので、録画しつつ、酒を飲みつつ見た。
シアトルマリナーズというかイチローの熱狂的なファンであるMr.damejimaが取りあえげていたので気になっていた。

http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/1546434.html


昔からの海外ドラマファンには馴染みのあるなぜか原題と全く違う。

TNGでピカード艦長が過去をなくせるならなくしたいと思っている話の原題はTapestoryというタイトルだったが日本語では「運命の分かれ道」

日本人に分かりやすくするのはいいのだが、どうもその背後にある意味合いをカットしてしまっていて不満が残る。英語がからっきしな人間が言ったところで説得力はないのだがw

で、内容はステロイド一辺倒のメジャーリーグの歴史が変わろうとしているというような内容で、アメリカの時代背景と野球を結びつけてドキュメンタリーとしているので普通に最後まで見れた。

しかしステロイドの状況は本当にひどいなぁと。日本のメディアというか解説者が持ち上げていたバッターがことごとくステロイドユーザー。大金が絡んでいると黙殺されるのはアメリカらしい。damejimaは比較的好意的に解釈していたが、自分は「アメリカで大金が絡んだ時の不公平さ」が最後まで払拭されなかったのが不満だった。それでも付き合っていくしか無いというコメントで締めくくっていたが、いい加減どうにかしろといいたい。ステロイドユーザーのバリー・ボンズが記録作って歴史に残るのはアメリカの黒歴史だろう。プギャーと言ってやりたい。

再放送を見て追記
やっぱり、他のスポーツでは同じ薬物で失格、出場停止になっているのにメジャーでは寛容になっていてそれでもいいやというスタンスは納得いかん。一般には薬が販売されていて薬を飲めば簡単に肉体改造ができるという風潮が蔓延しているアメリカ社会、毒と薬を両方売って儲けるアメリカ社会、金さえあれば黙殺されるアメリカ社会のいい例であると強く断言したい。それを選手は聖人君子ではないとか言い出すのは儲けている側の言い分で、それに対して何も出来ないんじゃねぇ・・・
あと映像の造りが、ストーリー上であるのもそうだが、白人のマーク・マクガイアがよくて黒人のバリー・ボンズだとダメという印象もうけた。アメリカの根底に流れる根強い差別思想も感じる。

ステロイドについては以下のように述べていた

・androstenediolというステロイドを使っているメジャーリーガーが山ほどいるらしい
・禁止薬物ではなかったので蔓延していた
・ロック歌手?が金を出して科学者と共同の会社を作り、ステロイドを供給していた

あと、ステロイドについてちょっと気になって調べてみた

http://www.ceri.com/q_v7n2q3.htm

ここに10th inningにもでてきた画像があった。
イマイチCERIがどういう組織なのかよくわからないが、何でも相談室みたいな感じ?

質問
・androstenedione について副作用があることを書いてあるが、androstenediolも同じような副作用があるのか?

図の矢印のところにある英数字は触媒(enzyme)を表している。

・androstenedioneはエストロゲン(女性ホルモン)に変化しやすいので副作用がある。
・androstenediolの場合、エストロゲンになるパスが皆無?なのでそのような副作用は無い
・DHEA(男性ホルモン)のレベルが変わりやすいのでそれを調べればよい?

科学用語ばっかりでさっぱりわからない罠。
従来のステロイドに比べて副作用が少ないので蔓延しているということだと勝手に理解した。


[18禁] NFLの罰則規定 [スポーツ]

http://deadspin.com/5721686/nfl-punishes-jets-for-exposed-body-part-that-is-not-brett-favres-penis

NFL Punishes Jets For Exposed Body Part That Is Not Brett Favre's Penis The league has fined the Jets $100,000 for Sal Alosi's wandering foot, which probably comes to something like $10,000 per inch. If that's the going rate, Brett Favre totally got railroaded.


嘘訳

NFLはブレットファーブのナニと違い、Jetsには全身を罰の対象とした。
NFLはJetsのコーチの摩訶不思議な足に10万ドルの罰金を課した。これは多分1インチ1万ドルというルールなのだろう。もしこのレートなら、ブレットファーブ(の5万ドルの罰金)は完全に決められたものである。

最初()の部分が無かったので意味がよくわからなかったのと、インチといわれてぴんとこなかった。
まず1inch=2.54cmである。

Jetsのコーチの足の大きさを求めてみよう、この理論によれば、
罰金100000$ / レート10000 * 2.54 = 25.4cmとなる。欧米人にしては小柄に思える。

で、ファーブの場合は、5万ドルだったので(ry
欧米人にしては(ry
多分メールでセクハラなどという男らしくない行為にもかけているのだと思う。

という話でしたとさ。

NFL 16週 [スポーツ]

■ジャイアンツvsパッカーズ
 結論から言うとQBの能力の差であったと言える。
 ジャイアンツは攻撃守備共にラインがすばらしくよい。そのため大コケはしないし、QBもサック連発されるようなことはない。が、QBが過保護だと思う。過保護というのはラインが一人多い。そのためショートヤードバリエーションが無く、ランかミドル、ロングパスかのほぼ2択になってしまっていて、後半は完全に対応された。
 パッカーズは脳震盪から復帰したQBが、見事なポケットワークでサックを回避する。大体一人ぐらいはラインから漏れてくるもんだが、その一人をかわせばレシーバーが見つかるというレシーバーとの信頼感。
 どっちもライン、ランがいいので、QBを過保護にしたかどうかが実力差となって現れた。

 前半は互角のように見えたが、例えばNYG 7 - 14 GBPで迎えた2nd 5:25のビックプレー。これは、ジャイアンツのWRが反則ギリギリのテクニックでロングゲインを演出したのであって、QBのテクニックではない。実際、同じプレーを後半にやったら反則を取られてしまった。
 あとパッカーズのラインバッカー マシューズの身体能力の高さがとにかく素晴らしかった。逃げの体制になっているRBに後から追いつける身体能力と、諦めない精神力。後半、後から追いついてボールにパンチをかまし、ファンブル・TOを演出した。しかし、これは単にこの1プレーだけに限った話ではなく、前半のセーフティがこけてレシーバーを漏らしてしまったが、それを追いかけるマシューズがカメラに写っていた。この根性、精神力が彼の武器であると思うし、注目される選手、MVPになった選手ならではのものであると思う。
 ポケットでぬくるだけのQBにマシューズのプレッシャーがかかったとき、試合は決まったと言える。

vlcsnap-2011-01-02-23h39m35s50.jpg

QBにスナップしたところ。矢印はマシューズ。

vlcsnap-2011-01-02-23h40m06s67.jpg

ジャイアンツはランを選択。RBにボールを渡す。当然マシューズはブリッツをしかけていたので置き去りにされる。

vlcsnap-2011-01-02-23h40m26s14.jpg

しかし、常に諦めないのがマシューズ。

vlcsnap-2011-01-02-23h40m34s186.jpg

タックルするのかと思いきや、脇腹・・・ではなくてボールにパンチ!

vlcsnap-2011-01-02-23h41m03s183.jpg

ボールを確保できずに外に出そうになったので55番がとにかく中にいれる。その後パッカーズボールとなった。
ダッシュ力はWRやRBとしても十分通用するんじゃないかと思うぐらいすごい。ワイルドカード争いが非常に楽しみである。


■セインツvsファルコンズ
 これもQBの差が出た。
 ファルコンズのディフェンスはパスカバーを、セインツのディフェンスはランディフェンスをそれぞれ徹底して行うことで相手チームの長所を消しにかかったスタート。互いにせめてを欠いた状態で、スリップによるカバー漏れなどで特典を重ねるが、一方的な流れには最後までならなかった。
 そういう中で気になったのは、ファルコンズとセインツのQBのパス精度。6人以上のレシーバーを使うセインツに対して、メインのWRが決まりすぎているファルコンズはなかなかパスを通すことが出来ない。この組立の差は点差以上のものがあったのではないか。
 試合内容はスティーラーズとレイブンズの試合のような感じではあった。特典は互いにしょうもないミスから特典されていたが、最後の最後はQBの実力で決まったように思える。


2試合ともQBの実力差だったが、QBはHCの意思の反映でもあるので、1シーズン積み重ねてきたものがプレーオフで通用するかどうか判断できる重要な試合でもあった。そう考えると、ファルコンズはランディフェンスの強いチームには攻めあぐねる弱点があり、一発でGo Homeが決まってしまうトーナメントで優勝する感じはしない。
そう考えると、上記4チームではセインツが一番スーパーボウルの確率が高そうではある。
が、セインツはキッカーの不調がまだ治っていない。ボールの回転が横回転のままなので、スランプにも程がある。際どい勝負では負けてしまうだろう。

コルツの試合が31日に放送されるが、プレーオフが今から楽しみである。

NFLの感想 残り2週 [スポーツ]

■セインツ

 序盤はキッカー不調や怪我人の問題もあって優勝チームの面影があまりなかったが、終盤にかけて去年の強さが戻ってきた感じ。
 セインツのHCがディフェンスライン?に「12歩では捕まえられない、直線的に進め、8歩で捕まえろ」というようなことを言っているシーンがあって、本当に8歩で捕まえててびっくりした。HCかっけぇ。

■ペイトリオッツ
 祝プレーオフ一番乗り。
 若手への入れ替えが激しく、ビッグプレーがなかなかおきないが、相手のミスを逃さないようにして勝ってきた。レシーバーもすごい選手がいるわけでもなく、ランも特別すごいわけでもないのに1番乗りできたのは、全員が腑抜けたプレーをしない、プロらしいプレイをしているからだと思っている。

■ジェッツ
 2年目QBサンチェスが絶不調。ファンブルが異常に増えてきたのはオフェンスラインがちゃんとキープできていないのもあるのではないか。バイキングスと同じ現象かもしれない。
 あげくコーチの一人がとんでもない指示を出していたということで「永久追放ものだろ」という声もある。そんな事やってる暇あったら、ラインから見なおせと強く言いたい。

■バイキングス
 HCが勘違いして暴れまくり、せっかくとったモスを放出。オフェンスラインはザルでファーブの連続出場記録は途絶える。あげく、ドームは壊れるといいところなし。QBを入れ替えたところで、オフェンスラインがザルでは勝てるわけもない。

■レイブンズ
 レッドゾーンのディフェンスの強さには憧れるがある。レッドゾーンまで来れば大抵はランで押しこんでしまえと安易なプレコールを出すチームが多いが、それこそレイブンズの術中。あっというまに潰される。
 一方で攻めのほうは並のチームな感じで、プレーに覇気が感じられない。ディフェンスがすごいからそう見えるだけで、十分強いとは思うが。

■49ers
 まだ西地区優勝でプレーオフ進出の目があるので頑張ってくださいw
 と思ったらもう結果が出てて、チャージャーズにフルボッコにされていたw

■スティーラーズ
 ポラマルのサックに期待したいところだが、ここにきて負傷者リスト入り。プレーオフ進出はほぼ確定しているようなものなので、早い復帰が望まれる。

■ファルコンズ
 頼むからBSでやってください


来週はジェッツvsスティーラーズが見所かな

絶対に負けられない戦い in NFL [スポーツ]

テロ朝の連呼とは違い今週はプレーオフをかけた直接対決が放送されていて非常に盛り上がっている。

■スティーラーズvsレイブンズ
負けられない戦いには違いないが、ファンではない自分には眠くなる試合だったw
Statsがほぼ同じチーム同士の対決。どっちもディフェンスがアグレッシブで、ここまでの平均失点が17点というロースコア対決。そして試合内容も互いにTDをなかなかできない展開で、最後まで観るのに3回も寝てしまった。
スティーラーズがけが人が多いとは言え、オフェンスのラインが持たない上に、ここぞというときの反則でなかなか波に乗れない。なんだかんだいってランオフェンス中心なのでレイブンズに潰されてキックという展開が多かった。
レイブンズも攻めのデザインがいまいち。あと、QBのフラッコの判断が遅い気がする。ショートパスの組み立てが物足りない。

タックルを食らってもいないのに進まなかったルーキーや1stダウンとったときのイリーガルフォーメーションなど教育が足りない感がある。
ディフェンスの集まりの速さやカバーに比べると、どっちもオフェンスのデザインが甘い。特にQBの判断が遅いように思える。最後の最後にQBフラッコがパスミスをしてしまったのは謎としか言いようがない。勝とうとする気迫が足りなかった。

■ジェッツvsペイトリオッツ
NFL EASTの直接対決。これのために夜中起きていた。
なんだかんだいってジェッツが勝つだろうと思っていたら、2年目のQBがまさかの大乱調。しょっぱなからインターセプト連発し、最後の最後まで集中力を取り戻せないまま。ペイトリオッツは後半開始直後の3Qにディフェンスが甘くなる節がある(相手が対応してるだけかもしれんが)のでそういう展開になると思ったら、後半になってもまったくパスが通らず、結局最後まで一方的だった。が、勝ち星的にはジェッツのワイルドカードはあるので、このままいくと3回目の戦いもありそうである。
しかし、あまりにもフルボッコだったのでジェッツは後を引く負け方をしてしまった。次の試合は要注目。放送しないだろうが。

■ファルコンズvsバッカニアーズ
勝ち星的に少し差があるが、その差が素直に試合内容に現れていた感がある。
バッカニアーズのプレーが甘かった。どうでもいい反則が多かったし、デザインされていると感じられるプレーも少なかった。

コルツがまさかのプレーオフ進出できずという展開になりそうで最後まで目が離せない。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。